京都牝馬Sで毎年重要視している調教
ファクターが「栗東坂路での終い最速ラップ追い切り」です。ラスト1Fが最も速くなる追い切りをこなせているかどうか、これが重要な調教適性となります。2004年以降にこの追い切りに該当した、調教本数標準以上だった馬の成績は、
[3-2-1-12] 単勝回収率238% 複勝回収率97%
昨年は4頭の該当馬がいて、
ショウリュウムーンが2着、
アスカトップレディが3着という結果でした。決してペースが速くならないこのレース、最後の瞬発力が鍵になるため、調教でもラスト1Fが最速になるようなラップの踏み方ができることが必要になるのです。とはいえ、京都芝外回りということで、調教本数も標準以上必要になります。
今年の該当馬は3頭。なかでも◎
ハナズゴールは前走時が栗東坂路で終い最速ラップを踏んでの1着。今回も同じラップの踏み方ができており、再び前走のような末脚が使えると考えてよいでしょう。4F時計が遅くなっていますが、
チューリップ賞時もこのような追い切りで1着になっており、4F時計が遅いことは全く関係なし。それよりも終い最速ラップが踏めたことが重要です。
○
レディアルバローザは過去2年、同レースに出走経験がありますが、いずれも最終追い切りはDP。今回は栗東坂路で追い切って、しかも終い最速ラップ。過去2年よりも確実に着順を上げる調教適性を持っています。
△
クィーンズバーン、△
アスカトップレディは昨年が終い最速ラップでのこのレース出走馬。今年はそれに該当していないので、評価を下げましたが、標準多め坂路は調教適性として十分。逆に馬ナリ平均坂路でも△
アンチュラスの終い最速ラップは不気味。それを3連単の2着と3着の差にしてみました。
☆
エーシンメンフィスは最終追い切りの動きも目立ちませんでしたが、やはり4F時計は速く、この馬なりに好調キープという印象。やっぱり2着まで十分にありそうな印象です。
1.
アカンサス
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路
2.
オウケンサクラ
今回:連闘
前回:標準少め坂路
3.
レディアルバローザ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体
4.
ハナズゴール
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路
5.
クィーンズバーン
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路
6.
サクラクローバー
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路
7.
アスカトップレディ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路
8.
エーシンメンフィス
今回:標準坂路
前回:一杯平均坂路主体
9.
フラワーロック
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準トラック
10.
ベストクルーズ
今回:標準多め併用
前回:標準多めトラック
11.
アンチュラス
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路
12.
アプリコットフィズ
今回:乗込坂路
前回:馬ナリ平均坂路主体
13.
シースナイプ
今回:標準トラック
前回:標準トラック
14.
エーシンリターンズ
今回:標準坂路
前回:標準少め併用