【良馬場で激変】ナリタポセイドンは、道悪のアザレア賞を10着に完敗。前走の予想記事で、「腰が甘い馬だけに、道悪が心配」と記したが、悪い意味で予想が当たってしまった(笑)。ただ、良馬場・直線フラットコースの京都に替われば、梅花賞の再現は十分。ニューダイナスティも、ディープ産駒には珍しい、スタミナ勝負のミドルディスタントホース。軽い馬場での逃げ残りを所望。フジキセキ産駒だけに、2400mに一抹の不安を感じるが、トーセンギャラリーも上げ潮。ラスカルトップは、父のスタミナを受け継いでいる。キャリア三戦、この距離で伸びしろあり。

　前走で勝ち上がったばかりの馬と、同条件でいまひとつパっとしない馬が集まったようなメンバー構成。

　前走同クラス組で唯一パっとしているのが◎ラスカルトップ。前走は13秒台乱発のとてつもないスローペースから、最後の2ハロンが10.8秒→10.5秒と加速していく形で、しかも行った行ったの決着。道中6頭立て5番手の馬が差せるわけがない。それでも0.5秒差で流れ込んだのは、このクラスで通用するメドが立ったと言えるだろうし、今回の未勝利勝ち組が実は揃って好素質馬だったということがない限り、ここでの堅い軸にもなる。

　○はジェームスバローズ。ディープインパクト産駒にしては切れ味不足の感はあるが、今回は引いた枠が良いこともあって主導権を取るか、2-3番手にはいそう。そのまま上位流れ込みを期待。馬券は◎1着固定の3連単と、◎○軸の3連複で。

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【波乱含み】トーセンギャラリーは3走続けてメンバー最速の末脚を披露。末脚はこのクラスでも通用する。ジェームズバローズも掲示板を外したことがない堅実派。昇級でも大崩れはなさそうだ。ニューダイナスティは叩いた上積みが見込める。巻き返しを図るナリタポセイドンに、カレンレッドロック、ラスカルトップを押さえる。