【再び輝くルナ】天の川は、57.5キロのハンデのぶん、3着に終わったルナ。しかし、2月の小倉戦・1分45秒7という走破タイムは、ペースの違いこそあれ、翌日の関門橋S(準OP)を、1秒2も上回る破格の逃げ切り勝ち。春興Sも、57キロを背負い1分32秒8。同開催のGIII・ダービー卿CTと、わずか0秒2差の好記録で押し切っている。別定条件なら、力で押せる。寿S・1分59秒3のトラストワン。ゼロスも、3歳時は重賞路線を歩んできた潜在的格上。連闘勝負。

　以前に本欄で書いたことがあるが、4歳降級馬がいちばん馬券になりやすいのは準オープン。その意味で、◎ルナの前走3着は至極妥当な結果だ。1番人気での3着だから不満なファンもいるだろうが、逃げ馬と道中最後方の馬が1,2着というトリッキーな展開、しかも自身はトップハンデで1,2着には2キロ以上与えての3着だから仕方ない。

　定量に戻ったここは順当に突破すると期待。ひとつ内の枠に○ゼロスが入ったというのは脚質的にバッティングする面があるが、ゼロスは是が非でもハナへ行きたいというタイプではなく、ルナが主張すれば番手で折り合うだろう。

　そのゼロスはオープンでも馬券になっていた馬だけに、自分の競馬ができれば昇級も問題にはならない。もう1頭重視したいのは▲アナバティック。準オープンに1年半以上滞留し大敗も多いのだが、2着歴はあり侮れない。前走内容には復調ムードを感じる。

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【混戦】難解だが、再度の好位差しが狙えるスマートリバティーを主軸に取る。ルナは単騎逃げが見込めそうで粘り込みが期待できそうだ。ゼロスは昇級戦も力量上位で引き続きチャンス。トラストワンは休み明けだがメンバー的に流れ込みが考えられる。アナバティックは叩き2走目の粘り強化に一考。ポケッタブルゲームの叩き一変にも警戒しておきたい。