11R

天皇賞(秋)

15:40発走 / 芝2000m (左 B) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 東京 9日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 17頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走海外組をのぞく、前走3番人気以下かつ6着以下だった馬
※東京過去10年[0-0-1-49]
●2012年該当馬→アーネストリー(11着)、シルポート(12着)、ネヴァブション(14着)、フェデラリスト(15着)、マイネルスターリー(16着)、トランスワープ(17着)、トゥザグローリー(18着)
○2013年該当馬→ナカヤマナイトダイワファルコントゥザグローリートーセンジョーダンフラガラッハオーシャンブルー

・前走で2着以下だった6歳以上馬
※東京過去10年[0-0-0-49]
●2012年該当馬→ジャガーメイル(7着)、アーネストリー(11着)、シルポート(12着)、トーセンジョーダン(13着)、ネヴァブション(14着)、マイネルスターリー(16着)
○2013年該当馬→ダイワファルコントゥザグローリートーセンジョーダンフラガラッハレッドスパーダ

・前走2番人気以内馬をのぞく、前走でG1&G2以外に出走していた馬
※東京過去10年[0-0-0-8]
●2012年該当馬→トランスワープ(17着)
○2013年該当馬→レインスティックフラガラッハ

・前走10番人気以下馬
※東京過去10年[0-0-0-14]
●2012年該当馬→ジャスタウェイ(6着)、ネヴァブション(14着)、マイネルスターリー(16着)
○2013年該当馬→ヒットザターゲット

・前走1番人気馬をのぞく、馬番15番-18番に入った馬
※東京過去10年[0-0-0-27]
●2012年該当馬→トーセンジョーダン(13着)、マイネルスターリー(16着)、トゥザグローリー(18着)
○2013年該当馬→レッドスパーダヴェルデグリーン

・前走宝塚記念組と札幌記念組をのぞく、馬番15番-18番に入った馬
※東京過去10年[0-0-0-28]
●2012年該当馬→カレンブラックヒル(5着)、トーセンジョーダン(13着)、マイネルスターリー(16着)
○2013年該当馬→レッドスパーダダノンバラードヴェルデグリーン

2012年残った馬→エイシンフラッシュフェノーメノルーラーシップダークシャドウサダムパテックナカヤマナイトダイワファルコン

【2012年結果】
1着:エイシンフラッシュ(○)
2着:フェノーメノ(○)
3着:ルーラーシップ(○)

2013年残った馬→コディーノエイシンフラッシュジャスタウェイジェンティルドンナトウケイヘイローアンコイルド

2013年下半期[星取り表]:◎○○●●●●●◎●△●●△○●△

須田:やっぱりエピファネイア、圧勝フラグが立ってましたねえ(笑)。

井崎:もう「疑ってゴメンナサイ」ってくらい強かったなあ。素直にエピファネイア軸で流しておけば、△じゃなく○だったとは……もう、大反省だよ。

須田:でも、2着サトノノブレスと3着のバンデをどちらも残せていたので、被害は軽微。絞り込み方は間違ってなかったんですから。そう落胆せず、ぜひ今週で挽回を!

井崎:そう、キッチリ挽回してみせたいところなんだけど……コレがまた難しい(笑)。ものすごく面白いけど、ものすごく難しいんだよ、今年の天皇賞(秋)ってさ。

須田:でも、消去ネタを見るかぎり、信頼度が高そうな上にそれなりには絞り込めているじゃないですか。パッと見たカンジ、けっこうイケそうな気がしますけど?

井崎:では須田クン、ここから軸馬を1頭だけ選べと言われたら、どれを選ぶ?

須田:……なかなか悩ましいところですな。買いやすいのはジェンティルドンナエイシンフラッシュなんでしょうけど、自信があるかといえばビミョーなところです。

井崎:そう、先週とは違って、軸をものすごく取りづらいんだよ!

須田:そんな先週で軸を取らずにトリガミを食らった井崎センセイが、ココで軸を取って的中できるワケがないと! なるほど、大納得です。

井崎:そうそう、絶対に間違う自信がある……って、なんてこと言わせるんだよ(笑)。でもまあ、軸を取りたくないっていうのはホントの話。紛れもありそうだからね。

須田:トウケイヘイローも展開は楽そうですが、天皇賞(秋)を逃げ切ったケースって近年、お目にかかった記憶がないですからねえ。

井崎:最近だと、いちばん惜しかったのがダイワスカーレットかな。その前となると……もしかしてニッポーテイオーか!?

須田:センセイ、ソレぜんっぜん最近じゃないですから(笑)。

井崎:というわけで、ここはひねらず素直にこの6頭で! いずれも好走しておかしくない条件を備えている馬だと思うし、中波乱くらいなら十分ありそうだからね。

須田:では、アンコイルドジャスタウェイでの決着にでも期待しましょうか(笑)。かなり期待薄な気がしますが、何が起こるかわからないのが競馬ですからね。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 200円

馬連BOX

6

7

9

3通り 各1000円

馬単1着流し
1着

6

相手

7

9

2通り 各1000円

3連単フォーメーション
1着

6

9

2着

6

7

9

相手

6

7

8

9

11

12通り 各400円

東大ホースメンクラブの見解

 本命はエイシンフラッシュ。前走はうまい競馬運びで勝利し、若い馬にはまだまだ負けていません。鞍上も去年このレースを勝ったときと同じで、かなりいい感じでレースを迎えられそうです。

 対抗はジェンティルドンナ。休養前の宝塚記念では負けましたが、3歳でJCを勝った実力は相当なものであることには変わりありません。ただ休養明け初戦なのが少し気になります。

 3番手評価はジャスタウェイ。なかなか勝てない競馬が続いています。ここでも勝つまでは難しそうですが、前走での最後の伸びがあれば上位争いには入ってくるでしょう。

 4番手評価はトウケイヘイロー。3連勝で挑む今回ですが、古馬相手のGIは初めてです。前走は圧勝してますが重馬場の逃げということで、ここで大きく期待するのは危険でしょう。

 5番手評価はヒットザターゲット。ぎりぎりまで溜めて弾けた前走は久々の勝利を収めました。ノーマークにするには少し怖いです。

東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

9

1点 8000円

ワイド流し

10

相手

6

9

2通り 各1000円

望田潤の見解

 台風一過で日曜は朝から晴れ予報、メインの頃には良まで乾くだろう。

 トウケイヘイローは配合そのものはずっとほめてきたが、良の秋天を先行押し切ってしまえるかとなると、さすがにスピードに優雅さや爆発力がちょっと足りないように思える。

 コディーノは伯母のシンコウラブリイと似たタイプで1800mがベストだと書いてきたし、ダノンバラードはヘイロー3×3の内回り向き機動力型、ヴェルデグリーンは母系の奥にカンパラ的な血が入るので字面の血統ほど東京で斬れるタイプではなく、トゥザグローリーも道悪なら重い印も考えたが走法的に東京の良では入着までだろう。

 となると、古馬になってトモがパンとしてきてハーツクライ牡駒らしい成長曲線を描いてきたジャスタウェイをヒモで押さえる手があるが、これも母父ワイルドアゲインだから、本当は前で受けたほうが味がある血統ではないか…というイメージが拭い去れない。

 そんなわけでいろいろ考えてみても良なら◎ジェンティルドンナエイシンフラッシュの一騎打ちの公算が高そうで、この一角を崩すとしたら瞬発力や斬れ味ではなく持続力や粘着力だろう…ということで、東京で▲のハイペリオン的な二枚腰復活に一票投じて、ゲートインを待ちたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 2000円

複勝

1

1点 3600円

3連単フォーメーション
1着

1

2着

4

6

8

9

相手

4

6

8

9

10

13

20通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

6

8

9

2着

1

4

6

8

9

相手

1

9通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

6

8

9

2着

1

相手

4

6

8

9

10

13

15通り 各100円

井内利彰の見解

 過去5年の天皇賞秋、15頭の馬券圏内馬の調教タイプをご覧いただきましょう。

2008年 乗込坂路/乗込併用/標準坂路
2009年 標準多め併用/乗込併用/乗込坂路主体
2010年 標準トラック主体/乗込坂路主体/標準併用
2011年 標準併用/標準トラック/標準多め併用
2012年 乗込併用/標準多めトラック/標準多め併用

 近4年はすべて併用系統の調教タイプが優勝。調教馬場が最重要なレースですが、その次に重要なのは追い切り本数。追い切り本数の多いタイプが馬券に絡まなかった年は一度もなく、2009年、2012年は本数の多いタイプが上位独占しています。

 今年は併用系統の調教タイプが4頭しかいません。その中では、追い切りの負荷が一変した◎コディーノ朝日杯FS以降、最終追い切りで速い時計を出すことはありませんでしたが、今回は南Wで速い時計を出してきました。しかも併せ馬は外。最後はホーカーテンペストの手応えが優勢にも見えましたが、気が乗りすぎていないのであれば、問題はないでしょう。

 拙著、勝負調教大全にも記しているように、秋開催の東京芝2000mは藤沢和雄厩舎の鉄板スポット。最終追い切りが南芝なら、鉄板該当となりますが、南W追い切りなら特に問題ありません。むしろ、芝馬場で時計の遅い追い切りになるくらいなら、南Wは歓迎です。

 ○エイシンフラッシュは昨年の本命馬。その理由は乗込併用、そして藤原英昭厩舎の勝負調教でした。それに該当しなかった以上、本命にするわけにはいきませんが、状態の良さは間違いないと思います。昨年と調教タイプが変化した理由は前走の勝ち。主観重視でこの評価にしています。

 ▲ジェンティルドンナ宝塚記念時とは全く違う休み明けの仕上げ。石坂正厩舎の勝負調教に該当していますし、1週前の併せ馬ではきっちり先着。もちろん、勝つ可能性の高い馬だと思いますが、調教タイプ的にはこの評価。

 ☆ヒットザターゲットも3連単の1着候補にしました。最終追い切りが坂路2F25秒以下なら評価するつもりでしたし、やはりこの時期は具合が良いと思います。競馬予想TV!で使用している調教チャートの形も前走と同じ。もう一度あっても驚けません。

 △トゥザグローリー池江泰寿厩舎の勝負調教、△トーセンジョーダンは標準併用と天皇賞秋には適した調教タイプ、△アンコイルドは最終追い切りの動きがひと息でも、標準多め併用が天皇賞秋に最適です。

1.コディーノ
今回:標準多め坂路主体
前回:乗込併用

2.ナカヤマナイト
今回:標準トラック
前回:乗込トラック

3.ダイワファルコン
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

4.トゥザグローリー
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

5.レインスティック
今回:標準トラック
前回:標準トラック

6.エイシンフラッシュ
今回:標準トラック
前回:標準併用

7.ジャスタウェイ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

8.ヒットザターゲット
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

9.ジェンティルドンナ
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

10.トーセンジョーダン
今回:標準併用
前回:標準少めトラック

11.トウケイヘイロー
今回:標準トラック
前回:標準トラック

12.フラガラッハ
今回:急仕上げ坂路
前回:標準少め坂路

13.アンコイルド
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路

14.オーシャンブルー
今回:標準少めトラック
前回:標準坂路

15.レッドスパーダ
今回:乗込坂路
前回:乗込坂路

16.ダノンバラード
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

17.ヴェルデグリーン
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

16

1点 1500円

馬連

3

-

9

1点 500円

馬連流し

9

相手

2

4

10

14

4通り 各2000円

山崎エリカの見解

 オルフェーヴルゴールドシップフェノーメノ、そして本来はここから始動するはずだったロゴタイプが秋全休することになり、世間では層の薄い天皇賞(秋)と言われています。しかし、古馬4強の1頭ジェンティルドンナに、前哨戦の毎日王冠を美しく勝った昨年の覇者エイシンフラッシュ、そしてサマー2000シリーズで大躍進を遂げた上がり馬トウケイヘイローと、それなりにメンバーが揃った印象があります。

 ◎は昨年の牝馬3冠馬であり、ジャパンカップの勝ち馬ジェンティルドンナを人気でも押します。良馬場ならば普通に考えてこの馬が一番強いでしょう。当初の予定よりも早く台風は過ぎ去り、馬場もそこまで悪くはならないと想定されるだけに、死角も少なくなりました。

 前走の宝塚記念の敗戦がやや人気を落とす材料になっているようですが、今年の宝塚記念はかなりタフなスタミナ比べのレース。海外帰りでレース間隔が開いていたためにスタミナ面が不足していたこと、またジェンティルドンナ自身がスローの決め手比べのレースばかり経験していたために対応が難しい状況でした。そういうコンディションで正攻法から勝ちに行く競馬で3着ならば立派だったと言えます。

 前走のタフな競馬を経験したことで今回のレースでは急流になったとしても対応ができるでしょう。また、仮にスローペースになれば斤量が他馬と比べて軽く、キレも増すだけにやはり死角が少ないです。仮にこの馬が負かされるとするならば、札幌記念での走りがダメージとならないレベルまでに、トウケイヘイローの基礎能力が上昇している場合にほぼ限定されると見ます。

 ○は2年前の天皇賞(秋)の勝ち馬トーセンジョーダン。当時の天皇賞(秋)はかなりの急流となり、スタミナをかなり要求される流れとなったことが幸いしました。今回の天皇賞(秋)も普通に考えればトウケイヘイローがレースを引っ張り、緩い流れにはならないと見ます。そうなればこの馬の底力が生きてきそうです。昨秋は競走馬としては致命的な裂蹄で良い成績を残せませんでしたが、普通のコンディションであればこの馬の実力から言って上位争い必至でしょう。前走は休養明けでスタミナを要求される極悪馬場、さらにスタートでバランスを崩しての出遅れ、大敗は当然です。前走から2ヵ月以上開いているだけに、立て直すには十分の時間です。前走からの激変を期待します。

 ▲は昨年秋に一気に力をつけて有馬記念で2着となったオーシャンブルー。前走のオールカマーでの大敗が人気を急落させているようですが、前走は休養明けで大幅な馬体減、筋肉が戻りきっていない状態だったことは明らかです。そういう状態では競走馬は最後にキレを発揮できません。もともと強い馬が巻き返すのが競馬の一番の穴パターン。昨年の有馬記念のレース内容から考えてスタミナは豊富な馬でしょう。馬体が戻れば待機策から長く良い脚を使って追い込んできそうです。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

16

1点 2000円

馬連流し

9

相手

6

11

2通り 各4000円

高橋学の見解

 距離が長丁場3200mから中距離2000mに短縮されたS59年以降の29年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。

アンコイルド…「前々走8月以降のレース、斤量57キロ以下で0秒4以上敗退→前走敗退または1馬身未満辛勝」の使い詰めローテで、斤量増加馬は[0-0-0-42]。
この中には前走GII戦1-3着好走馬が13頭(うち1着馬2頭)いたが、上積みなし。

ヴェルデグリーン…前3走内にGIII以下の下級戦、斤量57キロ未満で掲示板外の6着以下かつ0秒6以上敗退がある斤量58キロ馬は[0-0-0-33]。
H14年、アグネススペシャル(前走GIIオールカマー首差2着)が、3走前に新潟GIIIで0秒7差6着があり、力量不足が露呈して10着敗退。

オーシャンブルー…前2走ともGII以下戦で掲示板外の6着以下敗退のうえに斤量増加馬は[0-0-0-24]。

コディーノ…年内4戦以上消化馬のうち、前走良・稍重のGII毎日王冠、斤量58キロ以下で掲示板外の6着以下馬は[0-0-0-51]。
H17年、スイープトウショウ(上半期GI安田2着・宝塚1着)が、毎日王冠0秒6差6着から変わり身いまひとつで5着確保がやっと。
また、3勝以下馬で、前2走内に芝重賞3着内の好走がない馬は[0-0-0-15]。

ジャスタウェイ…前走芝の良・稍重敗退で斤量が2キロ以上増加馬は[0-0-0-25]。
H24年、同馬ジャスタウェイが、前走毎日王冠クビ差2着から斤量2キロ増加し、6着。

ダイワファルコン…前2走ともGII以下使用の6歳以上馬のうち、「前々走着外→前走6着以下」の下降線をたどっていた馬は[0-0-0-20]。

トゥザグローリー…前2走とも日本の2500m以下戦で着外は[0-0-2-51]。

トーセンジョーダン…前2走内にJRAの重賞戦で1着好走がない7歳以上の高齢馬は[0-0-0-40]。

ナカヤマナイト…2000m戦を4回以上走って0勝、または10回以上走って1勝馬のうち、斤量58キロ馬は[0-0-0-32]。
H24年、同馬ナカヤマナイトが、2000m戦4戦0勝で6人気伏兵視も9着。

ヒットザターゲット…前走10人気以下の低評価馬は[0-0-0-34]。
H1年、前走宝塚10人気2着フレッシュボイスが11着、H7年、前走毎日王冠10人気1着スガノオージが15着、H17年、前走天皇賞春13人気1着スズカマンボが13着、H24年、前走毎日王冠12人気2着ジャスタウェイが6着など前走激走馬も軒並み掲示板外。

フラガラッハ…キャリア25戦以上で前走1秒以上惨敗は[0-0-0-43]。

レインスティック…前2走ともGIII以下戦使用馬のうち、前走芝良・稍重で敗退または1馬身未満辛勝で斤量増加馬は[0-0-0-41]。
H24年、GIII連勝中のトランスワープが、前走GIII新潟記念クビ差1着で、斤量2キロ増加しブービー17着完敗。

レッドスパーダ…2000m以上の芝GI戦3着内またはGII戦連対歴がない馬のうち、前2走「GIII以下→GII」のローテで、前走連対外のうえに斤量増加は[0-0-0-43]。
H23年、ミッキードリームが、前2走「GIII朝日CC1着→GII毎日王冠0秒1差3着」と好走も、斤量1キロ増加で8着。

□宝塚好走馬
前4走内に「重賞(GI・II)3着内→GI連対→宝塚記念3着内」の好走パターンがある馬のうち、

(1)連対率6割以上の高率
(2)キャリア20戦未満
(3)前走GIまたはGII使用

以上の3項目ともに満たしていた馬は[7-1-0-1]で、着外1回は、H3年1着降着のメジロマックイーンだけ。降着を無視すると[8-1-0-0]、上半期の中距離GI宝塚記念好走が大きなポイントになる。
キャリア11戦、連対率.818のジェンティルドンナ、上記で、宝塚からの直行馬が4勝しており、オルフェがいないここは負けられない。

□天皇賞秋、連続参戦
天皇賞秋で連対をはたした馬の翌年の天皇賞秋成績は[1-6-5-11]、勝ったのはH14年1着・15年1着のシンボリクリスエス一例だけで連覇は至難のワザ。
天皇賞秋で連対をはたした翌年が6歳以上だった馬は[0-0-0-6]と、高齢馬の上積みは見込めないが、この6頭はいずれも前走で着外だった馬で、今回6歳の前年覇者エイシンフラシュは、前走1着なら、まだおつりがありそうだ。

□逃げ馬
天皇賞秋で逃げた馬は、競走中止馬を除き[2-2-2-23]で、このうち前走1800m以上のGIまたはGIIで3着内の好走をはたしていた馬は[2-1-1-4]と好走率がアップ。前走2000mのGII札幌記念1着トウケイヘイローの逃げ粘りに注目。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

11

1点 1500円

馬連

6

-

7

1点 1500円

馬連

6

-

11

1点 1000円

馬連流し

1

相手

6

7

2通り 各2000円

馬連流し

1

相手

4

9

2通り 各1000円

古澤秀和の見解

1番:良くなった。枠も良いしチャンス。
6番:きっちり仕上がる。
7番:トモ素晴らしい。馬場も合いそう。
9番:仕上がっているが、もっと迫力欲しい。
11番:仕上がる。
4番:デキ良いし、穴ならこれか。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

6

7

9

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

6

相手

2

7

9

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

2

相手

6

7

9

13

14

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】トウケイヘイローは重賞3連勝と力量アップ顕著。重馬場も得意で逃げ切りに期待。エイシンフラッシュは前哨戦を勝利。底力上位で好勝負は必至。ナカヤマナイトも地力十分。ステイ産駒でこちらも馬場悪化はプラス。ジェンティルドンナは休み明けと馬場状態カギも素軽さは十分。差しの展開になればジャスタウェイも侮れず、アンコイルドオーシャンブルーなども上位争いの候補。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【もうひとつギアがある】ジェンティルドンナの凄味と能力のマキシマムは、オークスジャパンC制覇に集約。左回りの東京には、もうひとつギアがある。ダービーを0秒2凌駕する、オークスの2分23秒6・5馬身差の独走劇は、今も脳裏に鮮やか。秋のJCでは、走破タイムを2分23秒1に更新。レースの上がりを1秒9も上回る、32秒8の末脚を駆使。両レースともに直線残り400mからスイッチが入ると、フットワークが大きくなり回転力が増し、10秒台の爆発的な脚力でオルフェーヴル以下を完封。左回りは伸び脚が違う。2400mにも鮮烈な勝ち鞍はあるが、母は芝6ハロンのGIを2勝、母系は本来スピード色が濃い。ドバイシーマCや宝塚のレース運びや折り合い加減を見ると、4歳秋の今は、そして休養明けのテンションの高さを考えれば、2000mのほうが爆発力を生かしやすい。宝塚記念は、ドバイ遠征明けの目に見ない疲労や、梅雨時特有の粘着質な芝の影響もあったか。ゴールドシップの厳しい押圧にも合い3着敗退したが、阪神と東京では芝の質が違う。8月末に栗東に帰厩し、9月早々には坂路で初時計をマーク。海外遠征明けの前回と異なり、乗り込みも丹念でハミ受けも良好。枠順は中間枠の9番。トウケイヘイローをリード役に、内のエイシンフラッシュの出方をうかがいながら、ギアの入れどころに専心する天皇賞だ。当面の敵エイシンフラッシュは、前哨戦の毎日王冠でシュミレーションを完了。前年の盾制覇の原動力となったM・デムーロ騎乗とあれば、得意のスローの瞬発力勝負になればもちろん。たとえ平均ペース以上に流れたとしても、脚の使いどころと追い出しのタイミングを外すことは考えにくい。単穴はコディーノ毎日王冠は前半5F・1分0秒8のスローを出遅れ。無理に追い上げるよりはと、最初から後方待機も頭にあったようにも思うが、上がり32秒7はメンバー中最速。天皇賞のために、あれはあれで正解だったと振り返る一戦になるかもしれない。枠は1番。出遅れなく折り合いさえすれば、好位のポケットで脚をため、錐をもみ込むようにして馬群を割り、突き抜けてくるシーンも頭に描いておきたい。惑星はトウケイヘイロー鳴尾記念を起点に、函館記念札幌記念と、コースや馬場--スロー・ミドルを問わず、淡々と秀逸なラップを積み重ね、重賞3連勝の軌跡の中においてGI仕様へと自身を昇華。戦法はストレート。逃げ切りをもくろむ武豊に迷いはない。大外枠のヴェルデグリーンも直線一気に虎視眈々。オールカマーは1000m通過が59秒6-2000m通過が1分59秒6という澱みのない流れの上に立ち、中山の急坂を外一気に33秒6なら、これは本物。ジャスタウェイも、まだ調整途上にしろ、調教パートナーであるゴールドシップをアオる動き。昨年は毎日王冠2着で息が上がったが、今年は上がり32秒7の毎日王冠の勢いを保って本番へと駒を進めてきた。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複

6

-

9

-

11

1点 1000円

3連複フォーメーション
1着

9

2着

7

11

相手

1

6

7

11

13

16

9通り 各1000円

須田鷹雄の見解

 Bコース替わりだが、土曜の競馬を見るとイン差しは難しい印象。差し馬が外を回し過ぎると相対的に内寄りの先行馬も残りうるが、中団やや前くらいから外を差してくる馬が一番良さそうだ。日曜は馬場が乾いていくことでインが復活するかもしれないが、それでも全体がイーブンに戻るくらいまでだろう。

 実績、位置取り、枠順などすべてにおいて無難なのはやはり◎ジェンティルドンナだろう。今回は○トウケイヘイローがペースを作るが、△エイシンフラッシュに良い思いをさせないために極端なスローには落とさないはず。平均ペースならば◎○がともに3着以内に残る可能性が高いし、崩れるとしたらG1実績が無い○のほうで◎は馬券のどこかには入れておく必要がある。

 スロー寄りなら○が残り、タイトになれば▲ジャタスウェイが届くと考えて、馬券は上記のようなフォーメーションで。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

9

11

13

12通り 各400円

3連単BOX

4

9

11

13

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

9

相手

1

6

7

11

17

5通り 各800円

3連単フォーメーション
1着

9

2着

1

6

7

11

17

相手

1

6

7

11

17

20通り 各300円

栗山求の見解

 ◎ジェンティルドンナは「ディープインパクト×ベルトリーニ」という組み合わせ。ダンジグ系のパワーと持続力、父ディープインパクトの柔らかさと瞬発力が融合した傑作牝馬だ。母ドナブリーニはイギリスのスプリントG1の勝ち馬で、全姉ドナウブルーはマイル重賞を2勝している。やや胴が詰まったコンパクトな体形の姉に比べ、本馬はゆったりした造りで身体もひと回り大きい。強力な後肢の蹴りが伸びのあるストライドを生み出しており、直線の長いコースでは確実に伸びてくる。東京コースではオークスジャパンCと2戦2勝。前者はレースレコード、後者はオルフェーヴルを一騎打ちに末に破っており、内容的にもケチのつけようがない。今回は2000m戦だが、もちろん距離短縮は問題なし。稽古でも申し分ない動きを見せており、休み明けでもほぼ完璧に仕上がった。土曜日の東京芝は終日不良馬場で行われたが、すでに雨は止んでおり、日曜日は朝から晴れの予報。馬場は急速に乾いてくる。少なくとも稍重、最終的には良馬場に回復するのではないか。いずれにしても本馬が苦にするようなコンディションではなく、持てる能力をフルに発揮できるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

10

1点 5000円

馬連流し

16

相手

9

10

2通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解: ◎トーセンジョーダンは、一昨年の天皇賞秋の勝ち馬。直結コース東京芝2400mのジャパンC(G1)2着や直結コース東京芝2500mのアルゼンチン共和国杯(G2)1着など東京芝中長距離戦を得意にしている。昨年の天皇賞秋は半年ぶりの出走で能力を出せなかったが、今年は札幌記念を叩けたのがプラス材料。その札幌記念は惨敗したが、重馬場やスタートで後手をふんだことからレースにならなかった。今回は叩き2走目で得意の東京に替わるため、変わり身を警戒する。

穴馬の見解: ▲ダノンバラードは、直結コースのG1レース宝塚記念を5人気2着に激走した。宝塚記念の勝ち馬は天皇賞秋に出走しないため、宝塚記念の最先着はこの馬となる。前走のオールカマーは直結コースではないため、1人気ながら3着という微妙に負けたことは、休養明け緒戦として理想的な内容。前走を叩いた上積みと直結コースのG1実績から、穴馬として注目する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 秋の天皇賞は2000m。ジャパンカップから有馬記念に向けて、古馬のトップクラスが鎬を削る3連戦の開幕戦です。

 今年の場合、春の宝塚記念で「3強」を形成した3頭のうち、ゴールドシップ京都大賞典からジャパンカップに向かい、フェノーメノは故障でリタイア。また、凱旋門賞で2着したオルフェーヴル有馬記念を目標にするためここはスキップと、いささか寂しいメンバー構成になりました。

 となると、唯一無事に駒を進めてきたジェンティルドンナの存在感が高まります。今年に入って2戦未勝利ですが、ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着ですから、質の高いパフォーマンスを見せています。もともと、東京コースでは無類の強さを見せる馬ですし、距離も長すぎない2000mがぴったり。久々でもこの条件ならこの馬の中心は揺るぎません。

 ジャスタウェイは重賞で3連続2着と、しばらく勝ち星から遠ざかっていますが、古馬を迎えて着実に力をつけています。どんな相手でも確実に脚を使える堅実さが持ち味で、G1にしてはやや低調なこのメンバーならばチャンスは充分と見ます。昨年のこのレースでは0.5秒差の6着でしたが、充実の4歳秋を迎えて、今年はもっときわどい競馬になるでしょう。

 エイシンフラッシュは昨秋の天皇賞馬。秋初戦の毎日王冠も快勝して、6歳になりますが能力に陰りは見られません。ダービー馬でもあることからわかるように、切れ味が必要とされる東京コースは得意としていますし、58キロを背負い慣れているのも他馬に比べて有利な材料です。秋の天皇賞には3年連続出走になりますが、相手関係的には今年が一番恵まれたような印象があります。

 コディーノは古馬初対決になった毎日王冠では7着ながら最速上がりをマークして、着実に成長しているところを見せてくれました。折り合い面にも進境が見られましたし、リスポリ騎手を鞍上に迎えて巻き返しが期待されます。アンコイルドは北海道シリーズから力をつけて、重賞を3連続2着。吉田隼人騎手との相性はぴったりで、東京コースも得意にしています。ダノンバラード宝塚記念2着が示すとおり、G1でも勝ち負けになる能力は持っていますが、左回りコースは苦手にしているので、今回は割引が必要です。トウケイヘイローは芝2000mの重賞を3連勝して、その3つめがG2の札幌記念ですから、強豪が少ない今年のメンバーでは格でも見劣らない存在と言えます。ただ、東京芝2000mのG1を逃げ切るのは至難のこと。脚質的な部分で狙いを下げて、☆までの評価にします。

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

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