【本質はダート馬】
ベルシャザールがダート転身で大躍進。ダービー3着、
菊花賞17着でクラシックの夢は潰え、1年2か月以上もの長期休養を余儀なくされたが、
ナリタブライアンCが3着。前走の
白川郷Sは、1分50秒9・5馬身差の圧勝劇を演じている。中京ダートで、どこかで似たような風景を見たなと思ったら、そういえば1月の
東海S。
グレープブランデーの快勝シーン(走破タイムは1分51秒0・2着に3馬身差)と酷似。ちなみに白川郷は、前半1000mが1分2秒5のスロー。ラスト3Fのラップに比重が高くなるのは当然とはいえ、レースの上がりが12秒2-11秒7-12秒3に対し、
ベルシャザールのソレは35秒9。ラスト2Fを、推定11秒台の連続ラップで、余力たっぷりに突き抜けている。芝とダートの馬場差・時計差を正確には述べきれないけれど、ダートの11秒台は芝の11秒0前後に匹敵。最速の上がりで後続に5馬身差を思えば、当然時計更新も可能。55キロも有り難い。2か月半振りの実戦となるが、脚元を気遣いながらの前回の休み明けより、CWでいっぱい追いもできている。逆転があれば、
レパードSを制し意気上がる、3歳馬
インカンテーション。三走前の御嶽山・1分51秒0は、同時期の
ベルシャザールの白川郷と時計は互角。この時点で現級古馬に追いついている。短期放牧明け、引っかかったりするぶん、追い切り遅れもあるが、逆に言えば気がいい?。
スタッドジェルランは中京の
ジュライSを1分50秒7。三頭の能力・拮抗状態は、この中京1800ダートの時計に集約。惑星は
メテオロロジストの逃げ残り。
ツクバコガネオーは、別定で坂コースとなると、前走以上はどうか。