【上位拮抗】メイショウユウダチの新馬戦の鮮烈さを、ダート替りで見直し。脚抜きのいいダートとはいえ、2歳夏で1分12秒4は水準を1秒超。上がりは最速、2着以下には9馬身の圧勝を思えば、時計短縮も1F延長もOK。母系はジェイドロバリー×SS配合。12月の全日本2歳優あたりの、短距離-マイルのダート重賞の1つはいける器だ。アースゼウスの前走・1分11秒5も、同週の古馬500万の1200ダート二鞍と僅差。後続に5馬身差圧勝を加味すれば、将来はOP。マルヴァーンヒルズの1分13秒6、カシノピカチュウの1分12秒8も、数字以上の破壊力あり。こうしてみると今年の2歳は、短距離ダートシーンは、けっこう層が厚いですね。

　今年最初に行われるダートの2歳500万条件特別レース。昨年までは東京のプラタナス賞が最初だったと思うが、今年は1週前倒しで阪神に設定された。

　この条件で悩むのは、新馬を勝ちたての馬とレース数を消化している馬とではどちらが良いのかという問題。もうひとつは、ダートにこだわってきている馬と芝からきた馬のどちらが良いのかという問題である。

　まずクラス変動だが、意外なことに新馬勝ちの馬と未勝利勝ちの馬の間に成績差はなく、むしろ未勝利組のほうが連対率などはやや上。経験を積んだことが生きるのかもしれない。芝からきた馬はオープンから降りてきた組の回収率が高いが、勝率連対率が高いわけではなくたまに人気薄馬が激走して回収率を整える形になっている。

　ここは未勝利勝ちの組から、1400mにメドがたっている◎ストゥーディアスを中心に馬券を組み立てたい。

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【混戦】マルヴァーンヒルズの初戦はモノ見をしながら圧勝。最後は流す余裕があり、1ハロンの距離延長も問題ない。メイショウユウダチの前走は初芝の重賞で流れも厳しかった。新馬戦で楽勝したダートなら上位争いになる。カシノピカチュウは追ってしっかり伸びていた。アースゼウスも前走の勝ちっぷりなら差はない。アップトゥデイト、ストゥーディアス、スマートアレンジを押さえる。