【大器の相あり】
メイケイペガスターに、GIマイラーの相あり。デビュー戦の走破タイムは1分36秒6。時計だけをみると平凡だが、レースの上がりが33秒7に対し、自身の上がりは33秒0。直線入り口では11番手という位置取りから、ゴール前2F・推定10秒7前後の連続ラップで一気差し(しかも坂のある阪神)。本年のマイル以上の2歳戦ではナンバー1の、桁違いの瞬発力で馬群を割り、0秒3差に突き抜けている。器を重視のデイリー杯だ。逆転があれば
サウンドリアーナのキャリア。
新潟2歳Sを、従来のレコードを0秒2更新する1分33秒6で走破。474キロに馬体を増やしながら、狭いインに切れ込み勝ち馬とは0秒1差。トレーニングセール出身馬らしく、調教や競馬に対する意識も高い馬だ。三番手には
ダンツアトラスを抜擢。新馬戦はのちの
札幌2歳Sの覇者に力負けを喫したが、ひと叩きでガラリ一変。大幅な時計更新を果たし、後続に0秒6差をつける独走を演じている。ハミ掛かりのいいタイプ、マイルに距離短縮もOK。マイネ
エテルネルは、小倉2歳Sをレースレコードで快勝。
クラウンレガーロは、連闘という強行軍で同レース・ハナ差2着に粘り込んだ。ただ、両馬とも体型を見るとマイルはギリギリ。今回は距離適性を計る上での試金石。
テイエムイナズマは、1分34秒7・上がり33秒9で阪神のマイルを勝ち上がった。1600mの走破タイムとラップの精度は対抗馬に次いで高い。