【混戦を断つマジック】ヒラボクマジックは、現級の1000万条件で[1322]。二度の着外は、1着失格と休み明け。函館とコース形態の似た、福島の1700ダートで3着2回。ざっとメンバーを見渡して、力量・実績上位は明らか。この組み合わせなら、力でマクり切れる。二の筆頭はフィールザラブ。札幌ダート・1分44秒7の良質な勝ち時計あり。ヒルノクオリアは、ローカルの1700ダートと密接な結びつきのある、中央場所の1400ダートに良績。モツれてジェットヴォイス、キタサンシンガー。

　実績ということではここ3走同クラスで2着を続けているヒラボクマジックなのだが、同馬の脚質で今回の枠順はちょっと危ない。前走はうまくさばくことができたが今回はテン乗りでもあるし、そもそも中山→函館では差し追込タイプにとってリスクが増す。

　そこで同馬は2着までと想定し、もっと前に行ける馬に1着をとってもらう前提の馬単を買ってみたい。◎はキタサンシンガー。昨年の函館では結果が出なかったが、当時は逃げバテしたのをきっかけに消極的な競馬を続けてしまった。好位からのレースで1着を取った直後の今回は、より函館に合ったレースをしてくれるのではないかと思う。

　こちらも1着の可能性を見込む○にフィールザラブ。こちらは逆に、昨年の北海道シリーズ（札幌）をうまく利用した1頭。上のクラスでは位置取りからして若干苦しかったが、降級すれば昨年と同様のレースができるだろう。

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【伏兵注意】ヒラボクマジックは差し脚堅実で今回も首位争いが十分。フィールザラブも休み明けだが現級勝ちの実績に注目できる。キタサンシンガーも流れに乗れれば連勝が視野に。アンティークカラーは前走大敗も初距離での一発に警戒が必要だ。流れ込み図るビタースウィートが穴。ハルカフジは長休明けだが残り目に少々マークしておきたい。