11R

京都大賞典

15:35発走 / 芝2400m (右 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 京都 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 13頭
本賞金:6000,2400,1500,900,600万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

12

相手

2

7

2通り 各1800円

3連単フォーメーション
1着

12

2着

2

7

8

11

相手

2

3

7

8

11

16通り 各400円

井内利彰の見解

2010年 標準坂路/標準坂路/標準多め坂路主体
2011年 標準坂路/急仕上げ坂路主体/標準坂路
2012年 標準坂路/標準坂路/標準坂路

 上記は過去3年の京都大賞典で左から1着から3着までの調教タイプ。ご覧の通り、3年連続して標準坂路が優勝していることに加えて、昨年は馬券圏内を独占した標準坂路。この調教タイプが同レースにおいて、適性最上位であることは間違いありません。

 そして、京都大賞典といえば「最終追い切り栗東坂路で終い最速ラップ」が定番の調教データ。昨年のNo.1予想で、メイショウカンパクに◎を打った理由もこれです。ただ、今年は該当馬がいません。しかし、次のような調教分析ができました。

12.9秒以下[7-3-4-8] 単回収率202% 複回収率125%
13.0秒以上[0-1-1-22] 単回収率0% 複回収率26%

 データ検証は2004年以降。最終追い切りが栗東坂路で、そのラスト1Fの時計で成績に大きな差が出ます。たとえ終い最速だったとしても、1Fが13秒以上では好走できないということ。栗東坂路で最終追い切りした優勝馬すべてが、1F12.9秒以下だったということになります。

 ◎ゴールドシップは標準坂路で1F12.8秒。きっちり調教適性ある仕上げをしてきました。しかも追い切り時計が速く、馬なりでジャスタウェイに先着するという、須貝尚介厩舎の勝負調教に該当。客観的にこれだけデータが揃うと、動かしようのない本命ですが、主観的に見ても、気迫あふれる印象だった4日の調教後。京都芝外回りは天皇賞春の悪夢がよぎる舞台ですが、まず、問題ないと思います。

 標準坂路で1F12.7秒が○ニューダイナスティ。石坂正厩舎の勝負調教にこそ、該当しませんでしたが、最終追いの動きは抜群。安定したフットワークを見せており、適度に間隔をあけて使われてきたことがよかったのでしょう。

 そして、同じく標準坂路で1F12.6秒は☆ヒットザターゲット。ステッキが入って、尻尾を振る気難しさは見せていましたが、ラスト2Fの動きがしっかり。暑さに弱い馬だと思うので、早目に涼しくなった今秋の気候も今回の調教条件クリアの要因でしょう。具合は間違いなくイイと思います。

 △トーセンラーは最終追い切りがCWコースということで、この位置での評価ですが、もちろん、◎追撃の一番手。今週の追い切りは非常に前向きな走りを見せており、ジョッキーとの相性も悪くないと思います。

 △ヴィルシーナ岩田康誠騎手が跨った、2週続けての動きは見た目、良かったのですが、その場所がCWコース。この馬自身、栗東坂路での最終追い切りで結果を出しており、そのあたりは不安材料と考えています。

 3着ということで△デスペラード。この中間は意識的に併用調教が行われており、最終追い切りはDPコースで安達昭夫厩舎の勝負調教に該当。後方から伸びてどこまでというレースになると思います。

1.アンコイルド
今回:標準多め坂路
前回:標準少めトラック

2.ヒットザターゲット
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

3.デスペラード
今回:馬ナリ平均併用
前回:軽目トラック

4.アドマイヤラクティ
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

5.ヒビケジンダイコ
今回:標準トラック
前回:地方

6.トレイルブレイザー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

7.ニューダイナスティ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

8.ヴィルシーナ
今回:標準併用
前回:乗込坂路主体

9.トゥザグローリー
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

10.エクスペディション
今回:標準坂路主体
前回:標準少め坂路

11.トーセンラー
今回:標準多め併用
前回:標準トラック主体

12.ゴールドシップ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

13.オールザットジャズ
今回:標準多め併用
前回:標準多めトラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

12

1点 2000円

馬連

8

-

12

1点 3500円

馬連流し

12

相手

1

6

7

3通り 各1500円

山崎エリカの見解

 3強対決と謳われた宝塚記念を制したゴールドシップが断然人気の一戦。今回と同じ京都外回りの舞台、今年の天皇賞(春)では、今回対戦するトーセンラーアドマイヤラクティに先着を許しての5着に敗れ、連勝がストップしました。これはレース序盤の行きっぷりがこれまでよりも悪く、サトノシュレンが道中であまりペースを緩ませない逃げを打ったために、3コーナーまでにポジションを押し上げきれなかったのが敗因。

“京都の坂は速く登ってゆっくり下れ”という騎手の掟があるように、多頭数の京都外回りの舞台で3コーナーから4コーナーにかけての下り坂で加速すると、4コーナーで大外に張られてしまいます。かといって、差し、追い込み馬が4コーナーまで待って仕掛けたのでは、前との差は容易には詰まりません。つまり、淀みのない流れの天皇賞(春)の舞台は、2週目の3コーナーから4コーナーにかけてのポジションが結果に影響を及ぼすこともしばしば。ゴールドシップは3コーナーまでにポジションを押し上げられなかったのは本当に致命傷でした。

 しかし、ゴールドシップは前走の宝塚記念では生まれ変わったように競馬ぶりが一変。テンから押して好位を追走し、ラスト200mでジェンティルドンナフェノーメノを振り落としての完勝でした。ああいう優等生の競馬ができれば鬼に金棒です。また、ある程度、テンに置かれたとしても、今回これと言った逃げ馬がいないことからペースがそれほど速くならないでしょう。つまり、テンに置かれても捲り切れる可能性が高いです。

 今回は休養明け、前走の宝塚記念で自己ベストのPP指数をマークした一戦となることなど、全く死角がないわけではないのですが、他の有力馬も休養明けとなること、使われている馬は近走成績が不安定だったり、京都の高速馬場向きの決め手がやや不足している馬が多いので、ここは相対比較でゴールドシップを◎とします。

 ○は芝路線転向初戦の昨秋の八坂Sで、上がり3F32秒台の猛烈な末脚で勝利したように、京都向きのキレる脚の持ち主デスペラード。今春の天皇賞(春)では大敗してしまいましたが、おそらく疲れが溜まっていたのでしょう。リフレッシュされたことで爆発的なキレが戻ることを期待します。また、ゴールドシップが出走して勝利するレースは、ゴールドシップが捲くってくるために先行馬たちにとっては苦しい展開になりやすく、追い込み馬である同馬は展開に恵まれる可能性も高いです。

 ▲は負担斤量が軽いヴィルシーナ。京都開幕週のキレ比べとなると、どうしても斤量面の影響が大きくなります。そこで有利になるのは負担斤量が軽くなる3歳馬や牝馬です。能力面で古馬一戦級と互角に戦う能力を持ち、斤量も軽いとなればヴィルシーナを軽く扱うわけにはいかないでしょう。陣営の意識は次走にあるのでしょうが、80点の仕上げまできているならばチャンスは十分あります。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 10000円

古澤秀和の見解

4番:好仕上がり。
11番:仕上がり良いし、馬場もピッタリ。
12番:素晴らしいデキだが、この馬場は合わない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【芦毛の新怪物】芦毛の新怪物ゴールドシップが、さらに進化を遂げている。レコードに0秒2差と迫った菊花賞で、クラシック二冠。有馬記念で古馬を一蹴。天皇賞・春こそ、5着と躓いたが、宝塚記念を力でもぎ取り、オルフェーヴルと並ぶ現役最強馬に名乗り。天皇賞5着敗退が示すように、唯一の課題は、高速馬場と上がり33秒台の瞬発力勝負。直線がフラットコースの京都だと切れ負けする心配もあるが、これまで並びかけるのにも苦労していた追い切りパートナーのジャスタウェイを、獲物を追う豹のごとく、一気に抜き去った調教にも、推進力アップと進化が見て取れる。トーセンラーも、仕上がりは万全。直線平坦の京都は、持ち味である瞬発力を生かすにはもってこい。「怪物」は確かに強いが、京都2400mなら逆転も十分。アドマイヤラクティ天皇賞・春を4着と見せ場。目黒記念は蓄積疲労でガス欠を起こしてしまったが、まだ底は見せていない。質量ともに精度の高い調教を積み重ね状態も旧に復している。ヴィルシーナは、あのジェンティルドンナと三冠で好戦。鼻息荒い牡馬相手の2400mは、ジェンティルと同等かそれ以上にプレッシャーもかかるだろうが、重馬場の京都2200m・エリザベス女王杯を、粘り強く2着に好走している。ポカは多いが、トレイルブレイザーは京都で3勝。スパリと抜けきった京都2200mの京都記念が一番強かった。ニューダイナスティは、ロングスパートの積極策でひと泡。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

12

2着

11

相手

3

4

13

3通り 各1800円
3連単フォーメーション
1着

12

2着

3

4

13

相手

11

3通り 各1200円
3連単フォーメーション
1着

12

2着

3

相手

4

13

2通り 各300円
3連単フォーメーション
1着

12

2着

4

13

相手

3

2通り 各200円

須田鷹雄の見解

 金曜コラムに書いた通り、京都大賞典は素直に◎ゴールドシップから入るしかないだろう。同馬が負けるときは他馬が負かすというより勝手に負けるというパターンだろうが、天皇賞春の敗戦が糧となって、それを防ぐ術は陣営も考えているだろう。

 前売りでは土曜10時より早くにさっそく150万円の単勝買いが入り単勝オッズはかなり低くなっているが、土曜13時時点で見てもさすがに3連単で10倍を切るような組み合わせはなく、3連単4番人気から20倍台。ヒモを絞るかひねるかすれば採算は合う。

 ○トーセンラーも京都だとある程度の競馬はできるはず。なにかを切らねばならないことを考えると、牝馬のヴィルシーナや重賞実績が無いわりに売れているニューダイナスティあたりが候補。今回は馬選びというよりは買い目の組み方なので、どのような買い方をしているかは買い目をご覧いただきたい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

6

11

12

12通り 各400円

3連単BOX

5

6

11

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

4

7

8

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

11

相手

1

4

7

8

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

8

相手

1

4

7

10

11

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【小波乱】ゴールドシップがいよいよ秋初戦を迎える。宝塚記念は直線力強く抜け出し、昨年の有馬記念以来となるGI4勝目を挙げた。約3カ月半ぶりの実戦になるが、ここを始動戦に定めて調整されており仕上がり良好。メンバー的にも力の違いを見せつける。トーセンラーは京都の軽い芝が合う。宝塚記念以来でも仕上がりは上々だ。ヴィルシーナは今年のヴィクトリアMを制覇。オークス2着の実績から距離も問題ない。アドマイヤラクティもスタミナ豊富。京都も良績があり巻き返しに注意。アンコイルドエクスペディションニューダイナスティを押さえる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 天皇賞に向けた西の前哨戦。ただし最近では、ここを使った馬は天皇賞ではなく、アルゼンチン共和国杯ジャパンカップなどの長距離重賞に向かうケースが増えています。そのぶん、出走メンバーも毎日王冠よりは一枚落ちることが多くなって、波乱の決着になる傾向が強くなっています。

 ただし、今年はグランプリ連覇のゴールドシップが出走してきました。休み明けは調教で動かない傾向がありますが、それでもレースに行けば力は発揮する馬です。能力的には現役馬の中でも指折りの存在ですし、京都2400という条件にも不足はありません。ここは不動の中心と考えるべきでしょう。

 相手探しの一戦で、筆頭にはトーセンラーを推します。宝塚記念では5着に終わりましたが、もともと京都の方が得意な馬ですし、天皇賞では現実にゴールドシップに先着しています。斤量も1キロ軽くなりますし、切れ味が活かせる条件ならば巻き返せるはずです。

 ヴィルシーナヴィクトリアマイルで悲願のG1制覇を達成しました。ここは牡馬の一流どころが相手になりますが、オークス2着があるように距離は守備範囲ですし、前々で立ち回れる馬ですから、前哨戦特有のスローペースになれば、大物食いのチャンスも出てくるでしょう。

 ニューダイナスティは直線が平坦なコースが得意で、京都では3勝。単騎逃げが叶えば侮れない存在です。アドマイヤラクティダイヤモンドSを勝って天皇賞でも4着。ステイヤーとして完成されつつあり、良馬場なら大崩れはしないでしょう。新潟記念2着でスランプ脱出の兆しを見せるエクスペディション札幌記念3着で京都も2勝と得意にするアンコイルドまでが押さえ。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

厳選予想 ウマい馬券