【リスクは承知】ハリケーンは、昇級の初夢Sを3着。鞍上の岩田とすれば、手綱を緩めると、一気にエンジンのかかる危うい気性を慮り、まずは折り合いに専念。慎重に構えたぶん、0秒5差と後れをとったが、少なくとも二戦前よりはコントロールが利いた。当該1900ダートに1分57秒7という、良質の時計も保持している。クラス二度目、今度は多少のリスクを冒してでも勝ちに来る。マルカプレジオは、1番人気で初夢Sを5着に失速。パドックの気配と造りは文句なしだっただけに、ずるずる後退は不可解だが、花園Sでもデムーロが手を焼いた。思った以上にクセのある馬なんだろうが、ワンテンポ仕掛けを遅らす感じで追いだせば、違った結果も得られるか。単穴はトウショウクラウン。前走の1分52秒0は、同日の準OP・師走Sと同タイム。時計通りなら単あって不思議なし。アルバトン、マストハブは、1900ダートのスペシャリスト。特に騎乗停止明けのアルバトンの四位は、期するところがあるかもしれない。

　京都ダート1900mはハナに行くよりは2番手で競馬を進める馬が有利なコース。◎ハリケーンにとっては、枠順主張でアドマイヤジャガーあたりが行くか、太宰騎手のファイヤーが強引に主張する形になって、その2?3番手になると一番競馬がしやすい。前走差しに回ってノーチャンスの競馬だったので、今回は前の方には行ってくれるものと思う。

　○マルカプレジオは1番人気を連続で裏切ったが、お客さんが離れるこのタイミングでこそ狙ってみたい。前々走は行った行ったになる流れを後方から行って差し切れず、前走は大外枠から出していったわりに位置を取り切れず末だけを失う結果になった。頭数が減って真ん中の枠になったここは全く違う競馬になるだろう。

　馬券は◎○を1着付けに置いての3連単。3着候補は広げだすとキリがないのでそこは割り切る。◎○の馬連を買うのは、3連単の◎○→◎○絡みは当たっても安いのでその対策だ。

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【小波乱】ハリケーンの前走は昇級戦で3着なら悪くない。クラス2走目で首位争い。マルカプレジオの前走は早めの競馬が裏目に出たか。地力上位で巻き返しがあっていい。休み明けを快勝したトウショウクラウンは、叩いた効果も見込める。2連勝中と勢いに乗るファイヤーに、マイネルバイカ、メタギャラクシーを押さえる。