【ほぼ順当】2歳牝馬チャンプ・
ジョワドヴィーヴルが、
桜花賞に向け始動開始。キャリア1戦で臨んだ前回の阪神JFは、外一気の強襲。見た目も豪快だったが、残り2ハロンのレースラップは11秒0。位置取りから逆算すると、先行勢に取りついた脚は、推定10秒半ば。最後は流す余裕で楽勝だから底がしれない。幼いころから数多くの人間と触れあってきたこともあるのだろう。パドックでの立ち居振る舞いは威風堂々。420キロ前後の軽量を感じさせない、ダイナ
ミックなフットワークも他を圧している。半姉の
ブエナビスタを超えるとも言われる、資質開花を見守る
チューリップ賞だ。対抗一番手は
ジェンティルドンナ。阪神JF前日の未勝利戦で11秒0というレースラップを踏襲。次走のンザン記念を、牡馬相手に過去10年で2番目の1分34秒3という好タイムで制覇。総合力は互角だ。ただ、中間熱発。追い切りは動いたものの、目に見えない影響も。一角崩しは、石坂厩舎の僚友
エピセアローム。前回の阪神JFは、馬体に張りを欠き、併せ馬では
ジェンティルドンナに遊ばれ、バタバタになるシーンが見受けられたが、立て直しが功を奏し、
小倉2歳S制覇時の活力と覇気が前面に出てきた。マイル戦も逃げ切り圧勝あり。距離も大丈夫。馬連・馬単は、絞れば◎から○▲の二点。
ハナズゴールは、前走の東京戦で上がり33秒0という目の覚める切れ味を披露。馬体を維持できれば一発があるが、当日のパドックを見るまでは確証が持てない。
スピークソフトリーの前回の末脚も、それなりに見どころはあるし、
ウイングザムーンも、暮れの阪神マイルを1分35秒2で未勝利勝ち。時計は足りているものの、上位三頭とはスケールが違いすぎる。