「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形は、ハーツクライやバブルガムフェローなど前受けして抜かせないしぶとさが持ち味なのだ…ということはよく書いている。

　またオリオールという血はハイインロー血脈でも屈指の底力とスタミナと気難しさを誇り、メジロパーマー(オリオール4×5)やスマートファルコン(オリオールの孫ヴェイグリーノーブル5×3)といった大物逃げ馬を輩出してきた。

　◎セミニョンは父がマンハッタンカフェで、母母父がリファール系ダンシングブレーヴ、そして4代母の父がオリオール直仔セントクレスピンだから、前受けしてナンボ、というより逃げなければ二束三文の血統だ。

　久々にハナを切った前走がオイデオイデの楽勝で、これで全2勝が逃げ切り、妹のマリーアルーア(現役1勝)も未勝利勝ちは逃げ切りで、母トリアノンも芝短距離の逃げ馬だったし、セントクレスピンのオリオール魂は脈々と受け継がれている。

　ヘイロー≒ボールドネシアン≒ヴェネチアンジェスター≒ドローン3･5×4･5だから内回り向きの機動力はあるタイプだし、同型不在でまた単騎有望、有力どころは差し追い込みばかり、狙える材料は揃っている。

【上位拮抗】シャドウバンガードはクラスに勝利実績。末脚上々で差し切りに期待。前走競走中止も大きなアクシデントに至らなかったエックスマークは立て直され力量発揮。底力あるマイネルディーンは馬体減がカギも気配は良好。ラスヴェンチュラスも素質クラス上位で争覇圏。アロヒラニも力をつけており侮れず、レオプログレスやトーセンハルカゼにも注意を払いたい。

【返し馬を見て】トーセンハルカゼが一気呵成。未勝利を勝った時も、それなりにいい馬だなとは思っていたが、前走の返し馬で、OPの資質を確認。「腰がパンとすれば」という表現があるが、33秒7の瞬発力は、まさにソレ。勝ってセントライトだ。まずはシャドウバンガードとの叩き合い。新潟の内回り2200mは、位置取りに注文がつき、意外に難解。赤倉特別・2分12秒2の捌きに注目。資質ならエックスマークだが、不器用な馬だけに、内回りの2200mがどうか。マイネルディーンは、基本的には距離が1F長い。ただ松岡は、このコースでは前残りを見越して積極的に動かしてくる。レオプログレスも好調。ラスヴェンチュラスは、切れ味は知っているが、2200mという条件?

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。