函館と札幌の開催時期が入れ替わったH9年以降の16年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。なお、H21年は代替札幌開催。
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ヴァイサーリッター…キャリア2-3戦の1勝馬で、前走OP以外のレース1馬身未満の辛勝馬は[0-0-1-19]。ヴァイサーは、前走未勝利戦1/2馬身差1着。
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ウインイルソーレ…先日9日に16歳で死亡した
ファスリエフ産駒の1400m以下芝の準OP以上戦成績は[0-0-0-16]。フランス芝1200mのGIモルニ賞を勝つなど5戦5勝で欧州2歳牡馬チャンピオンになった
ファスリエフは、今年も90頭に交配と上々の人気だが、産駒には恵まれず、重賞はH23年
函館2歳Sパチャママの8着が最高成績。
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キタサンラブコール…キャリア1戦馬のうち、前走芝1200m良・稍重を使用し、「逃げ」または「先行=2・3番手」のケイバで、2馬身未満Vかつ時計が1分11秒5を切っていない馬は[0-0-2-9]。キタサンは、前走1馬身差Vで時計は1分11秒7。
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テルミドール…
函館2歳Sで「逃げた」馬は[0-4-1-11]と未勝利でスピード一辺倒の馬には厳しいレース。前走OP以外の芝1200m戦を逃げて2馬身差以上の快勝ができなかった馬は[0-0-0-12]。
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ドラゴンスズラン…
父ゴールドアリュールはダートGI戦4勝、産駒もダートGI戦2勝の
エスポワールシチー輩出などダートでの活躍は目覚ましいものがあるが、産駒の1400m以下芝のOP以上戦成績は[0-0-1-25]。
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トーセンシルエット…調教は各陣営によって様々だろうが、函館W良・稍重でラスト1Fが13秒0以上かかっていた馬は[0-0-2-30]。トーセンは、馬なり14秒7。
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ニシケンムート…前走ダート1000m使用の芝未経験馬は[0-0-0-28]。H11年、前走函館ダート1000m戦で9馬身圧勝の
エピグラフが1人気に支持されたが「経験の差が出て」4着敗退。
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ハッピースプリント…前走ダート戦を使用し1秒以上の圧勝できなかった芝未経験馬は[0-0-0-26]。ハッピーは、前走0秒9差1着。
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ファソン…前走1000m戦使用馬のうち、前走体重が440キロ未満だった快速小型馬は[0-0-1-15]。
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マイネルディアベル…前走北海道以外のレース使用馬は[0-1-2-18]と未勝利で、このうち前走1秒以上の圧勝馬を除くと[0-0-2-17]。昨年、前走阪神芝1200m戦0秒7差1着の
ティーハーフが2人気に支持されたが、中2週、体重10キロ減と長距離遠征(一週前入厩だが)が響いたか僅差3着。中2週のディアベルも一週前入厩だが…。
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マイネルフォルス…連闘馬は[0-0-2-6]。
フォルスの前走時計は、同日の古馬1000万戦より1秒4も遅く、
クリスマスの前走時計が同日の古馬1000万戦に僅か0秒1、と比較するとかなり見劣り、連闘の勢いもどこまで通用するか。
□1番時計
その年のメンバーで函館(H21年は札幌)芝1200m1番時計だった馬のうち、
(1)連対を外していないこと
(2)5月以降の遅生まれではないこと
(3)前走OP以外戦使用の場合、1馬身以上の快勝であること
以上の3項目をクリアしていた馬は、
函館2歳Sが良馬場で行われたとき[3-4-2-0]。
快速条件を満たしている
クリスマスが◎
ただし、函館2S逃げ馬[0-4-1-11]に加えて、8枠に入った馬[0-3-4-25](※1枠馬は[3-3-0-15])と未勝利では、全面的支持というわけにもいかない。