【余勢をかって】平坦の小倉をワタシマッテルワ。未勝利を勝ち上がったばかりだが、京都・阪神マイルで、1分33秒台の決着にも対応していた、隠れた実力馬。1分47秒8.2着を0秒6とチギり捨てた、前走の勢いを買いたい。当面の目標はフミノポールスター。前走の国東半島特別は、1000m通過・58秒4というHラップを、自身が先手を奪ってのレコード決着。あの6着は、滋味深い。フクラムサイフは、同レース5着馬。近走ひと息も、スズカアンペールの三走前・六波羅1分32秒3を、惑星に一考。

　小倉芝1800mは頭数が揃うと流れが厳しくなるため、要求されるスタミナの量が増えるのか距離短縮組(前走で1800mより長い距離を走っていた馬)が好走しやすい。ここでは距離短縮組が◎スズカアンペールと○フミノポールスターの2頭しかいないので、対象馬を絞る手間も省けて好都合だ。

　この2頭の比較で◎を上位に取った理由のひとつは単純に格。1000万条件でも連対した馬と昇級2戦目で前走6着とではやはり前者を取らざるをえない。また、距離短縮組を買う理由として流れが厳しくなる点を主張しているわけだから、逃げる可能性も高い○を上位に取るのでは辻褄が合わなくなる。

　◎は成績表の上では小倉と相性が悪いが、小倉の3走はいずれも後方でなにもできずに終わった競馬ばかり。最近は以前より良い位置を取れるようになってきている。

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【混戦】フクラムサイフは復帰後、1戦ごとに粘りが増してきた。強敵不在の今回は押し切るか。ライジングサンはダートで現級勝ち。芝でも未勝利時に2着の実績がある。ワタシマッテルワの前走は3馬身半差で快勝。同舞台なら昇級でも侮れない。1000万下でも連対しているスズカアンペールに、ティボリペガサス、フミノポールスター、タガノグーフォを押さえる。