◎はダノンバラードの全弟だが、こちらのほうが伸びのある体型で、母系のパワーとスタミナがよりオンになっている。近親のシングスピールを思わせる持続力に富む中距離馬で、鋭い瞬発力こそないが長くいい脚を使えるタイプ。

　前走は小倉の高速馬場でちょっとゆっくり構えすぎたのため前を捕まえきれなかった。距離延長も急坂もプラスだし、阪神内回りは持続力にモノを言わせるには最適の舞台だから、ここは決めるだろう。阪神の内回りだから、ロベルトの血を引くパワー型の○▲を相手本線にとりたい。

【連軸不動】ロードハリケーンは、小倉の未勝利を1分59秒4で脱出。11秒6-11秒5という加速ラップの意味を、鳥栖特別でさらに練磨。半兄は皐月賞3着馬ダノンバラード。腰がプリッと大きくなれば、OP近くまで出世が望める血統背景あり。ククイナッツレイも、北海道シリーズの長距離戦を、しぶく戦い抜いてきた。ただし、若干背ったれ。輸送で馬体が減るようだと、踏ん張りや伸び脚に影響を及ぼす。グランプリブラッドの前残り。ラブラドライトも、秋に一変のある血統馬だ。

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【波乱含み】血統馬のロードハリケーンは、まだまだ出世できる素質の持ち主。前走は勝負どころで外にモタれた分の2着で、昇級2戦目で勝ち上がる。ククイナッツレイは切れる脚に欠けるが、相手なりに走れる。タガノレイヨネもしぶといタイプで崩れない。グランプリブラッドの前走は古馬初対戦でも崩れなかった。コウユータイセイ、アクアブルーフライ、ローレルジャブラニを押さえる。