【まともなら一騎打ち】
皐月賞への
キズナを、ここで断ち切るわけにはいかない。前走の弥生賞は、道中はスローの中団。一気にペースが上がった勝負どころで、外に持ち出すかインを突くか。一瞬のためらいが明暗をわけ、0秒1差遅れの5着に敗れてしまったが、ゴール前の脚色は上位馬より優勢。元より、新馬戦の上がりラップは、推定11秒7-11秒2-11秒1。
黄菊賞の1分49秒8は、同日の古馬OP・
アンドロメダSの1800m通過タイムと同じ。クラシックレベルの時計的下地は十分だ。
毎日杯制覇を手土産にいざ
皐月賞へ。逆転があれば
コメットシーカーのポテンシャル。デビュー戦は、11秒9-11秒0-11秒4というレースラップに対し(3Fは34秒3)、自身の上がりは33秒7。東京の1800から2000m得意のディープ産駒はわんさかいるが(笑)、そのラップ形態は、弥生賞馬
カミノタサハラが同時期の東京1800mでマークした数字とほぼ互角。母は米国8勝、芝GI勝ちという血統背景も優秀。
毎日杯奪取で
皐月賞の権利取りを目論む。三番手には
サトノキングリーを見直し。折り合いに泣きチグハグな競馬が二戦続いているが、半兄はダービー3着馬
ハイアーゲーム。新馬戦で競り落とした相手は
若駒S優勝馬。潜在能力は侮りがたい。末脚勝負に徹すれば新たな道も開けるか。
バッドボーイは、ラジオNIKKEI杯2歳S2着、
きさらぎ賞4着。
ラブリーデイは
京王杯2歳S2着。重賞戦線で好走してきたキャリアと実績を生かしたい。
オメガキングティーは目下二連勝。勝ち鞍はマイルだが、レース内容はしぶい。
ジャングルポケット産駒だけに距離延長はOK。