11R

菊花賞

15:40発走 / 芝3000m (右 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 京都 7日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 18頭
本賞金:11200,4500,2800,1700,1120万円
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 井崎脩五郎の予想

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予想印
1ゴールドシップ(1人気)
6ロードアクレイム(3人気)
10マウントシャスタ(2人気)
15ユウキソルジャー(7人気)
18トリップ(15人気)

井崎脩五郎の見解

・前走馬番が1番から3番「以外」だった、前走非重賞組
※京都過去10年[0-0-0-35]
●2011年該当馬→ハーバーコマンド(4着)、ゴットマスタング(6着)、ロッカヴェラーノ(11着)、ルイーザシアター(12着)、スーサングレート(13着)、シゲルリジチョウ(14着)、サンビーム(18着)
○2012年該当馬→フェデラルホールフジマサエンペラービービージャパンタガノビッグバン

・前走、セントライト記念で4着以下だった馬
※京都過去10年[0-0-0-16]
●2011年該当馬→ユニバーサルバンク(9着)、ベルシャザール(17着)
○2012年該当馬→ラニカイツヨシアーデントエタンダールニューダイナスティ

・前走、神戸新聞杯で4角を10番手以内で通過して6着以下だった馬
※京都過去10年[0-0-2-20]
●2011年該当馬→ダノンミル(16着)
○2012年該当馬→ベールドインパクトミルドリーム

・騎手が乗り替わりとなる、前走4番人気以下馬
※京都過去10年[0-0-1-26]
●2011年該当馬→ダノンミル(16着)、サンビーム(18着)
○2012年該当馬→アーデントスカイディグニティ

・前走3番人気以下の関東馬
※京都過去10年[0-0-0-29]
●2011年該当馬→フェイトフルウォー(7着)、ルイーザシアター(12着)
○2012年該当馬→アーデントフジマサエンペラーコスモオオゾラダノンジェラート

2011年残った馬→オルフェーヴルウインバリアシオントーセンラーサダムパテックショウナンマイティフレールジャックダノンマックイン

【2011年結果】
1着:オルフェーヴル(○)
2着:ウインバリアシオン(○)
3着:トーセンラー(○)

2012年残った馬→ゴールドシップロードアクレイムマウントシャスタユウキソルジャー、トリップ

2012年下半期[星取り表]:●●●○●○●●●●●△○○●△

井崎:できれば避けたかったんだけど……また付いちゃったなあ、トリガミマーク。

須田:そういえば前の△も、ジェンティルドンナヴィルシーナで決まったローズSでしたっけ。3着のアロマティコがヌケてしまった以上、こればっかりは仕方ないですな。

井崎:いちばん最初の消去ネタでアロマティコを消してたんだから、惜しくも何ともないもんな(笑)。しかし、牝馬三冠がすべて同じ結果になるとは、さすがに驚きだよ。

須田:チェリーメドゥーサのマクリがなかったらまた違った結果が出てたのかもしれませんが、アレでグッと面白くなりましたからねえ。ゴール前は大盛り上がりでしたし。

井崎:歓声と悲鳴が場内を埋め尽くしてたもんな(笑)。最後にバタッと止まって5着とはいえ、あれは小牧ジョッキーのファインプレー! 魅せてくれたよねえ。

須田:ええ、ぜひ井崎センセイにも見習っていただき、菊花賞での「魅せる予想」をお願いしたいところですが……この5頭で果たして魅せられますかね?

井崎:大丈夫だと言いたいところだけど、さすがにキツいねえ。ディープブリランテの回避で、ゴールドシップが一本かぶりの人気になるのは確実だもんなあ。

須田:さらに言うと、ロードアクレイムマウントシャスタは確実に上位人気。それにユウキソルジャーも、ソコソコ人気になりそうな気配でして……。

井崎:つまり、ゴールドシップを軸で取ったところで、先週同様にトリガミ濃厚ってワケね。ならば……今週はいっそのこと!!

須田:いっそのこと!?

井崎:トリガミ上等で軸を取らないことにしよう(笑)。力はゴールドシップが完全に抜けてるけど、最内枠はこの馬にとって必ずしもプラスには働かないと思うんだよ。

須田:先週のヴィルシーナと違って、前付けできるような出脚はありませんからねえ。下手すると、皐月賞のように最後方からの競馬になる可能性もあるんじゃないですかね。

井崎:で、前に行ったユウキソルジャーやトリップ、マウントシャスタが粘りに粘る……って形になると、さすがのゴールドシップもそう簡単には差せない気がしないでもない。

須田:最後で一気に弱気になってるじゃないですか(笑)。でも、今年の芝長距離重賞は、実際にそのパターンで荒れまくってますからねえ。前残りは確かに怖いんですよ。

井崎:ケイアイドウソジンネコパンチ、そしてビートブラック! と、ここで気付いたんだけど、よく考えたらこの3レースって、ぜんぶ「逃げ切り」だよな。

須田:ええ。そして今年の菊花賞で逃げるのっておそらく……ビービージャパンですよ。ビービージャパンって、センセイ真っ先に消しちゃってましたよね?

井崎:……ウン、気付かなかったことにしよう。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 3000円

馬連

1

-

2

1点 3000円

馬連流し

2

相手

6

7

16

17

4通り 各1000円

望田潤の見解

 ◎はステイゴールド産駒ノーザンテースト4×3、母父ドクターデヴィアスはトゥルビヨン系のアウトサイダー、そして母系の奥にアリシドンのスタミナと、配合の大まかなアウトラインオルフェーヴル兄弟と似ている。

 3頭とも骨格はノーザンテーストがオンになっているが、そこに硬肉がシッカリついてピッチ走法で加速するのがドリームジャーニーで、柔肉がシッカリついて兄よりストライドが伸びるのがオルフェーヴルで、フェデラルホールはというと柔らかな筋肉が必要最小限しかついていない。

 そうした体質に加えて、ディクタス、アホヌーラ、アレッジド、ガーサントといったアウトサイダーな血が絶妙のタイミングで注入された配合、馬ナリならどこまでも走り続けられそうな全く無駄がない燃費のいいフォーム、これらを全部ひっくるめた上で、この馬はステイヤーなのだと声を大にして言いたい。

 ビッグウィークソングオブウインドデルタブルースなどはステイヤーゆえに中距離での勝ち方が渋く地味で、距離延長を味方につけても勝ちきるまではどうか…と思われたからこそ単勝がついた。九十九里特別の渋?い勝ち方、あれがいいのです。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

3

1点 1500円

ワイド

1

-

3

1点 4000円

3連単フォーメーション
1着

1

2着

3

8

14

16

17

相手

3

4

6

8

10

11

14

15

16

17

45通り 各100円

井内利彰の見解

 菊花賞を調教適性で予想する際、絶対に守るべき点は調教本数。過去6年で馬券圏内に入った馬のうち、本数の少ない調教タイプは皆無。逆に本数が多い、標準多め坂路や標準多め併用といった調教本数の多い系統の調教タイプでは、2008年15番人気2着フローテーション(標準多め併用)や2006年8番人気1着ソングオブウインド(標準多め坂路主体)など人気薄の激走、そして2011年1番人気1着オルフェーヴル(標準多め坂路)のように、人気馬が期待に応えるという万能調教タイプです。

 標準多め系統ということになれば、該当する馬は何頭かいますが、その中でも◎ゴールドシップとしたのは、今回の調教内容が素晴らしいから。競馬予想TV!で使用している調教チャートの比較で言うと、皐月賞1着時と今回の調教内容はほぼ同じです。G1を勝った時と同じ調教内容で、かつ調教適性も優れているのであれば、本命にして然るべきだと判断しました。

 見た目にも素晴らしい動きを見せているこの中間。坂路2Fの自己ベストを1週ごとに更新したように、追われてから伸びることに対する進化はまだまだ継続中。状態がひと息だと判断した神戸新聞杯よりも明らかに今回の動きは「追えばどこまでも伸びていきそう」という印象を受けました。

 こうなると、いつもの単複馬券では勝負できません。相手選びがたいへん重要になってきますが、その筆頭は○ベールドインパクト。明らかに調教過程がおかしかった前走は惨敗。これについて大久保龍志調教師に詳細を伺うかがい、あらためて自分の見方が正しかったと確認できました。今回は前走時とはまったく違う調教内容で、好走時と同じパターンにあると思います。調教タイプも2007年1着馬アサクサキングスと同じ標準多め併用ですから、2着3着の席は確保してくるものと思います。

 △ニューダイナスティは過去に人気薄が激走する「一杯平均」の調教タイプになった時点で買いだと思いますが、最終追い切りで石坂正厩舎の勝負調教にも該当。先行馬の中ではこの馬が最も魅力ありと感じています。

 △タガノビッグバンは一杯平均トラックでもちろん上位評価、標準多め併用の△スカイディグニティは標準多め併用なので、こちらも評価。△ロードアクレイムは前走のレース内容から上積みがありそうですが、調教タイプ的には上積みなく、この評価が精一杯。△マウントシャスタに関しては明らかに前走時の追い切りが良かっただけに、今回はそれ以上という感じではなく、あくまで押さえ。

 △ビービージャパン菊花賞で激走調教パターンである、2週連続併せ馬遅れに該当しているので印を打ちました。あとは△ラニカイツヨシ、△ユウキソルジャーといったあたりですが、☆ミルドリームは角居勝彦厩舎の勝負調教に該当しており、その上、標準多め坂路系統。不気味な存在です。

1.ゴールドシップ
今回:標準多め坂路
前回:標準併用

2.フェデラルホール
今回:標準トラック
前回:標準併用

3.ベールドインパクト
今回:標準多め併用
前回:標準坂路主体

4.ラニカイツヨシ
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路主体

5.アーデント
今回:標準トラック
前回:標準トラック

6.ロードアクレイム
今回:標準坂路
前回:標準併用

7.エタンダール
今回:急仕上げトラック
前回:標準トラック主体

8.ニューダイナスティ
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路

9.フジマサエンペラー
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

10.マウントシャスタ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路主体

11.ビービージャパン
今回:標準坂路
前回:急仕上げトラック

12.コスモオオゾラ
今回:標準少め併用
前回:標準併用

13.ダノンジェラート
今回:馬ナリ平均併用
前回:乗込併用

14.ミルドリーム
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

15.ユウキソルジャー
今回:標準併用
前回:標準坂路主体

16.スカイディグニティ
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

17.タガノビッグバン
今回:一杯平均トラック
前回:一杯平均トラック

18.トリップ
今回:標準坂路主体
前回:地方

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

10

1点 500円

馬連流し

10

相手

13

14

17

3通り 各1000円

ワイド

8

-

10

1点 500円

ワイド流し

10

相手

13

14

17

3通り 各1000円

3連複軸1頭流し

10

相手

8

13

14

17

6通り 各100円

3連単フォーメーション
1着

10

2着

8

13

14

17

相手

8

13

14

17

12通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

8

13

14

17

2着

10

相手

8

13

14

17

12通り 各100円

山崎エリカの見解

 菊花賞は春のクラシック上位馬vs夏の上がり馬の図式となります。そして、例年上位人気に支持されるのが春のクラシック上位馬です。ディープインパクトオルフェーヴルのように、春のクラシックで後続を何馬身もぶっち切っているような馬がいれば話は別ですが、どんなに指数やレース内容が平凡でも、とりあえずクラシックで上位に入線していれば人気になります。上がり馬が夏の間にどんなに高指数をマークしても、どんなにいいレース内容だったとしても、それほど人気にならないのが菊花賞です。過去のレースが上がり馬有利の傾向を示していても、人はクラシックというブランドに弱く、成績が汚れた馬を嫌う……そういった傾向を露呈しているレースと言えるでしょう。

 今春のクラシックでは「ダービーの決着タイムがオークスの決着タイムより0.2秒遅かった」ことが話題となりました。たしかに先日の秋華賞で三冠を達成したジェンティルドンナオークスで強い競馬をしたこともありましたが、今年のダービーはその決着タイムが示すように、私が指数を算出し始めてから15年という歴史のなかで、最も低いものでした。

 しかし、その低レベル3歳世代(この場合は総体的な評価を示します)を補うかのように、この夏は3歳馬が大活躍しました。私は未知の魅力よりも、過去の裏付けにこだわって予想しているので、今年のローカル前半は未知の魅力の3歳馬が勝つのを、指を加えて見ているだけでした。ぶっちゃけ、それが災いして絶不調でしたね。

 でも、途中からそれまでに素質の片鱗を見せていた3歳馬を重視して予想を組み立てるようにしたら、流れが一転しました。つまり、この夏はそれだけ3歳馬が活躍したということなのです。その結果が先日の秋華賞で春のクラシック上位の2着ヴィルシーナと6着アイムユアーズとの間に、3頭の上がり馬が食い込んできた理由であり、この夏の3歳馬の傾向を熟知していたので、ジェンティルドンナヴィルシーナ以外は上がり馬にしか印を打ちませんでした。

 また、菊花賞トライアルの神戸新聞杯セントライト記念も、勝ち馬を除いては上がり馬が上位を占めています。しかし、トライアルで自己ベストの指数をマークした馬というのは、本番で指数をダウンさせる傾向にありますから、むしろ力を出し切れていない上がり馬の巻き返しを狙うほうが好ましいでしょう。

 その上がり馬筆頭◎はマウントシャスタです。同馬は今春クラシック路線ではなく、NHKマイルC路線を使われたことがマイラー色を強めていますが、本当にマイラーなら距離延長の宝塚記念で5着にこれないというのが私の見立てです。しかも、宝塚記念は前崩れの消耗戦。その流れを早め先頭から一瞬押し切るかと思わせるシーンを作っての5着ですから、3着ショウナンマイティあたりと力差はないと考えて良さそうです。休養明けの神戸新聞杯を使われての上積みを期待します。

 〇は新潟芝1600mの新馬戦から徐々に距離を伸ばし、京都芝2400mの梅花賞ではその当時としては圧倒的な強さを見せたミルドリーム。同馬は新潟芝1600mの新馬戦で3コーナー手前から動いて、上位3頭が32秒台の末脚を使った究極の瞬発力勝負で2着に好走しました。このことから、同馬は高速馬場の瞬発力勝負に強いイメージがあり、その後は“キレ”と生かす競馬ばかりをさせられて鳴かず飛ばずの成績を挙げていましたが、梅花賞で一気に指数をアップさせてきました。そのときの引き離された3着馬がのちの青葉賞で2着となり、トライアルのセントライト記念で4着となるエタンダールです。距離延長で一気に指数をアップさせました。

 08年の菊花賞ではオウケンブルースリを◎としました。阪神芝2400mの生田特別で指数を一気にアップさせたこと、前々走の新潟の1000万下(阿賀野川特別)が強い勝ち方だったことが、本命に推した根拠です。ミルドリームは前々走の弥彦特別ではオウケンブルースリほどの指数は出ていませんが、菊花賞というスタミナも問われる舞台で、好転する予感がします。

 ▲は芝路線に転じて未勝利→500万下→1000万下を連勝し、上昇一途のタガノビッグバン。前走の兵庫特別は斤量を無視すると、神戸新聞杯で3着、セントライト記念では2着に相当する指数でした。3走前にタフな馬場状態の中京戦を逃げ切ったスタミナに、近走の勢いを加味すると、連対圏に突入してくるかもしれません。

 ゴールドシップはけっして弱い馬ではありませんが、土曜日の最終オッズで1.5倍というのはさすがに過剰人気としか、言いようがありません。休養明けの神戸新聞杯で自己ベスト指数をマークした馬のほとんどはドリームジャーニーのような結果(神戸新聞杯1着→菊花賞5着)になるので、「うっかり馬券に絡みませんように!」と祈りつつ、ボーナス100万円超えを狙います。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

3

1点 1000円

馬連

1

-

10

1点 4000円

馬連

1

-

6

1点 3000円

馬連

1

-

3

1点 2000円

高橋学の見解

 過去30年から、■消える馬、をチェック。

アーデント…芝2勝以下馬のうち、前3走内に2200m以上の芝重賞で連対がなく、前走(体重増減10キロ以上時除く)6着以下かつ0秒6以上敗退で斤量増加は[0-0-1-30]

エタンダールセントライト記念で0秒4以上敗退の芝2勝以下は[0-0-1-29]

コスモオオゾラ…前走芝G1戦3着内好走除く3カ月以上休養馬は[0-0-0-8]

スカイディグニティ…キャリア8戦以上で、前3走内に2400m以上の芝OP戦1着・重賞戦3着内の好走がない馬のうち、2勝以下かつ京都芝連対ゼロは[0-0-0-60]。このなかには、前走セントライト記念3着内好走馬が13頭もいたが馬券に絡まず。また、前3走内に、8月以降の非重賞芝、斤量53キロ以下で連対外かつ0秒4以上敗退がある芝2勝以下馬は[0-0-0-13]

 さらに、父ブライアンズタイム産駒(H5年デビュー)は、初期こそナリタブライアンをはじめとするG1馬を多数輩出したが、昨年は重賞26戦0勝、H15年?24年の10年間、2200m以上の芝G1戦では[0-1-0-23]、H17年の天皇賞春14番人気2着のビッグゴールドが唯一の連対例と血の活力が低下傾向。

タガノビッグバン…前4走内に「未勝利戦」使用歴がある馬は、前走重賞3着内好走馬を除き[0-0-0-23]

ダノンジェラート…2走前に500万戦使用がある場合、そこで3馬身以上の快勝できなかった馬は[0-0-0-36]。この中には前走G2戦3着内好走馬が7頭もいたが馬券外

■トリップ…前走芝重賞以外の2400m未満戦使用馬は[0-0-1-37]

ニューダイナスティ…前3走内に斤量57キロ未満で着外(4着以下)が2回以上ある馬は、前走2400m以上の長距離戦3着内の好走馬を除き[0-0-2-88]

ビービージャパン…前2走とも1800m以下使用は[0-0-0-30]

フェデラルホール…前3走とも条件戦以下のレースを使用し、前走敗退or1馬身未満辛勝は、京都芝3着内好走が5回以上あるコース適性馬を除き[0-0-1-51]

フジマサエンペラー…芝を8回以上走って1勝以下は[0-0-1-25]。また、1勝馬は、過去40年[0-0-0-17]

ミルドリーム…前4走内に1800m以上のOP戦1着・重賞戦連対歴がなく、前走9月以降の2400m以上芝良・稍重で0秒6以上敗退馬は[0-0-0-27]

ユウキソルジャー…前2走とも2400m以上使用(ダービー除く)し、前走非重賞戦敗退or1馬身未満辛勝、または前走重賞戦着外(4着以下)は[0-0-0-15]

 また、キャリア10戦以上馬のうち、前3走内にG2以下戦で着外が2回以上あり、前走3歳重賞戦で1秒以上完敗馬は[0-0-1-24]

ラニカイツヨシ…右コーナーを6回もクリアしなければならない京都3000m。右芝を5回以上走って0勝or右芝を10回以上走って1勝は[0-0-1-31]

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

3

2着

1

3

8

10

15

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

58通り 各100円
3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

1

相手

2

6

7

8

10

15

16

42通り 各100円

三田明太の見解

 直前で回避したディープブリランテだけでなく、春の実績馬がこぞって戦線離脱した今年の菊花賞路線。実際、ダービー出走馬は5頭で、重賞勝ち馬は2頭だけというメンバー構成。また、指数的に見た場合、今年は夏に使った馬の指数が例年より低いのも特徴だ。

 指数的には、皐月賞ゴールドシップ宝塚記念マウントシャスタがマークしている「114」が抜けているが、この2レースは重い馬場での消耗戦だっただけに、京都の高速馬場におけるロングスパート適性とそのままリンクするとは思えない。

 指数上位の2頭は抑えに回して、ベールドインパクトで一発を狙ってみたい。前走の神戸新聞杯で1.9秒差の10着に惨敗しているが、過去の指数推移を見る限り、前走のようなハイペースで上がりが掛かる消耗戦よりも、平均的なラップが続く持久力勝負の方にベクトルが向いているのがポイント。実際、3走前の京都新聞杯では、超高速馬場を後方待機からポジションを押し上げる競馬で、皐月賞、ダービーとほぼ同じ指数をマークしている。

 また、春の高レベルレースだった同じ京都外回りのきさらぎ賞で、上位2頭はとは真逆の競馬で3着に入り、指数を跳ね上げた実績も、このメンバー構成なら強調できる材料。インコースでロスのない競馬ができれば、過去最高のパフォーマンスを見せても驚かない。

 相手は指数上位2頭に加え、距離延長で指数を上げた実績を重視してユウキソルジャーニューダイナスティを絡ませておきたい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

16

1点 2000円

馬連

1

-

8

1点 2000円

馬連

1

-

7

1点 1500円

馬連

1

-

13

1点 1000円

馬連

1

-

4

1点 1000円

馬連

8

-

16

1点 1500円

馬連

7

-

16

1点 1000円

古澤秀和の見解

1番:キッチリ仕上がる。勝ち負け。
8番:脚長で距離向く。
16番:素晴らしいデキ。上位争い。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【悠々の二冠】ゴールドシップは、3歳世代屈指の、3000mの菊花賞でこそステイヤーだ。ダービーの走破時計、5着という着順はどうか。皐月賞はあまりにハマりすぎた。2分1秒3は平凡と読む人もいたが、春の中山は毎週の雨で芝の内側が荒れ、道中はほぼ全馬が馬場の五分以上外に進路をとり、100mは余計に走る距離的ロス。やや重という馬場を加味すれば、実質は1分59秒台に匹敵するHレベル決着。最速の上がりで、力でもぎとった皐月賞だった。ただ、パワー勝負の皐月賞は、シンガリ一気のロングスパートが功を奏したものの、ダービーは瞬発力勝負に泣き5着惜敗。ステイヤーは、10秒台の速い上がりラップには確かに弱点がある。後方に位置する、ワールドエース・マークも裏目だったか。しかし前哨戦の神戸新聞杯は、行き脚のついた3コーナーすぎから、11秒台のラップを推定5ハロン連続して計時し、持久力と底力を再確認。最速の上がりでゴールに飛び込み、菊の大輪をガッチリと視野に入れた。父のステイゴールドは、海外のドバイシーマC(当時はGII)、香港ヴァーズ(GI)など2400m以上の重賞で4勝。母の父は天皇賞(春)を2勝・2着1回のメジロマックイーン。血統的にも3000mの長距離戦は約束の地。スパートのタイミングさえ間違えなければ二冠が濃厚。大勢は2着争い。ダービー上位組が不在で、相手は近走の内容と充実度を重視。対抗にはスカイディグニティを抜擢だ。セントライト記念は2000m通過が1分59秒0。しかも7Fめからの残り1000mは、11秒8-11秒7-11秒5-11秒4-11秒7と、11秒台のラップが5連続する、菊花賞には不可欠の持久力と底力型のラップが顕著。ダービー以降の前哨戦の中ではレースの質はナンバー1だった。鞍上は、折り合い重視、底力勝負の欧州競馬シーンでもまれてきたメンディザバル。枠は外目の16番だが、前走2着とラップの精度を信頼だ。フェデラルホールの父は、本命馬と同じステイゴールド。前走の九十九里特別は、2000m通過が2分4秒1。レースの質は落ちるが、上がりラップは11秒8-11秒5-11秒2-11秒9。4F連続して11秒台を叩きだし、内容はセントライト記念に準ずるラップをマークしている。コースロスの少ない1番枠も追い風だ。セントライト4着のエタンダールは、底力がたっぷり詰まった、メンバー中一番の欧州系の長距離配合。同5着のラニカイツヨシも、二連勝の反動を慮り、前走は重目の造り。本番を見据え末脚を確認する感じのレース内容だった。一歩前進あり。セントライトよりレベルが落ちるとみて、△の三番手としたが、神戸新聞杯2着のロードアクレイムは5月の遅生まれ。母はオークス馬。馬体を増やしながらの神戸2着と、血統的にもワンステップアップあり。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

17

相手

1

2

8

15

16

5通り 各1000円

ワイド流し

17

相手

1

2

2通り 各2500円

須田鷹雄の見解

 個人的には、年に一度のお楽しみ。今年は○ゴールドシップの力が抜けているが、力量だけでは勝負が決まらないのが菊花賞の面白いところ。適性の面で強調できる馬を選びたいところだ。

 ◎はタガノビッグバン。金曜発売で2、3番人気になっていて驚いたが、土曜には落ち着くべきところに落ち着いてきた。母の父リアルシャダイという血統は長距離戦では絶対に買うべき要素。さらに先行タイプであることも強みとなる。正直なところ内枠がほしかったが、この枠だからこそ腹をくくってスタートから前に出していってくれると信じる。

 ▲フェデラルホールも魅力は大きい。内ラチ沿いをうまく立ち回ることができれば、チャレンジャーの立場にある馬にはチャンスが広がる。◎とこの馬のどちらかが4角で後続を突き放すような体制になると面白い。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
7エタンダール(8人気)
4ラニカイツヨシ(11人気)
18トリップ(15人気)
16スカイディグニティ(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

7

16

18

12通り 各400円

3連単BOX

4

7

16

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

6

10

15

17

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

10

相手

2

6

15

17

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

17

相手

2

6

10

15

24通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【伏兵注意】皐月賞馬のゴールドシップがV最有力だ。秋初戦の神戸新聞杯は2着馬に2馬身半差を付けて、危なげない勝ちっぷり。ひと夏越して心身ともにパワーアップを遂げた。末脚がしっかりしており、折り合いに不安がないのも強みだ。マウントシャスタ宝塚記念で古馬相手に5着と健闘。この馬も折り合いがカギになる。タガノビッグバンは3連勝中の上り馬。先行力も魅力だ。フェデラルホール

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

6

7

15

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

6

7

15

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ゴールドシップドリームジャーニーオルフェーヴルフェイトフルウォーと同じく「ステイゴールド×メジロマックイーン」という組み合わせ。母ポイントフラッグには鈍重なシノーヌ=シカンブル5×5という全きょうだいクロスがあるので、自身にプリンスリーギフトのクロスがあるといっても軽快なスピードタイプではない。距離延長はまったく問題ないだろう。前走の神戸新聞杯は、明らかに仕上がり途上だったにもかかわらず、ライバルたちを楽々と破って力の違いを見せつけた。長くいい脚を使えるタイプなので京都の外回りコースは合うはず。

 ○エタンダールは「ディープインパクト×モンジュー」という組み合わせ。母の父モンジューサドラーズウェルズの子で、英ダービー馬と愛ダービー馬を4頭ずつ送り出しているように、スタミナ面には絶対の自信がある。青葉賞2着の成績があるが、3000mならさらにいい。強気の先行策なら活路が開ける。

 ▲フェデラルホールは「ステイゴールド×ドクターデヴィアス」という組み合わせ。ピリッとした脚はなさそうな配合だが、それでもスローで展開した前走の九十九里特別を楽勝した。ノーザンテースト4×3はドリームジャーニーオルフェーヴルの兄弟と同じで底力が感じられる。持続力が要求される3000m戦ならこのメンバーのなかでも上位だろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

1

8

17

2着

1

2

7

8

10

15

17

相手

1

2

7

8

10

15

17

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 ◎タガノビッグバンは、直結コースの阪神芝2400mで施行された兵庫特別(1000万下)を制した。また、500万クラスは芝2600mで勝ち上がり、長距離戦を得意にしている。3歳で古馬相手の1000万特別を勝てれば、同世代相手の重賞は通用する。実際に一昨年の菊花賞は、前走で兵庫特別を制したビートブラックが13人気ながら3着に激走している。

 ▲ニューダイナスティは、京都芝コース4戦3連対、直結コースの京都芝2400mでムーニーバレーRC賞を勝利している。また、(直結コースではないが)新潟芝2200mの佐渡特別を勝っていることから、京都や新潟の直線平坦なコースを得意にしていることがわかる。前走のセントライト記念は凡走したが、急坂のある中山は合っていないことから、京都に替わって変身を期待できる。

 △ユウキソルジャーは、京都芝コース2戦2勝、直結コースの京都芝2400mで、かきつばた賞を勝利している。菊花賞で穴をあける馬は、「長距離適性のある先行馬」が多い(一昨年の菊花賞7人気1着のビッグウィークや13人気3着のビートブラックなど)。ユウキソルジャーは、500万?1000万特別を2400m以上の長距離で勝ち、先行脚質でもあることから穴馬として注目する。

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