【血統とは】函館2歳Sは、馬任せに直線入り口で先頭。逃げ込み寸前で、後続各馬に差し込みを許したティーハーフ。確かに1分10秒5という走破タイムも、格別なものではない。しかし、51秒7-37秒8-12秒7(今回手綱をとる浜中が騎乗)という、圧巻の坂路調教に加え、兄は長期にわたって香港スプリント界の頂上に位置するラッキーナイン。全兄は京王杯2歳S2着のサドンストーム。スプリンターとしての前途は洋々。ちなみに、スプリンターは、必ずしも早熟馬ではない。プレイズエターナルも、中央場所・やや重の阪神1200mを1分9秒5で一気差し。ティーハーフが、若さを残したまま、末を甘くするようなら逆転十分。ドリームマークスも、阪神1200m・1分9秒7の意味を、ききょうS3着で証明。エイユーモモチャンは、時計以上に健やかさと伸びしろあり。

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【小波乱】ティーハーフはサドンストーム(昨年の京王杯2歳S2着)の全弟。前走の函館2歳Sでは差し有利の中、2番手からしぶとく3着に食い下がった。自己条件なら押し切れる。スクワドロンは08年スプリンターズSを制したスリープレスナイト全弟。前走は未勝利勝ち直後のGIIで距離も長かった。適クラで反撃する。エイユーモモチャンの初戦は追ってしっかり。センスがよく昇級でも侮れない。ドリームマークスも前走は直線でいい脚を使った。押さえはクインスウィーティ、プレイズエターナルまで。