【ブッコ抜き】
アドマイヤオウジャの可能性を追いたい。直線に坂のある阪神は、元々ラスト2-1Fにかけラップは上がりにくく、12月開催は、さらにその傾向が強かった。全体時計も開催日を重ねるごとに遅くなっている中での、最終週。シンガリ一気のゴボウ抜き、上がり33秒9は水際立っていた。血統的、体系的に、春の最終目標はNHKマイルにあるかもしれないが、2000mの若駒であの脚を使えれば、たとえば昨年の
皐月賞2着馬
ワールドエースに匹敵する活躍が期待できる。
リヤンドファミユも、新馬・未勝利の前走と、良血の一端をチラリ。さすがに
オルフェーヴルまでを望むのは酷だが、
ドリームジャーニーに馬体の造りや走法は似ている。ただ、微妙に脚が短く、まだ前脚の出が硬い。そこら辺りに伸びやかさが出れば、ドリームの軌跡を追う馬になる。
メイケイペガスターは、基本的にはマイラー。デイリー杯を見ると、モロさも抱えているが、新馬戦の上がり33秒0は、文句なしの重賞レベル。小頭数のスローが濃厚だけに、立ち回りで
ミヤジタイガ。
ノースパストラルも、上がりラップはOPでも足りる。