【立て直し】ウエストエンドの一連の1400m戦の、6F通過タイムは1分8秒台。1200m転向でも、十分勝ち負けのレベルにある。心斎橋Sは15着と大敗したが、連闘明けだけに度外視。中間CWで6F追いを3本消化。体調は旧に復している。淀屋橋4着のダノンフェアリーは、鞍上C・デムーロでワンプッシュ。単穴はビキニブロンド。ウィリアムズ起用も大きいが、水曜日追い切りでは、オークス出走のレッドオーヴァルに先着。体調一変の予兆あり。惑星はオールブランニューとしたが、開催替りと同時にDコースにチェンジ。馬場は先行か追込み有利か。土曜日の早いレースを注視しておこう。

　京都芝1200mは下剋上がききやすいというか昇級馬が通用しやすいというのが、長年の私の持論。そうでなくてもこの時期の条件戦は、昇級馬が通用しやすい環境である。

　ただ、今回は昇級馬が△メイショウツガルただ1頭というメンバー構成。4歳馬ならともかく5歳馬だし、1000万条件の卒業にだいぶ時間がかかった馬だけに、馬券の軸とするのはさすがに難しい。そこで、「昇級からの消化レース数がなるべく少ない」という基準で◎ビキニブロンドとした。昇級して6着、8着と頭打ちになったように見えるが、着差は0.6秒と0.4秒で決定的なものではない。しかも今回はこのクラスで2，3着歴のある馬がほとんどいないメンバー構成だ。もともとオープンまで出世することを期待されていた素材だけに、ここはチャンスと見る。○に外国人への乗り替わり＋京都替わりのダノンフェアリー、▲には単騎で逃げるとしぶといリュンヌを取る。

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【波乱含み】ウエストエンドの前走は折り合いを欠いて惨敗したが、現級2着3回の実力馬。地力上位の存在で、1ハロンの距離短縮がプラスに出れば一変があっていい。ミッドナイトクロスの前走は外を回らされて、展開も向かなかった。それでも、上がり3ハロンはメンバー最速で、スムーズに運べれば連以上も。ダノンフェアリーは2走連続で勝ち馬に0秒2差の4着。末脚に徹するオールブランニューに、ビキニブロンド、ティアップゴールド、リュンヌを押さえる。