【V2十分】クリノスターオーの前走・1分53秒7は、同開催の2歳1800ダート戦では、文句なしのナンバー1。着差はわずかだが、上がりも36秒3と優秀。単に相手が強かっただけ。相手も、クリソライトで、ほぼ順当。新馬戦で0秒1差の接戦を演じた、その勝ち馬は、ヤマボウシ賞を連勝。前回の1分38秒9も、2歳現時点のマイルのタイムとすれば出色。単穴は、ウェーブオーキッドの血統的可能性。フミノファルコンは、迷いなくハナを叩く。1400m新馬勝ち組は、一気の距離延長?

　2歳500万条件のダート中距離戦というのはそれほど施行数が多くはなく、年に2、3鞍。基本的には11月と12月にのみ組まれる。500万条件というと前走で勝ち上がった馬、前走も500万条件の馬、前走でオープンに使われていた馬の3通りがあるが、この条件は前走勝ち上がり組、それも新馬ではなく未勝利を勝ってきた馬が強い。前走500万条件組は距離延長の形になるケースが多いので、それが成績の伸びない一因かもしれない。

　前走で未勝利を勝った馬に求められるのは、勝つべくして勝ってきた馬であること。基本的には前走1、2番人気であることが望ましい。また、ハナにこだわらない先行タイプであること、半馬身以上の着差をつけて勝ってくることが望ましい。ここはルメールを確保した◎マイネルクロップがそのイメージに近い。

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【小波乱】クリソライトの前走は大外を回りながらも、メンバー最速の末脚で2着。クラス2走目でVを決める。クリノスターオーは初ダートで適性を示した。走破時計も上々だ。ヴェリーバンブーの初戦は余裕たっぷりの快勝。フミノファルコンは距離延長がプラスに出た。キンショータイム、ドコフクカゼ、ロードクラヴィウスを押さえる。