11R

フェブラリーS

15:40発走 / ダ1600m (左) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 東京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:9400,3800,2400,1400,940万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・東京大賞典からのローテをのぞく、前走4着以下馬
※東京過去9回[0-0-1-64]
●2012年該当馬→ダノンカモン(4着)、タガノロックオン(6着)、ライブコンサート(10着)、ヒラボクワイルド(11着)、スマイルジャック(14着)、セイクリムズン(15着)
○2013年該当馬→タイセイレジェンドイジゲンヤマニンキングリーカレンブラックヒルダノンカモンエーシンウェズンテスタマッタガルボ

・前走芝レース出走馬
※東京過去9回[0-0-0-18]
●2012年該当馬→ライブコンサート(10着)、グランプリボス(12着)、スマイルジャック(14着)
○2013年該当馬→カレンブラックヒルガルボ

・騎手が乗り替わりとなる前走3着以下馬
※東京過去9回[0-0-0-37]
●2012年該当馬→ヤマニンキングリー(9着)、ライブコンサート(10着)、スマイルジャック(14着)
○2013年該当馬→セイクリムズンイジゲンテスタマッタ

・前走6番人気以下馬
※東京過去9回[0-0-2-36]
●2012年該当馬→ライブコンサート(10着)、トウショウカズン(13着)、スマイルジャック(14着)
○2013年該当馬→セイクリムズンナムラタイタンタイセイレジェンドヤマニンキングリーテスタマッタガルボ

2012年残った馬→テスタマッタシルクフォーチュンワンダーアキュートエスポワールシチートランセンドケイアイテンジンナイキマドリード

【2012年結果】
1着:テスタマッタ(○)
2着:シルクフォーチュン(○)
3着:ワンダーアキュート(○)

2013年残った馬→マルカフリートグレープブランデーエスポワールシチーガンジスワンダーアキュートシルクフォーチュン

2013年上半期[星取り表]:●◎●○○●

須田:おっかしいなあ、共同通信杯は当てるのは簡単とか言ってたはずなのに……なんで黒星が付いちゃってるんですかね、井崎センセイ?

井崎:……なんでだろうねえ。

須田:しかも、人気薄だった3着のマイネルストラーノはおろか、勝ったメイケイペガスターまでヌケ。今のところ、今年いちばんの「恥ずかしい結果」ですなあ。

井崎:とはいえ、今年の勝敗はまだ五分五分だからな! 今週のフェブラリーSをキッチリ的中させて、勝ち越しと中央G1初白星を目指すとしよう。

須田:お、今週は妙に自信ありそうじゃないですか? ならばさっそく、消去ネタの内容を拝見しましょう。まずは、前走4着以下馬の消去ネタからです。

井崎:これがまた、見事なまでに東京大賞典組しか来てないんだよ。[0-0-1-64]という結果を見てもわかるように、信頼度はバツグン! それにたぶん、須田クンも喜ぶだろ?

須田:カレンブラックヒルについて、ですね(笑)。そりゃまあ、センセイに本命を打たれるくらいなら無印にしてもらったほうが……って、なぜ心の声がこんなにも素直に!

井崎:ハイハイ(笑)。まあ、次の「ダート替わり組の消去ネタ」でも消しにしてるし、今回が初ダートのカレンブラックヒルガルボは、やっぱり厳しいんじゃないかねえ。

須田:そして次が、乗り替わりの消去ネタ。コレも、意外なほど来てないんですよね。

井崎:G1での乗り替わりがマイナスっていうのは、過去にも繰り返し述べてきたことだよな。[0-2-2-54]という乗り替わり馬のトータル成績からして、かなり買いづらいよ。

須田:で、最後に前走6番人気以下馬を消去して、残ったのがこの6頭。全体的に人気スジでトリガミが怖くはありますが、意外にオッズが割れそうですし……難しいですね。

井崎:テスタマッタイジゲンが人気になってくれると、少しは安心して買えるんだけどなあ。だからといって軸取りに失敗したら悔しいし、確かに難しいねえ。

須田:この中からもし軸を取るとしたら、どの馬を選びますかね?

井崎:悩ましいけど、ワンダーアキュートがいちばん信頼できそうな印象かな。混戦なのは間違いないし、白熱した素晴らしいレースが期待できそうだね!
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 100円

馬連フォーメーション
1着

2

16

2着

2

6

7

12

14

16

相手
9通り 各300円
3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

16

相手

6

7

8

11

12

14

36通り 各200円

東大ホースメンクラブの見解

 2013年最初のGI、フェブラリーS

 今年はダート初挑戦のカレンブラックヒルが1番人気を集めるという、まれに見る人気の展開になっています。

 まずは同馬の取捨が大きな分岐点となりそうですが、過去10年で東京競馬場で行われた9回のフェブラリーSを振り返ると、前走芝から挑んだ馬は【0-0-0-18】という惨憺たる結果に。アドマイヤドンイーグルカフェといった既にダートGIのタイトルを持っていた馬ですら着外に敗れています。ですからここも、ジンクスは健在と期待し、カレンを切って高配当を狙いにいきます。

 レースの展開を考えると、芝スタートを利するカレン、逃げ宣言をしているタイセイレジェンドを筆頭に、エスポワールシチーも続いて、ある程度速い流れが予想されます。そうなると、昨年と同様、最後は差し・追い込み馬の台頭があるのではないかと思われます。

 そこで、脚質を重視して本命から単穴までは◎2番 グレープブランデー、○16番 シルクフォーチュン、▲14番 テスタマッタ、とします。

 本命のグレープは、本レースのステップとなるべく移設された前走の東海Sが優秀な勝ちっぷり。過去10年で最多の4勝を挙げている5歳馬ということもあり、このまま勢いに乗ってGI戴冠もなるでしょう。対抗のシルクは、昨年のこのレースで2着、GIIIのタイトルも3つ獲っており、展開さえはまればGIもいつ勝ってもおかしくない馬。しかし、7歳馬の勝ちが過去10年ないことから、1枚割り引きました。テスタマッタは昨年の優勝馬ですが、その後は歯切れの悪い競馬が続いており、単穴評価にとどめておきます。

 以下、△には3頭、6番 エスポワールシチー、7番 ガンジス、12番 ダノンカモンをピックアップ。

 エスポワールは年齢が気になりますが、昨年の南部杯で優勝、エルムSでもローマンレジェンドとタイム差なしの2着と、地力は確かなものがあります。カレンやタイセイを先に行かせて控えられれば粘り込む展開もありそうです。4枠には同馬主の実力派4歳馬2頭が入りましたが、出遅れ癖のある8番イジゲンは見切り、7番のガンジスを重視。6戦続けて馬券から外れていない安定感も魅力です。最後に12番のダノンカモンは、人気薄ながら2年続けてこのレース4着の実績馬。先週JRA重賞初制覇を達成した若き鞍上の手綱にも期待したいと思います。

東大ホースメンクラブ sonic

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

13

1点 1700円

複勝

13

1点 3500円

馬連流し

13

相手

2

7

11

14

4通り 各300円

3連単フォーメーション
1着

13

2着

2

7

11

14

相手

1

2

3

7

11

14

20通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

2

14

2着

13

相手

1

2

3

7

11

14

10通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

2

14

2着

2

7

11

14

相手

13

6通り 各100円

井内利彰の見解

 過去5年のフェブラリーSで馬券圏内に入った15頭のうち、10頭の調教タイプが本数の多い「標準多め系統」。標準多め系統といっても、乗込は10頭中、1頭、スパルタは0頭ですから、ほとんど標準多めだと考えてください。

 標準多めということになれば、7頭残ることになりますが、その中から◎エーシンウェズンとなったのは「最終追い切りが栗東坂路で、併せ馬が遅れ」という調教条件。2004年以降、この条件に該当した馬は4頭いました。

2005年ノボトゥルー/15番人気14着
2007年サンライズバッカス/3番人気1着
2009年カネヒキリ/1番人気3着
2012年テスタマッタ/7番人気1着

 勝率50%、単複回収率は100%超えという優秀な数字を残しており、過去9年で4頭ですから、非常に希少な調教パターンのデータとなります。

 併せ馬で遅れるということは、一見すると調子が落ちているなどの判断ができます。ただそれはあまりに無謀すぎます。各馬の好走時と比較して、その時の追い切りで先着しているのか、遅れているのか、その確認は必要でしょう。エーシンウェズンの場合、3走前の霜月Sエーシンハダルに遅れています。それであの強い勝ち方ですから、遅れ自体には全く問題はありません。

 そしてフェブラリーSで併せ馬に遅れているという事象について。1600mという非常に微妙な距離、長い直線の東京競馬場。併せ馬で先着するよう前向きさがあると、レースでもゴール直前でスタミナ切れになってしまう。だから、坂路だと一瞬に加速できずに遅れてしまうような、エンジンの掛かりがタイプに調教適性の高いレースなのではないでしょうか。

 実際、前走の敗因についても野中賢二調教師は「もともと一瞬の切れ味で勝負するようなタイプではないから、前走のようにペースが遅くなってしまうと、一瞬で加速できる馬に差されてしまう」と分析。そして「霜月Sのように、外枠から小出しに脚を使っていく方が持ち味が活きる」ということですから、13番枠もベスト。蛯名正義騎手も手綱を握って3走目。ベストパフォーマンスを発揮するための誘導は頭に描かれていると思います。

 2012年に制したフェブラリーS時とほぼ同じ追い切り内容は○テスタマッタ。ただ最終追い切りでは舌を越さず、今年の方が最後までしっかりと走らされた印象。その分、終い最速ラップが踏めています。もちろんこの馬が連覇しても不思議ない、そんな状態です。

 ▲グレープブランデーは前走からまだ上積みがありそうな素晴らしい馬体。調教タイプが標準坂路だけに、この評価が精一杯ですが、勝てる雰囲気を持ち合わせています。

 ☆カレンブラックヒルに関しては、仕上がりに全く問題ないと判断しています。しかしこの馬の場合、非常に前向きさを備えたスピード馬だけに、それが仇になって、最後のひと踏ん張りが利かないケースもありえるでしょう。普通なら1着あって、2着3着なしという馬券にするのかも知れませんが、私は逆。強さは認めても、1着はないという狙い方にしたいと思います。

 15日に微調整追い切りで仕上がり万全の△ガンジス、あとは3着候補に△マルカフリートと△セイクリムズンとしました。

1.マルカフリート
今回:一杯平均トラック
前回:急仕上げトラック

2.グレープブランデー
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

3.セイクリムズン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

4.ナムラタイタン
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック

5.タイセイレジェンド
今回:標準坂路
前回:標準少め併用○先

6.エスポワールシチー
今回:標準多め坂路
前回:地方

7.ガンジス
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

8.イジゲン
今回:標準併用
前回:標準トラック

9.ヤマニンキングリー
今回:一杯平均坂路
前回:急仕上げトラック

10.ワンダーアキュート
今回:標準多め坂路
前回:地方

11.カレンブラックヒル
今回:標準坂路
前回:標準多め併用

12.ダノンカモン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

13.エーシンウェズン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

14.テスタマッタ
今回:標準多め坂路
前回:標準併用

15.ガルボ
今回:標準トラック
前回:標準多め併用

16.シルクフォーチュン
今回:標準トラック
前回:急仕上げトラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

6

1点 5000円

馬連流し

6

相手

8

10

2通り 各1500円

馬連流し

6

相手

2

7

12

13

4通り 各500円

山崎エリカの見解

 トランセンドなどの旧勢力が引退。JCダートの勝ち馬ニホンピロアワーズ、東京大賞典の上位2頭が不出走で、今年のフェブラリーSは層の薄いメンバー構成となりました。

 そのような状況だから(?)、キャリア5戦目で毎日王冠を勝利し、シルポートのオーバーペース逃げの番手を追走して天皇賞(秋)でも5着のカレンブラックヒルが休養明けでこことぶつけて来るようですが、キングヘイロースーパーホーネットなど、GIで好走実績のある馬がこのレースで通用しなかったように普通は厳しいです。確かにレベル(?)のこのレースを、初ダートで3着に好走したトゥザヴィクトリーのような馬もいますが、それくらいの馬ならば、今後はドバイワールドCなど、海外の大レースで活躍してもらいたいです。層の薄い今年のフェブラリーSで有力視すべきは、ハイレベル世代の生き残りか、まずまずのレベルにある4歳勢の成長力でしょう。

 ◎はハイレベル世代の生き残りエスポワールシチーを推します。前走の東京大賞典はスタート直後にバランスを崩して躓き、後方からの競馬となったために5着に敗れました。また、前々走のJCダートは、3走前の南部杯で力を出し尽くした後の一戦で自ら先頭に立つ厳しい競馬をしたために10着に敗れました。

 しかし、楽勝だった昨年のかしわ記念や南部杯レベルのパフォーマンスで走られたら、今回のメンバーでは太刀打ちできません。3年前、このレースを楽勝の実績もあるように、同馬の本質はマイラー。先行勢手薄のここなら上位争いが濃厚と見ます。

 〇は出遅れ癖というリスクがあるために狙いを下げましたが、昨秋の武蔵野S勝ち馬イジゲン武蔵野Sは3馬身(タイム換算でおよそ0.5秒)出遅れての1着でしたから、その走りは字面のタイム(指数)よりも高い評価ができます。前走のJCダートは前々走で異次元の走りを見せたダメージで15着大敗を喫しましたが、立て直されての今回は巻き返しを期待します。

 ▲は昨年のJBCクラシックを圧勝した、ハイレベル世代の生き残りの1頭ワンダーアキュート。1600mだと追走面に不安がありますが、昨年のフェブラリーSで3着の実績から侮れません。

※2月1日に新書『逃げ馬を極めて億を稼ぐ-山崎エリカの競馬アカデミー-』(白夜書房)が発売されました。逃げ馬の馬券回収率は毎年200%前後あり、今回逃げる馬を完全に読みきったならば、毎年回収率が200%前後になります。本書は今回で逃げ切れる逃げ馬を見分けるためのものとなっておりますので、是非ご一読下さいね♪

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

2

-

10

1点 6000円

ワイド

2

-

4

1点 3000円

馬単

2

10

1点 1000円

高橋学の見解

GII別定戦→GI定量戦に変更されたH9年以降の16年間(H15年は中山1800m)から、■消える馬をチェック。

イジゲン…前走ダート戦で着外(4着以下)かつ1秒以上完敗馬のうち、前年秋10月以降に1600m以上のダートGI・GII戦連対またはGIII戦2馬身以上快勝歴がなかった馬は[0-0-1-48]

エスポワールシチー…7歳以上の高齢馬は、前走年明け1600m以上ダート重賞戦連対馬や前年秋10月以降に1600m以上ダート重賞戦連対が2回以上ある馬、または前年に1600m以上ダートGI戦連対が4回以上もあった実績馬を除き[0-0-1-49]

エーシンウェズン…前3走内に1600m以上のダートGI・GII戦3着内の好走歴がなく、前走GIII以下戦で連対を外しているうえに斤量増加は[0-0-0-33]

ガルボ…前4走内にダートのGI・GII戦連対またはGIII戦1着歴がなく、GII以下戦で着外が2回以上あった馬は[0-0-1-59]

カレンブラックヒル…前走芝使用馬でダート戦3勝以下は[0-0-1-31]、GI格付け前のハンデ・別定戦時でも[0-0-0-17]

ガンジス…前2走とも1600m未満戦使用馬で前走敗退馬は[0-0-2-46]。H19年、同ローテのシーキングザベスト(武蔵野S1着→ギャラクシーS1着→根岸S2着)が0秒8差6着で、鞍上の福永騎手「距離はこなせるけど、GIメンバーでは1600mは微妙に長い」とコメント。

シルクフォーチュン…前3走ともGIII以下のダート戦を使用して1馬身以上の快勝がない馬は[0-0-1-37]。H16年、該当馬で前走GIII平安Sアタマ差1着のタイムパラドックスが4番人気支持も6着だった。

セイクリムズン…前走ダート戦10番人気以下の低評価馬は[0-0-1-16]

タイセイレジェンド…前走ダート戦10着以下の大敗馬は[0-0-1-25]

ダノンカモン…3走前に重賞連対がなく、前2走とも6着以下は[0-0-0-22]

テスタマッタ…左回りダート(H15年は右回り)を5回以上走って連対率5割未満馬(マル地・カク地馬は対象外)は、前走ダートGI戦連対馬や前走左回りダート(H15年は右回りダート)重賞戦0秒2差内好走馬を除き[0-0-0-43]。H13年1着・H14年3着時のノボトゥルーは左ダート連対率が5割以上あったが、H16年は4割台に低下し、前走左回りGIII根岸Sで0秒3差3着も9着だった。テスタマッタは、前年1着時は前走GIII根岸Sで0秒2差3着が、今回は0秒3差6着。GI戦、コンマ1秒を侮るなかれ。

マルカフリート…東京ダート(H15年は中山ダート)を2回以上走って連対がない馬は[0-0-0-11]

ヤマニンキングリー…前3走内にダート戦、斤量56キロ以下で5番人気以下かつ1秒以上の完敗があった馬は[0-0-2-30]

 ◎は前走左回りのGII東海S勝ち馬グレープブランデー。5歳以下馬で、前年秋10月以降に2戦以上消化し、前走左回り(H15年右回り開催除く)のダートGI戦3着内・GII戦連対・GIII戦1着好走馬は[7-3-0-3]で、このうち、ダート20戦以上4勝以下の実績不足馬や東京ダート2回以上走って連対なしのコース適性が見劣る馬、または1600m以上連対なしの距離実績がない馬を除くと[7-3-0-0]。

 今年からフェブラリーSの前にステップ戦として設置された左回りGII東海S(昨年までは5月開催)が本番でどう反映されるかは未知数だが、少なくともコース形態の類似(中京競馬場のダートコースの直線約411mは東京の約502mに次いで2番目に長い、また直線約2mの登り勾配)から関連性が深まることは間違いない。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

12

1点 4200円

3連複軸1頭流し

12

相手

10

14

16

3通り 各400円

3連複フォーメーション
1着

12

2着

2

10

12

14

16

相手

1

2

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

46通り 各100円

三田明太の見解

 今年のポイントは世代交代があるかの1点だろう。指数的に見ると、現7歳勢は近年でも屈指の指数をマークした世代で、逆に下の世代は指数的な裏付けが現時点ではない。当然、若い世代の伸びしろを読む必要はあるが、このレースに関しては、7歳世代が全盛期の指数をマークできなくても、まだ足りると読んでみたい。

 本命は人気急落のダノンカモン。2012年は馬券圏内に好走したのが1度だけだが、それが同じ舞台の武蔵野Sで、しかも当日になっての鞍上交代という側面もあった。2走前のジャパンCダートの指数は2011年と同じで、着順ほど急激な衰えは感じない。得意の1400m→1600mの距離延長で妙味を見出したい。

 相手本戦は同じ7歳のテスタマッタシルクフォーチュンワンダーアキュート。下の世代では2走前に「125」をマークしているグレープブランデーを。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

5

1点 2000円

馬連

5

-

8

1点 2000円

馬連

5

-

6

1点 1500円

馬連

5

-

7

1点 1000円

馬連

2

-

5

1点 1000円

馬連

4

-

8

1点 1500円

馬連

4

-

6

1点 1000円

古澤秀和の見解

2番:能力は一番ぐらい。距離が1ハロン短いだけ。
4番:デキ良い。一番競馬しやすい。
5番:柔らかくてデキ良い。展開有利になりそう。
6番:デキ良い。
7番:ギリギリの仕上げ。
8番:芯が入って良くなった。アタマまである。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

4

5

7

10

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

7

相手

4

5

10

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

4

5

7

11

14

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【波乱含み】イジゲンは難しさあるも能力抜群。東京相性良好でG1奪取に期待。ガンジスはダートで100パーセント連対。成長もしておりチャンスも十分。ワンダーアキュートも力量確かで好勝負が見込める。カレンブラックヒルはダート未知数も血統的にも対応可能。タイセイレジェンドはマイペースでしぶとい。昨年完勝のテスタマッタも侮れず、ナムラタイタンはじめ差のない馬が多く波乱も十分。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【異次元の走り】世代の壁、GIの壁を打ち破る、イジゲンの走りを期待。年によってペースの違いもあるが、フェブラリーSの舞台となる東京1600ダートは、コーナー二つの緩やかなコースだけに基本は直線勝負。ラスト2ハロンでどれだけの末脚を繰り出せるかが勝負の分かれ目となる。イジゲンは、秋嶺Sを11秒4-12秒1で楽々と逃げ切り勝ち。武蔵野Sは11秒5-11秒9というレースラップを直線だけで外一気のゴボウ抜き。逃げ差し自在に、2走前の武蔵野Sでは11秒5-11秒9の脚を2ハロン連続して駆使。過去フェブラリーSの勝ち馬で、確たる11秒台のラップを2ハロン連続して示した馬は、まず見当たらない(特にラスト2ハロン目の11秒5は出色)。東京マイルダートのイジゲンの瞬発力は群を抜いている。確かに初の57キロはネック。持ち時計1秒の更新の必要性もあるが、明け4歳馬の可能性を問うフェブラリーSだ。逆転があればカレンブラックヒル。芝のGI・NHKマイルは、前後半3-4ハロンがほぼ同タイム・同ラップで推移(3Fは35秒1-34秒6、4Fは47秒3-47秒2)。追ってバテず、しぶとく二の脚をつかって連勝を重ねてきた内容は、武蔵野S・JCダートを圧勝したクロフネに近く、ダート馬としての資質にあふれている。単穴はエスポワールシチー。東京大賞典は出遅れて5着に終わったものの、パドックを見て、改めてこの馬の健やかさに唸ってしまった。昨年の南部杯の圧勝、エルムSの激闘もそうだが、馬体の造り、スピードに陰りなし。1分34秒9で完勝した、平成22年の再現も十分とみた。前年の覇者テスタマッタ根岸Sを叩いて、次走は心身ともに緊張感が増すだろうという造り。本番は2キロ減になる。昨年2着のシルクフォーチュンは、カペラSからここ一本に照準。根岸S2着のガンジスも好調をキープ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

10

相手

2

14

2通り 各1700円

3連複フォーメーション
1着

10

2着

2

14

相手

2

6

7

12

13

14

16

11通り 各600円

須田鷹雄の見解

 ダートGIは、新顔が登場しづらくなかなか新陳代謝が進まない条件。地方側で行われるレースは中央枠に入る難しさを考えると当然でもあるが、16頭出られるフェブラリーSでも状況は同様。過去の成績を振り返ると、結局は前走でダートG1を好走していた馬が強い。ダートの一流馬には昨年のトランセンドのようにいきなりどこかで弱くなるという現象もあるが、さりとて実績馬を全部無視して進めるのは無謀でもある。

 今年「前走ダートGI・3着以内」の条件に該当するのは◎ワンダーアキュートだけ。ローテーション的には押せ押せだが、前売りを見る限りそれを補えるだけのオッズになっている。勝ち切るタイプの馬ではないので3連単のアタマ付けにはしづらいが、いわゆる連軸としては機能してくれると見る。阪神ダート2000mも含め芝スタートのコースで崩れていないのも良い。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

6

10

14

12通り 各400円

3連単BOX

5

6

10

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

4

8

14

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

4

8

14

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎カレンブラックヒルは「ダイワメジャー×グラインドストーン」という組み合わせ。父ダイワメジャーは芝向きの傾向を示しているが、ノーザンテーストクリムゾンサタンとパワー兼備の血を抱えているので、配合次第ではダートをこなす大物を出せる種牡馬だと思われる。母チャールストンハーバーはパワーを感じさせるアメリカ血統。母の父グラインドストーンはケンタッキーダービー馬で、日本における代表産駒エコルプレイスはダート馬だった。2代母の父ストームキャットは北米でリーディングサイアーとなったパワー型の名種牡馬。同じくダイワメジャー産駒で母方にストームキャットを持つメジャーアスリートは、2歳時に芝で3戦して勝てず、ダート替わりとなった東京ダ1600mの未勝利戦でレコード勝ちを果たした。東京コースのダートは比較的軽いので、おそらく戸惑ったり苦にすることはないだろう。初ダートでGIを制した馬は過去に1頭もいないが、挑戦していれば勝っていたであろうクロフネは、(1)血統的にダートこなす下地があった。(2)芝でGI級の力があった。この点からカレンブラックヒルを考察すると、(1)(2)の条件にいずれも当てはまる。とくに(2)に関してはクロフネと同じNHKマイルCの覇者、という共通点がある。おそらく初ダートがGIというハードルを乗り越えて勝ち負けに持ち込めるだろう。すんなりと外目の好位をキープできれば早めに先頭で押し切れるはず。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

7

8

2着

2

7

8

11

12

14

16

相手

2

7

8

11

12

14

16

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 ◎グレープブランデーは、直結コースの中京ダ1800mにて施行された東海Sの勝ち馬。東海Sは昨年まで5月開催だが、今年から1月開催に変更され、フェブラリーSまで中3週の最適なローテーションとなった。また中京ダートは、東京と同じ左回り・直線に坂のあるコース。そこで重賞を制したグレープブランデーは、東京ダ1600mに対して適性がある。実際、3歳時に東京ダ1600mのユニコーンS(GIII)を連対。直結と同コースの両重賞を激走した馬となる。

 ○イジゲンは、東京ダ1600mにて2戦2勝。秋嶺S(1600万下)は圧勝、重賞の武蔵野Sは大きく出遅れながらも直線で差し切った。東京ダ1600mに対するコース適性が高いため、前走のJCDは惨敗したが、得意コースに替わって巻き返せる。

 ▲ガンジスは、昨秋に適性の高い条件(ダート1400から1600m)を見つけて成績安定。近5走で直結コースと同コースに出走して3勝を挙げ、5戦連続で連対した。前走は直結コースの根岸Sを2着。昨年のフェブラリーSの1-2着が根岸Sで馬券になった2頭のように、このローテーションは注目できる。

厳選予想 ウマい馬券