11R

エリザベス女王杯

15:40発走 / 芝2200m (右 外 B) / 天候:雨 / 馬場:重
5回 京都 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際) 牝(指) 定量 18頭
本賞金:9000,3600,2300,1400,900万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走、重賞以外に出走していた日本馬
※京都過去10年[0-0-1-26]
●2012年該当馬→ピクシープリンセス(3着)、マイネオーチャード(4着)、アカンサス(8着)、ラシンティランテ(9着)、レジェンドブルー(12着)、マイネジャンヌ(15着)
○2013年該当馬→ディアデラマドレエディンタガノイノセンストーセンアルニカラキシス

・前走、府中牝馬Sで2番人気以下かつ6着以下だった馬
※京都過去10年[0-0-0-31]
●2012年該当馬→オールザットジャズ(5着)、メルヴェイユドール(6着)、ホエールキャプチャ(10着)、クリスマスキャロル(13着)、エリンコート(14着)
○2013年該当馬→ミッドサマーフェアハナズゴールマルセリーナレインボーダリアスピードリッパー

・前走、秋華賞で3番人気以下かつ4着以下だった馬
※京都過去10年[1-0-0-21]
●2012年該当馬→該当なし
○2013年該当馬→セレブリティモデルセキショウ

・外国人ジョッキー以外に乗り替わる馬
※京都過去10年[0-1-1-50]
●2012年該当馬→オールザットジャズ(5着)、メルヴェイユドール(6着)、レジェンドブルー(12着)、エリンコート(14着)、マイネジャンヌ(15着)、スマートシルエット(16着)
○2013年該当馬→ミッドサマーフェアアロマティコタガノイノセンスセレブリティモデルスピードリッパートーセンアルニカ

2012年残った馬→レインボーダリアヴィルシーナマイネイサベルフミノイマージン

【2012年結果】
1着:レインボーダリア(○)
2着:ヴィルシーナ(○)
3着:ピクシープリンセス(×)

2013年残った馬→オールザットジャズメイショウマンボホエールキャプチャヴィルシーナ

2013年下半期[星取り表]:◎○○●●●●●◎●△●●△○●△○●

須田:先週ボクが気になっていた外枠ネタでの消去。アレでアドマイヤラクティを消していなければ、馬単1万2060円がアッサリ獲れていたというのに……もったいない。

井崎:そうなんだよ。7番人気だったアスカクリチャンを残せていただけに悔しいねえ。もっと須田クンが必死に止めてくれていたら、獲れていたろうに(笑)。

須田:責任転嫁しながら横目でチラッと見るの、やめてくださいよ……。それに先週はルルーシュも「消し」だったワケですが、これについても警鐘は鳴らしましたよ?

井崎:消したトップハンデ3頭のうち、2頭が馬券に絡んだもんなあ。斤量が理由で消したワケではないとはいえ、軽く扱ってしまったことは事実。うーん、失敗だったねえ。

須田:というわけで、またしても黒星加算で迎える今週のエリザベス女王杯ヴィルシーナメイショウマンボの2頭が中心になると思いますが、いずれも残っていますね。

井崎:そうなんだよ。片方が消せるパターンのほうが馬券は買いやすいんだけど、ほかの馬が想像以上にザクザク消えてしまったというか。残ったの、たったの4頭だもんな。

須田:そう、ソレが意外だったんですよ。今年ってけっこう混戦ムードだと思うんですが、たったの4ネタでここまで消えてしまうとは! まあ、理由は明白なんですけどね。

井崎:それはおそらく、前走非重賞組を全滅させたから……だな(笑)。

須田:昨年だってピクシープリンセスが3着に来ているワケで、そう簡単に蹴飛ばしていい出走パターンとは思えないんですけどねえ。しかも、全滅作戦じゃないですか!

井崎:じつは、エディンはけっこう怖いと思っていたりするんだよなあ。牡馬相手の準オープンを勝ち上がっている上に、ここもハナに行けそうだろ?

須田:ええ、クィーンスプマンテテイエムプリキュアで決まった09年を例に持ち出すまでもなく、前に行ける馬って怖いですからね。ノーマークで楽に行かせてもらえますし。

井崎:でも、前走条件戦からのローテで来た例なんてほとんどないし、買いか消しかで言えば「消し」が正解だとは思うんだよ。ラキシスタガノイノセンスもね。

須田:まあ、ラキシスの場合は厩舎と血統といったファクターでも売れそうですからねえ。過剰人気になりそうでもあり、扱いが難しいとは思いますが。

井崎:だったらまあ、いさぎよく「全滅」でいいじゃないかと(笑)。オールザットジャズホエールキャプチャの人気次第では、それなりの配当も狙えそうだしさ。

須田:軸はどうします? 人気馬2頭が残っているので、4頭残しでもトリガミは十分にありそうですが。

井崎:うーん……その二択を外したらあまりにもショックだから、やめておこう。それほど荒れないとは思うけど、ガッチガチ決着になったら素直に諦める方針で!

須田:それが吉と出る可能性って、けっこう低い気がしますけどねえ……。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

3

相手

2

9

14

3通り 各2000円

馬連流し

3

相手

8

13

17

3通り 各1000円

ワイド

2

-

3

1点 1000円

望田潤の見解

 ◎メイショウマンボスプリングマンボジェイドロバリーのニアリークロス2×3がまず凄いし、母父にグラスワンダーが入ることで名繁殖スプリングマンボの名血を執拗に増幅していて、桜花賞で◎にしたときから配合は最高だと書いてきた。スローでも道悪でも、自ら動いて突き抜ける斬れ味と持続力を信用したい。

 ▲ディアデラマドレは重賞3勝ディアデラノビアの娘で、母系は南米のアウトサイダー血脈が強くノーザンダンサーを一本も持たないところへ、ノーザンダンサー4×4・6のキングカメハメハをもってきた「緊張と緩和のリズム」が良い配合だ。他馬が止まって見えるほどの瞬発力は母譲りで、長いブランクから立ち直ってようやく素質開花、母は加速が俊敏すぎて脚の使いどころが難しい面があったが、この馬もスローのほうが瞬発力が際立つタイプだろう。道悪はこなしそうだし、決め手勝負ならば一気にスターダムに駆け上がるかもしれない。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 2100円

複勝

2

1点 5000円

3連単フォーメーション
1着

2

2着

1

3

9

相手

1

3

7

9

13

14

15通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

3

9

2着

2

相手

1

3

7

9

13

14

10通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

3

9

2着

1

3

9

相手

2

4通り 各100円

井内利彰の見解

 京都芝2200mで行われるエリザベス女王杯は、スノーフェアリーが連覇したり、リトルアマポーラが優勝したように「軽目トラック」という、非常に軽い調教タイプが優勝することがあります。これは牝馬限定G1ならでは、そのように解釈しています。

 ただし、京都芝外回りの中距離戦ということもあって、流れひとつで、運動量が重要なレースにも変身します。その典型が、2009年。クィーンスプマンテテイエムプリキュアはどちらも標準多め坂路。それまでの競走成績からは、決して評価できないと思いますが、調教タイプは十分に適性があるものでした。また、昨年も乗込併用のレインボーダリアが優勝。人気薄の優勝には、追い切り本数の多さが必要だという認識でいいでしょう。

 ◎ディアデラマドレ。この中間も角居勝彦厩舎らしく、しっかりと追い切り本数を重ねています。1週前追い切りはDコース芝馬場での追い切りでしたが、きっちりと併せ馬で先着。そして、最終追い切りはCコースW馬場で追走する併せ馬から、持ったままの手応えでグラッツィアに先着。これは角居勝彦厩舎の勝負調教です。

 前走のレースぶりが非常に派手ですが、瞬間的な加速力は並ではありません。それを示したのが、今週の追い切りでしたし、ここにきて充実期を迎えた印象があります。日頃から落ち着いた雰囲気で歩けていますし、体を大きく見せるのが、いかにも調子の良い3歳馬。雨と距離に対する適性は分かりませんが、今の具合の良さなら、G1馬相手でも見劣らない、むしろ差し切れる勢いがあると見ました。

 ○メイショウマンボ。やはり、この馬を評価しないわけにはいきません。ただ、気になっているのは、中3週で3本の追い切り。前走時よりも1本少なくなりましたし、最終追い切りの坂路で、ラスト1Fがかなり減速しています。もしかすると、ピークは前走だったかも知れません。

 ▲ヴィルシーナ。前走は陣営も納得の敗戦。このレースへ向けた布石だったと考えれば、よく頑張ったレース内容でしょう。最終追い切り場所も坂路に戻し、この馬らしい動きを披露。馬体が減ることもないので、8日には坂路を乗っていますし、叩いた上積みは確実にあるでしょう。

 ☆オールザットジャズ。前走のレース内容はともかく、前走後の調教開始が早いこと、鞍上にM.バルザローナ騎手を配してきたこと、陣営の意気込みは感じます。それに応えるように、ジョッキーが騎乗した今週の追い切りで抜群の動き。角居勝彦厩舎の勝負調教に該当していますから、本命も考えたほど。とにかく状態は文句ないでしょう。

 △アロマティコは中2週だった秋華賞(3着)が標準多め併用。この調教タイプなら、もっと高い評価を考えましたが、今回は標準坂路主体。決して悪くありませんが、逆に評価を上げる要素もなく、この位置に。△デニムアンドルビーは1週前追い切りが坂路、最終追い切りが反応悪く遅れ、という点を差し引いてこの評価。△レインボーダリアは昨年と同じ二ノ宮敬宇厩舎の勝負調教で評価しています。

1.オールザットジャズ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

2.ディアデラマドレ
今回:乗込坂路主体
前回:標準多め坂路主体

3.メイショウマンボ
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準坂路主体

4.ミッドサマーフェア
今回:乗込坂路
前回:馬ナリ平均坂路

5.ホエールキャプチャ
今回:乗込坂路
前回:乗込坂路

6.ハナズゴール
今回:標準坂路
前回:標準多め併用

7.アロマティコ
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路

8.マルセリーナ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

9.ヴィルシーナ
今回:標準併用
前回:標準併用

10.エディン
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック

11.タガノイノセンス
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均トラック

12.セレブリティモデル
今回:標準併用
前回:標準併用

13.レインボーダリア
今回:標準トラック
前回:標準トラック

14.デニムアンドルビー
今回:標準多め坂路主体
前回:乗込坂路

15.スピードリッパー
今回:乗込併用
前回:軽目併用

16.セキショウ
今回:軽目トラック
前回:馬ナリ平均トラック

17.トーセンアルニカ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路

18.ラキシス
今回:標準多め坂路主体
前回:乗込坂路

 山崎エリカの予想

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予想印
6ハナズゴール(9人気)
14デニムアンドルビー(3人気)
7アロマティコ(5人気)
2ディアデラマドレ(8人気)
8マルセリーナ(12人気)
16セキショウ(14人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

6

1点 5000円

馬連

6

-

14

1点 2000円

馬連

6

-

7

1点 1000円

馬連

2

-

6

1点 800円

馬連

6

-

12

1点 700円

馬連

6

-

8

1点 500円

山崎エリカの見解

 例年、秋華賞の上位馬が上位人気に支持されますが、今年のローズS秋華賞はともに前が崩れたハイペース。よって、展開に恵まれて勝利したデニムアンドルビーメイショウマンボは人気ほど信頼できません。

 また、古馬ではヴィルシーナが人気ですが、前走の負け方があまりにもあっさりすぎて順当に上積みが見込めるか疑問です。また、穴人気の3歳馬たちはPP指数から考えて、あくまで伏兵の域を出ません。近走成績のしっかりした古馬勢がいないために、押し出された穴人気になっているにすぎないでしょう。

 競馬の穴狙い方の基本は、もともと強い馬が巻き返すタイミングを狙い打つこと。よって◎はチューリップ賞ジェンティルドンナを完封した実績があり、今年の京都牝馬Sを圧勝しているようにハマれば強い馬ハナズゴールを推します。

 前々走で今回の距離に慣らすためにオールカマーを使い、直線では下がってくる馬を捌きながら一瞬の鋭さを見せる上々の内容。前走では意図的に1800m戦で好位につけてスピードを強化。更に力を出し切らず、今回に力を温存した形。一変して当然の馬です。

 ○は前走の秋華賞では休養明け好走のダメージが出たようで、いつもより行きっぷりが悪く、後方から追っつけ、追っつけで4着止まりでしたが、前々走のローズSメイショウマンボに完勝ならば巻き返しが怖いデニムアンドルビー。この馬はレース序盤でどうしても置かれてしまうので、前走から距離が1F長くなるのは歓迎でしょう。

 ▲は前々走の佐渡Sで上がり3Fタイム2位の2着馬マイネオチャードを0.7秒上回る末脚で圧勝したアロマティコ。出走馬すべてが上がり3F32秒台というスーパースローペースの前走、府中牝馬Sではラスト3-4F地点で前が壁になって進路が確保できなかったために、実質末脚不発の上がり3F2位タイでしたが、2-5走前はメンバー中で最速の上がり3Fをマークしているようにこの馬の末脚は非凡。前走で末脚が不発したことで、力を温存した形で今回を向かえることが出来るので、巻き返しが期待できそうです。内回りとの合流地点で馬群が散ける京都の外回りコースも合うでしょう。

 高橋学の予想

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予想印
3メイショウマンボ(2人気)
9ヴィルシーナ(1人気)
14デニムアンドルビー(3人気)
18ラキシス(6人気)
7アロマティコ(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

9

1点 4000円

馬連

3

-

14

1点 3000円

馬連

3

-

18

1点 2000円

馬連

3

-

7

1点 1000円

高橋学の見解

 古馬混合戦となったH8年以降の17年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。なお、「着外」は4着以下を、「掲示板外」は6着以下を指します。

エディン…【斤量増】前走比3キロ以上の斤量増加は[0-0-0-18]。

オールザットジャズ…【距離】2000m-2400mを5回以上走って連対が1回以下、かつ前4走内に上記距離内で連対がなし、の馬は[0-0-1-18]。

スピードリッパー…【芝実績】芝1勝以下は[0-0-0-17]。
この中には、前3走内にGIオークス秋華賞3着内の好走ある馬が6頭いたが…。

セキショウ…【下級戦】前3走内に8月以降の条件戦連対外がある馬[0-0-0-33]。

セレブリティモデル…【惨敗】前2走内に斤量54キロ以下で1秒以上の惨敗がある馬は[0-0-0-24]。

タガノイノセンス…【連対外】前2走ともGIII以下を使用し、ともに斤量55キロ以下で連対を外しているうえに斤量増加は[0-0-0-35]。

ディアデラマドレ…【使い詰め】夏7月以降に4戦以上も消化していた芝3勝以下の馬は[0-0-0-27]。

トーセンアルニカ…【右回り】右芝1勝以下の日本馬は[0-0-2-49]。

ハナズゴール…【ローテ】前2走が「GII以下戦着外→牝馬限定戦掲示板外」だった馬は[0-0-0-46]。
この中には、H14年ローズバド(前年2着馬、GIII戦4着→府中牝馬6着)8着、H18年キストゥヘヴン(桜花賞馬、GII戦5着→秋華賞6着)10着などGI好走歴があった馬もいた。

ホエールキャプチャ…【コース】京都芝を3回以上走って連対ゼロ、6回以上走って連対1回とコース実績が劣る馬は[0-0-1-23]。
H15年レディパステル(前年3着馬)が京芝3戦連対なしで4着、H22年レジネッタ(桜花賞馬)が京芝6戦連対1回で11着、H23年エリンコート(オークス馬)が京芝4戦連対なしで12着だった。

マルセリーナ…【不振】前3走ともGII以下で着外は[0-0-0-33]。

ミッドサマーフェア…【着外】芝3勝以下かつ芝着外10回以上は[0-0-0-23]。

レインボーダリア…【高齢】年内に芝重賞戦勝ちがない6歳以上は[0-0-1-16]。

□3歳馬
前走GI秋華賞で連対していた3歳馬は[3-4-1-12]。
このうち、

(1)ローテ…秋華賞連対の前走が8月以降の重賞戦5着内であること
(2)快勝…3歳以降の芝重賞戦で1馬身以上の快勝歴があること

以上の2項目ともに満たしていた馬は[3-4-0-0]。

 GIオークス秋華賞ともに1馬身以上の快勝だった3歳馬メイショウマンボが◎。

 また、例年、この時期になると世代間の力量差が取りざたされるが(今年は古馬混合重賞での3歳牝馬は[0-0-1-9]でレベルが低い?)、ここ5年、3歳馬で4人気のリトルアマポーラ(H20)が勝つ一方で、強力世代と言われた1人気のブエナビスタ(H21)・アパパネ(H22)が連対を外しており、総体と個体との力量差が混同されがちで、牝馬戦では世代間比較の物指しはあまり意味をなさない。

□男相手
 前2走内に牡馬相手の芝1800m-2400mのGIまたはGII戦で1着、負けても0秒6差内に踏ん張っていた4歳以上の日本の牝馬は[7-5-2-7]。
このうち、

(1)下級戦…前3走内にGIII以下の下級戦芝で掲示板外がないこと
(2)連対歴…前5走内に1800m以上の芝重賞戦、斤量54キロ以上で連対歴があること
(3)勝利数…芝3勝以上を挙げていること

 以上の3項目すべてをクリアしていた馬は[7-5-2-0]。
 前年2着のヴィルシーナ、前走GII京都大賞典で男馬相手に0秒6差ならぎりぎりセーフ。

□条件戦
 前走条件戦使用馬は[0-0-1-33]と連対例はないのだが、このうち、前走条件戦敗退・連対率5割未満・芝2勝以下といったあきらかに力量不足と思えるマイナスポイントをあてはめると大半が消え[0-0-1-1]。残った2頭、3着は昨年のピクシープリンセス(芝8戦3勝、連対5割)、着外はH20年3人気支持ながら発馬落馬後に空馬で1着?となったポルトフィーノ(芝4戦3勝)だけだが、規格外の条件馬ならチャンスはありそうだ。

 3勝、連対率6割のラキシスの走りに注目。前走1000万鳴滝特別勝ちだが、鳴滝の勝ち馬で、H14年サンライズジェガーが次走GIIアルゼンチン1着、H19年アドマイヤジュピタが同じく次走アルゼンチン1着など、ここをステップに中長距離GI・GII戦で活躍する馬が多くみられ、牝馬ながら鳴滝を勝った意義は大きい。

 古澤秀和の予想

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予想印
9ヴィルシーナ(1人気)
18ラキシス(6人気)
7アロマティコ(5人気)
2ディアデラマドレ(8人気)
13レインボーダリア(11人気)
8マルセリーナ(12人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

9

1点 1500円

馬連

7

-

18

1点 1500円

馬連

8

-

18

1点 1000円

馬連流し

9

相手

7

18

2通り 各2000円

馬連流し

9

相手

2

13

2通り 各1000円

古澤秀和の見解

7番:抜群のデキ。
8番:馬体良く見せる。
9番:きっちり仕上がる。
18番:ここでも見劣りしない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【ただ一点】4歳秋のヴィルシーナの、最大・最終目標は、ただ一点。このエリザベス女王杯にあり。ステップレースに牡馬混合の2400mの京都大賞典をチョイスしたのは、まさにその意思表示。しかし、その京都大賞典。7Fから11Fにかけ、11秒台のラップが5連続と急加速。あのゴールドシップも、それを深追いしたトーセンラーも沈没する、大番狂わせの一戦となったが、果敢に先陣争いを演じたヴィルシーナの失速はましてや。しかし、[4513]のうち、馬券の対象から外した3回は、いずれも牡馬混合の重賞。牝馬同士に限れば、まず崩れはない。日曜日は傘マーク。昨年のエリザベスは、重巧者のレインボーダリアにアタマをハネられたが、あれほどの雨量は、たぶんない。培ってきたキャリア、適度に湿った芝が、今年は逆に恵みの雨となる。もちろん、秋華賞メイショウマンボを旗手とする3歳勢は強敵。オークスの2分25秒2という走破タイムはレース史上歴代2位。春の時点で3歳世代のレベルの高さをそれなりに証明はしていたが、二冠目の秋華賞でさらに内容を研磨。1000m通過・58秒9というミドルペースを、じっくりと後方10番手で待機。残り4F標識から一気に11秒台にペースアップした3コーナーすぎ。当面のライバルであるデニムアンドルビーの圧力をハネ返し、直線入り口でひと気合つけると、二段加速で完勝。上がり3Fは、レースのソレを1秒2上回る34秒2だった。好位のポケットから最速の上がりを駆使した、オークスの立ち回りの上手さも印象的だったが、秋華賞もコースロスの大きいタイトな内回り2000mを、外め16番枠から自らが捌いて1分58秒6。後続に1馬身4分の1という余力を加味すれば、流れ次第では時計も1分58秒ソコソコに時計も詰ったように思う。ちなみに秋華賞1分58秒2-4秒台の優勝馬は、スイープトウショウカワカミプリンセスレッドディザイアアパパネアヴェンチュラといった名牝がズラリ。歴代の秋華賞馬たちに追いついている。前走のデキをどれだけ維持できているか。道悪対応の二点を結んだ線が、◎か○かの線引き。この両頭に、3本の矢となって攻勢を仕掛けてくるのが角居勢。一の矢はデニムアンドルビーメイショウマンボを封じ込めるべく、懸命にプレッシャーもかけたが、やっぱり内回り。強引に勝ちに動いての4着なら仕方なし。言われているように、今度は外回りの2200m。馬場が湿ってくれれば、それはそれでありがたい。大一番への内田のコメントみたいなものが、あまり伝わってこないが、逆にそれは、並々ならぬ心づもりの裏返しかもしれない。二の矢はラキシス鳴滝特別は、これぞサラブレット。美しい生き物が走っているかのよう。見た目だけではなく、上がり2Fは推定10秒9―10秒8。凄味すら感じさせる圧巻の加速ラップだった。やや距離が微妙だが、ディアデラマドレ堀川特別・33秒1の切れも、GIに僅差。ホエールキャプチャは、府中牝馬を貫禄の上がり32秒8。鞍上の蛯名も闘志満々。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

9

14

2着

3

9

14

相手

1

2

3

5

8

9

14

20通り 各500円

須田鷹雄の見解

 今回のエリザベス女王杯には、4つのグループが出走していると考えている。ひとつは3歳の世代上位勢、2つめは古馬のG1実績馬、3つめは若い上がり馬。4つめはそのいずれにも属さない馬たちだ。極端な馬場や展開になる年は第4のグループにも出番があるが、通常の年は第1第2のグループが上位争いを演じ、そこに第3グループがどれだけ絡めるかということになってくる。

 ◎は古馬のG1実績馬からヴィルシーナとした。牡馬相手の競馬で負け癖さえついていなければ、この馬が一番計算が立つ。逆に、他のG1実績古馬は毎回アテにできるというタイプではない。もう1頭、1着まで見込むのが○デニムアンドルビー。外回りに替わることでこの馬の不器用さが救われると見る。外めの枠を引いたのも良い。多少距離損しようとも、好きなタイミングで好きなようにアクセルを踏んでいけるほうがこの馬には良い。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

3

9

14

12通り 各400円

3連単BOX

1

3

9

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

2

5

9

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

14

相手

1

2

5

9

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

9

相手

1

2

5

14

18

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【伏兵注意】オークス&秋華賞を制したメイショウマンボを中心に推す。前走は内回りで外枠と不利な条件だったが、末脚を伸ばして快勝した。外回りで距離延長は歓迎材料。古馬混合戦となった96年以降、3歳馬は同レースで最多タイの6勝を挙げており、古馬初対戦でも通用する。デニムアンドルビーオークス(3着)、秋華賞(4着)ともに1番人気で、素質は見劣らない。前走は二の脚が付かず不安が的中する形となったが、条件替わりで逆転を狙う。ヴィルシーナは今春のヴィクトリアMを制覇。休み明けの前走は8着だが、牡馬相手で展開も厳しかった。叩き2走目で一変があっていい。ホエールキャプチャは前哨戦の府中牝馬Sを快勝。ヴィクトリアMは昨年1着で、今年はハナ差2着とトップクラスの1頭だ。あとは、ディアデラマドレオールザットジャズラキシスの角居勢も侮れない。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

3

5

14

18

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

3

5

14

18

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ヴィルシーナは「ディープインパクト×マキアヴェリアン」という組み合わせ。「ミスタープロスペクター+スペシャル牝系(ヌレイエフやサドラーズウェルズなど)」というディープインパクト産駒のニックスを持っている。昨年の牝馬クラシック戦線で激闘を繰り広げたジェンティルドンナのように、牡馬を打ち破ってG1を勝つような女傑ではないが、牝馬同士ではキッチリ勝ち負けに持ち込んでいる。デビューからこれまで先着を許した牝馬はジェンティルドンナレインボーダリアマイネイサベルの3頭のみ。レインボーダリアは道悪適性、マイネイサベルはマイル適性で上回っただけであり、良から稍重の芝2000m前後における信頼性は現役牝馬のなかでジェンティルドンナに次ぐ存在だろう。前走の京都大賞典は8着だったが、休み明け、+16kgの馬体重、前潰れの展開、と不利な条件が重なった。春にヴィクトリアマイルを勝ったときは休み明けの大阪杯6着から巻き返しており、今回は当時と状況がよく似ている。牝馬限定戦では7戦して一度も連対を外しておらず、稽古で上々の動きを披露した今回は、馬券圏内から外れることはないだろう。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
8マルセリーナ(12人気)
9ヴィルシーナ(1人気)
14デニムアンドルビー(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

9

1点 5000円

馬連流し

14

相手

8

9

2通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎マルセリーナは、4走前に直結コース阪神芝2000mのマーメイドS(G3)を勝利した。その後に出走した函館芝コースに適性はなく、2-3走前の惨敗は度外視する。桜花賞(G1)を勝っているように、能力的にG1レースを勝ち負けできる馬。レース間隔が少し開いた前走を叩いた上積みが見込め、広い京都外回りコースで変わり身を警戒する。

穴馬の見解:▲デニムアンドルビーは、前々走にて直結コース阪神芝1800mのローズS(G2)を制した。追込馬なので直線の長いコースの方が合っており、阪神外回りのローズSや東京のフローラSを勝っている。秋華賞は京都内回りコースで施行されたため、脚質的に合わなかった。今回、前走と同じ京都ではあるが、外回りコースに替わることから末脚を活かせる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
3メイショウマンボ(2人気)
14デニムアンドルビー(3人気)
9ヴィルシーナ(1人気)
5ホエールキャプチャ(4人気)
7アロマティコ(5人気)
10エディン(10人気)
18ラキシス(6人気)

netkeiba編集部の見解

 牝馬のG1レースは、春のヴィクトリアマイルと秋のエリザベス女王杯。春がマイル戦なのに対して、秋は2200mで争われます。古馬牝馬の重賞路線はマイル近辺で行われるので、2200という距離は牝馬にとってふだん走りなれない距離になります。切れ味だけでは勝ち切れない条件で、前哨戦では届かなかった馬がスタミナを活かして台頭する、というのが毎年の穴パターンです。

 古馬牝馬のトップクラスは牡馬混合のG1に向かうことが多いため、近年は3歳が優勢の傾向が顕著です。牝馬は牡馬よりも完成が早いので、3歳馬に与えられる2キロの斤量減がより一層プラスに働いている面もあるでしょう。

 メイショウマンボオークス秋華賞の二冠馬。外を回って勝った秋華賞は着差以上の完勝で、文句なしに3歳ナンバーワン牝馬といえます。息の長い末脚を使える馬ですから、外回りに替わるのも問題ありません。最強のジェンティルドンナ不在ならば、古馬初挑戦でも不動の中心になります。

 デニムアンドルビーオークス秋華賞ともに1番人気に推されながら、不器用な脚質が災いしてここまで無冠に終わっています。前走は小回りを意識して早めに動いた結果終いをなくした印象。外回りに替わって末脚を温存すれば、強かったローズSの再現があるかもしれません。

 ヴィルシーナは強いジェンティルドンナと同期だったため、3歳時は無冠に終わりましたが、春のヴィクトリアマイルで悲願のG1制覇を達成しました。牡馬のトップクラスと戦ってきた地力は最上位で、牝馬限定戦なら大崩れは考えられません。

 アロマティコはスタートが安定しないので勝ち味に遅い現状ですが、コース替わりと距離延長で台頭の余地は充分。ラキシスは1000万条件を勝ったばかりですが、一夏を越してパワーアップしているので、一線級相手でも侮れません。エディンは古馬になって力をつけた上がり馬で、今回と同じ条件を前走で勝っているのは強みです。ホエールキャプチャは今年のヴィクトリアマイル2着で前走府中牝馬Sの勝ち馬ですが、力量を最大限に発揮できるのは1600から1800mなので、今回は一枚割り引きたいと思います。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

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