【上位拮抗】ダノンミルは、3歳春の若駒Sを、1分59秒1という、格別な時計で勝った素質馬。ただ、その時計の反動か。何度も立て直しを強いられてきたが、野分特別を1分45秒1で2着。このクラスでは、やはりモノが違う。前走後は、ストレスがたまらないよう、1か月間隔をあけ、慎重に大事に仕上げてきた。カレンミロティックは、旧1000万。ダノンと同週、1分44秒7(二着に0秒7差)で、500万を圧勝。記録を基軸に逆転に虎視眈々。サクラアルディートも、未勝利脱出時の時計で、将来は準OPを予感。

　頭数は9頭と手頃だが、3連単の買い目を絞りやすそうということでここを選んだ。

　◎はカレンミロティック。前回の昇級時は4、3、3、3着と1000万条件では少し足りないところを見せていたが、去勢2戦目の前走は降級戦とはいえレースぶりが一変しており、今度の昇級はいきなり突破できると見て1着固定の◎に推す。

　もともとこの馬は精神的に難しいところがあり行き脚がつかないのと時計への対応力が無いことが課題だったが、前走はそんな過去が嘘のような内容。スムースに好位につけて抜け出してのタイレコード。去勢が効いたのか単に年齢的に大人になったのかは定かでないが、以前の同馬とは一変しているし、買うなら昇級緒戦のここしかない。

　2着も○▲の2頭で決め打ち。近況だけで言うなら▲のほうが上なのだが、脚質的に差し遅れのリスクがあるので◎→○の絡みのほうを厚く取る。

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【小波乱】ダノンミルは昨年クラシックにも出走した素質馬。前走は半年ぶりでも2着に入ったように、このクラスまで降級すれば力が上だった。叩き2走目でV最有力。カレンミロティックは現級でも好走しており昇級は形だけ。イデアは相手なりに走れる堅実さがある。メロートは前走の末脚ならこのクラスでも通用する。サイドアタック、サクラアルディール、メイショウイチバンを押さえる。