【上昇一途】
フレイムオブピースの勢い断然。昨年夏、一時期芝路線も模索したが、ダートに戻した12月の阪神戦を4馬身差の楽勝。1分50秒7は前日の麻耶S(準OP)を0秒2上回る優秀さ。その時計通り、昇級の1000万も、先団馬群を見据え勝負どころで一気に進出。残り1Fで先頭に立ち、後続を1馬身半と振り切る完勝。全力で追ったのは正味200m、まだ一つギアを残している。3歳時と違ってレースをあきらめないようになった点にも注目。新馬勝ちは東京の1400ダート、コース替りも不問だ。対抗は
ナイトフッド。右回りはフットワークがぎこちなく、前走の
師走Sも引っかかり気味に外を回り5着と伸びを欠いたが、現級の東京マイルは3・2・4着と高値安定。斤量も1キロ減となる。一角崩しがあれば
セイカフォルテ。
アレキサンドライトSは、久々と道悪が影響したか。砂を被りレースを投げ出してしまったが、左回りの新潟で3勝。二走前の
ながつきS2着で現級のメドもたてている。
サミットストーンも、10月の東京戦を1分36秒8の好タイム勝ち。良馬場なら変わり身を期待していい。
タイガースラムは同時期の東京で、1000万を1分37秒2で突破。570-580キロの巨漢馬だけに、
パワーを要する冬場のダートも向いている。1ハロン距離が長い印象はあるが、
ヴィンテージイヤーは3歳春OPに駒を進めた好素材。良績のある東京を目標に乗り込みは入念。