【クラシックへダイビング】
寒竹賞の再戦模様だが、東京の2400mにかわれば、
ダイビングボードが躍進。跳びの大きな、小脚のつかえない
ダンスインザダーク産駒だけに、小回りの中山の前走は、案の定というか。行き脚がつきかけた勝負どころの三分三厘で、前をカットされ態勢を立て直す不利。坂上から追い上げたものの、0秒4差と詰め切れなかったが、上がり34秒0の怒涛の追い込みを決めた東京コースなら話は別。近親には
秋華賞2着の
ムードインディゴ。底力勝負の府中のダービーディスタンスは望むところ。当面の敵は
寒竹賞2着馬
アイズオンリー。前回は1000m通過・1分0秒8というミドルラップの上に立ち、メンバー中最速の上がりで勝ち馬と4分の3馬身。2分1秒8は、暮れのOP・
ホープフルSと0秒2差だった。血統は異なるものの、同じ芦毛――
オークス3着の、昨年の
アイスフォーリスとイメージがだぶる。単穴は
アルヴェロン。
ダイワメジャー産駒にしては、首・背中・四肢が長く、瞬発力というよりは11秒台のラップを丁寧に並べる中距離馬。特性を見越し、陣営もこのゆりかもめに照準を絞ってきた。惑星は
サンバジーリオ。
若竹賞は距離延長に期待を持たせる末脚。