11R

宝塚記念

15:40発走 / 芝2200m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 阪神 8日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 11頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
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 井崎脩五郎の予想

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予想印
3フェノーメノ(3人気)
4ダノンバラード(5人気)
6トーセンラー(4人気)
10ゴールドシップ(2人気)

井崎脩五郎の見解

・前走で2番人気以下かつ4着以下だった馬
※阪神過去6年[0-0-1-39]
●2012年該当馬→エイシンフラッシュ(6着)、アーネストリー(7着)、ナカヤマナイト(8着)、モンテクリスエス(13着)、スマイルジャック(15着)
○2013年該当馬→ヒットザターゲットタニノエポレットシルポートスマートギアナカヤマナイト

・前走で条件戦に出走していた馬
※阪神過去6年[0-0-0-2]
●2012年該当馬→該当なし
○2013年該当馬→ローゼンケーニッヒ

・中9週以上の間隔で出走する馬
※阪神過去6年[0-0-0-12]
●2012年該当馬→エイシンフラッシュ(6着)、フェデラリスト(10着)、ネコパンチ(16着)
○2013年該当馬→ジェンティルドンナ

2012年残った馬→オルフェーヴルルーラーシップショウナンマイティウインバリアシオンマウントシャスタビートブラックヒットザターゲットトゥザグローリーホエールキャプチャ

【2012年結果】
1着:オルフェーヴル(○)
2着:ルーラーシップ(○)
3着:ショウナンマイティ(○)

2013年残った馬→フェノーメノダノンバラードトーセンラーゴールドシップ

2013年上半期[星取り表]:●◎●○○●◎●●◎●●●●△●◎●●●△●●●

井崎:シュプリームギフトフォーエバーマークアドマイヤセプターもあるのに、勝ったパドトロワ「だけ」がヌケとは……いよいよヤバいな(笑)。

須田:ヤバいのは元々ですが、ヌケ方が最悪ですよねえ。人気の2頭がそろって飛んでくれたおかげで、3連単は16万馬券だったというのに!

井崎:でも須田クン、たしか先週「ドリームバレンチノ軸がいいと思う」とか言ってたよな? アレに乗ってたらどのみちハズレだったワケだし、ここはひとつ穏やかにだな。

須田:相変わらず責任転嫁は上手いですねえ(笑)。上半期の最終週でもあり、愚痴を言いたい気持ちでいっぱいではありますが、このへんでやめておきましょう。

井崎:それにしても宝塚記念オルフェーヴルの回避でかえって難しくなったんじゃないか? 三強ですんなり決まるような気もするし、決まらない気もするし……。

須田:とはいえ、そこでキッチリ決まっても、この少頭数だと儲からないですからねえ。ものすごく絞って買うか、思い切って三強の一角を外して買うかじゃないかと。

井崎:さすがにこのメンバーで、三強のうち2頭が4着以内に終わるというのは考えづらいもんなあ。で、逆転の期待が持てるとしたら……トーセンラーあたりかね?

須田:実績的にはそうなんでしょうけど、その実績にしても上位とは差がありすぎますから、ここはここで買いづらいんですよ。11頭立てとは思えない難しさですなあ。

井崎:で、アレコレ悩みつつ消去ネタと格闘した結果、なんとジェンティルドンナが「消し」対象になってしまったという(笑)。つまり、一角外しのパターンだな。

須田:……それはアレですか、三強でもいちばん人気しそうな馬を「あえて」外して勝負することで、上半期の負債を少しでも取り返そうと?

井崎:いや、そこまで意図的ではないよ(笑)。単に、このローテを嫌ったというだけの話。ドバイ遠征からのローテで宝塚記念を好走した馬って、記憶にある?

須田:言われてみれば……思い当たらないですね。昨年のエイシンフラッシュがドバイ遠征帰りだったと思いますけど、結果は6着でしたし。

井崎:そう、香港のクイーンエリザベス2世カップからは来るんだけど、こっちは間隔が短いんだよな。海外遠征からの期間を開けての出走って、やっぱり難しいんだよ。

須田:で、そこを消したかわりに、ダノンバラードトーセンラーを格上げと。まあ、わかるっちゃわかる買い目ではありますが……ジェンティルドンナ、強いですよ?

井崎:しかも、前々から押し切れるという、このコースに向くタイプでもあるんだよな(笑)。でも覚悟の上で、上半期の最後にドカーンと花火を打ち上げようかと!

須田:……梅雨時ですし、火薬が湿気ってる気がしてなりませんよ、その花火。いずれにせよ、これが上半期のフィナーレ。それにふさわしい結果でお願いします!
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

10

1点 1800円

馬単1着流し
1着

10

相手

3

11

2通り 各2000円

馬単1着流し
1着

3

相手

10

11

2通り 各1500円

3連単1着2着流し
1着

10

2着

3

相手

6

9

11

3通り 各200円

3連単1着2着流し
1着

3

2着

10

相手

6

9

11

3通り 各200円

東大ホースメンクラブの見解

 本命はゴールドシップ。前走は早めに仕掛け外を回すことになってしまい、最後の直線も外に出すのに少し苦労する厳しい展開になってしまい大敗を喫しましたが、それでも最後まで力を抜かず走りきっていました。小頭数の今回はそのような不利は少なく、実力を出し切れるでしょう。

 対抗はフェノメーノ。初の58kgを背負ったGIの前走でしたが、展開にも恵まれ初のGI勝利を挙げました。ただ、実力は本命馬に少し劣っていると判断。展開の利なしにGI2連勝は厳しいでしょう。

 3番手評価はジェンティルドンナ。3歳牝馬ながらJCを制覇する実力の持ち主ですが、今回はそこから+3kgの56kgを背負っての牡馬との対戦で少し評価を落としました。

 4番手評価はトーセンラー。実力はあるのですが、このメンバー相手に馬券圏内に入るのはかなりの運が必要になってくるでしょう。

 最後にローゼンケーニッヒ。1000万下を2連勝してからの挑戦です。どこまで走れるかに期待します。

 東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

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予想印
3フェノーメノ(3人気)
11ジェンティルドンナ(1人気)
10ゴールドシップ(2人気)
6トーセンラー(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単

3

11

10

1点 5000円

3連単

3

11

6

1点 2000円

3連単

3

10

11

1点 2000円

3連単

3

10

6

1点 1000円

望田潤の見解

 ○ジェンティルドンナは母も母父もダンジグ系のスプリンターだから内回りを捲る機動力も十分だが、シルポートが淀みないペースを刻めば最後は持続力や粘りの勝負になりそうで、ならば母父ダンジグ系でも母父ベルトリーニの女馬より母父デインヒルの男馬のほうを信用したい。

 ◎フェノーメノステイゴールド産駒としてはナカヤマフェスタと似た配合パターンで、パワーと粘りに長けた中距離馬で、急坂コースの少し上がりのかかる決着は望むところ。

 ゴールドシップは内回りの有馬や皐月を勝ってはいるが、外々を回して惰性をつけながら4角を回ってきて直線でストライドを伸ばして爆発するタイプで、こういうタイプはなかなか勝ちきれないのが内回り宝塚の歴史。

 トーセンラーが一角崩しを狙うには3強の前で立ち回るしかないだろうが、行ったら行ったで◎○が捲る際の格好の目標になりそうで、阪神内回りでそれを振り切るのは並大抵のことではない。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 6500円

3連単フォーメーション
1着

10

2着

11

相手

1

3

4

5

9

5通り 各300円
3連単フォーメーション
1着

10

2着

3

4

5

9

相手

1

3

4

5

9

11

20通り 各100円

井内利彰の見解

 2004年以降、阪神芝2200mで行われた宝塚記念は8回。1着馬の調教場所の内訳をすると、

 5勝 坂路
 2勝 併用
 1勝 トラック

 圧倒的に坂路調教馬に有利なレースであることは間違いありません。ちなみに、本数や強さ関係なく、トラック調教馬というくくりで成績を見ても[1-1-1-27]と馬券的には軽視すべき成績が出ています。よって、☆フェノーメノに対して高い評価はできません。ただし、今回の中間の追い切り内容は前走天皇賞春時とほぼ同じ。体調が万全なことは間違いないので、これは評価させてもらいました。

 坂路もしくは併用ということだけであれば、該当馬は多数。ここで重要になるのが、最終追い切り場所。「栗東坂路で2F24.9秒以下」という追い切り条件をクリアしている馬の成績は、2004年以降(京都除く)で[3-2-1-10]。2012年もこの条件を根拠にショウナンマイティを◎にしました(3着)。

 阪神競馬場の内回りの直線距離は約400m。最後の直線に坂がある、この距離ですから、栗東坂路の2Fと似ている形状ということ。そこで速い時計をマークできているということは、坂の負荷をしっかりと駆け上がることができるのでしょう。2013年の該当馬は3頭。

 その中から、◎ゴールドシップ。最終追い切り自体は須貝尚介厩舎の勝負調教に該当しましたし、調教本数が多いというのもプラス材料。これは客観的な調教データですが、主観的に見ても、21日に確認した、ゴールドシップ内田博幸騎手のコンビが非常にいい雰囲気に見えました。最終追い切りで前向きさを見せていたように、あのイメージでレースできれば、勝負どころで置かれるようなことはないでしょう。

 ○ジェンティルドンナは調教条件に該当した坂路調教馬ですが、調教タイプが標準少め坂路。本数が少ないということが、どうしようもない減点。実際、宝塚記念の馬券圏内馬で、調教本数が少なかった馬は馬券に絡んでいません。それでも最終追い切りの動き、そして、石坂正厩舎の勝負調教に該当していることは無視できません。

 もう一頭の調教条件に該当した馬が△シルポート。この中間は普段の坂路を2本乗るようにしており、ボリューム感の増した馬体。本来の前向きさも出てきている今なら、逃げてどこまでに託してみたくなります。そして、西園正都厩舎の勝負調教にも該当。

 追い切りの内容だけ評価の対象にすれば、決して印は回らない△ローゼンケーニッヒ。ただ、併用で本数多い調教タイプは複勝率43%。これに「後方から折り合いに専念して」という橋口弘次郎調教師の展開イメージも嵌まりそう。

 △ダノンバラード池江泰寿厩舎の勝負調教で、調教タイプも評価。昨年出走時の追い切り内容よりも動きが良かった△ヒットザターゲットはあくまで3着での押さえ。

1.ヒットザターゲット
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

2.タニノエポレット
今回:標準多め併用
前回:標準少めトラック

3.フェノーメノ
今回:標準多めトラック
前回:標準多めトラック

4.ダノンバラード
今回:標準多め坂路主体
前回:標準併用

5.シルポート
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

6.トーセンラー
今回:標準トラック主体
前回:標準併用

7.スマートギア
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

8.ナカヤマナイト
今回:乗込トラック
前回:軽目トラック

9.ローゼンケーニッヒ
今回:乗込併用
前回:馬ナリ平均坂路主体

10.ゴールドシップ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

11.ジェンティルドンナ
今回:標準少め坂路
前回:海外

 山崎エリカの予想

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予想印
5シルポート(6人気)
3フェノーメノ(3人気)
11ジェンティルドンナ(1人気)
8ナカヤマナイト(7人気)
10ゴールドシップ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

5

1点 1000円

複勝

5

1点 4000円

馬連流し

5

相手

3

11

2通り 各2000円

馬連流し

5

相手

8

10

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 上半期の総決算・宝塚記念オルフェーヴルの回避は残念ですが、ゴールドシップジェンティルドンナフェノーメノの3強が激突します。

 しかし、ゴールドシップは今年初戦の阪神大賞典でそれまで古馬G1で1度も連対したことがなかった相手に辛勝。次走の春の天皇賞では3コーナー手前でポジションを押し上げ切れず、本格化してから始めての5着に敗れました。今年に入って不振なのは明らか。

 ジェンティルドンナは休養明けのドバイシーマクラシックを2着好走後の凱旋門賞へ向けての始動戦。となれば勝負度合いは薄いはず。また、スロースタートの凱旋門賞でラビットのハナを叩いて敗戦を喫したエルコンドルパサーディープインパクトの二の舞にならぬよう、折り合いに専念したいはずです。

 フェノーメノは春の目標はあくまでも天皇賞だったはずで、あの素晴らしいパフォーマンスのあとにもう一回を期待するのはどうか? 昨秋も天皇賞を目標にし、自己ベスト指数をマークした後のジャパンCではジェンティルドンナに完敗の5着でした。また、芝3200mを後方から競馬をした後の芝2200mとなれば、テンに置かれる可能性が高いでしょう。これはもともとテンが遅いゴールドシップにも言えることです。

 そこで◎は単騎逃げが濃厚のシルポートを推します。これまではマイル路線を中心に使われてきましたが、昨秋の天皇賞でハイペースの大逃げを打ちながらラスト100m手前まで粘った内容から、本質はスタミナ型のステイヤーの可能性大。マイル戦よりも芝2200mのほうが合うでしょう。

 また、シルポートは昨年の京都金杯で逃げバテ16着→中山記念2着、阪神C逃げバテ14着→中山記念3着というように、短い距離の消耗戦を経験した直後の中距離戦での激走が目立ちます。短い距離を使ったことでスピードが強化され、楽にハナからセフティリードできているのが好走の理由です。よって、前走の安田記念をオーバーペースで逃げバテ18着後の今回はローテーションがバッチリ。相手は強いですが、3着まで視野に入れて狙う価値は十分です。

 〇は日経賞と天皇賞を連勝したように、今が充実期のフェノーメノ。後続勢の中ではもっともトップスピードに富んだ馬だけに、上積み「?」でも大崩れもなさそうです。

 ▲は斤量53kgに恵まれたこと、オルフェーヴル凱旋門賞で力をだしきった後の一戦で本調子ではなかったとはいえ、昨秋のジャパンCを勝利したジェンティルドンナ。前走のドバイシーマクラシックは2着に敗れたあたりからも、まだ本当の意味でオルフェーヴル級とは言えませんが、これから成長してブエナブスタのように強くなる可能性はあります。3強の中でもっとも前で立ち回れる可能性が高いのもこの馬です。

 高橋学の予想

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予想印
11ジェンティルドンナ(1人気)
3フェノーメノ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

11

1点 9000円

3連複

3

-

10

-

11

1点 1000円

高橋学の見解

GI格付けのS59年以降の29年間から、■消える馬(連対圏外の馬)を馬番別にチェックしてみよう。

■1ヒットザターゲット…前走年内の3000m以下芝のレース、良・稍重で着外(4着以下)だった馬は[0-0-4-110]。ヒットは、前走目黒記念4着。

■2タニノエポレット…右芝の複勝率5割未満の馬は、前走GI戦連対・GII戦1着・GIII戦3馬身以上1着の好走馬を除き[0-0-2-75]。タニノの右芝複勝率は・344。

■4ダノンバラード…前走GIII以下戦敗退馬は[0-0-2-48]。ダノンは、前走GIII鳴尾記念3着。

■5シルポート…キャリアが30戦以上もある馬で、前走GI戦連対外・GII以下戦敗退馬は[0-0-0-49]。H5年キャリア45戦のイクノディクタスが8人気2着と穴を演出していたが、同馬は前走GI安田記念2着だった。
また、過去30年で逃げ切りVは4回あるが、いずれも前走重賞戦1着だった馬。逃げ宣言のシルポートは、キャリア53戦、前走18着。

■6トーセンラー…芝15回戦3勝以下かつ芝連対率5割未満の馬は[0-0-1-22]。トーセンは、芝17戦3勝、芝連対率412。
また、過去20年、2000m-2200mを10回以上走って2勝以下は[0-0-3-24]。該当距離、H16年前走GI安田記念1着ツルマルボーイが[2-4-3-3]で6着、H21年前走天皇賞1着マイネルキッツが[2-3-2-9]で7着。トーセンは[1-3-3-4]。

■7スマートギア…消化度数の多い2000m戦に注目してみると、2000mを5回以上走って1勝以下かつ2000m連対率5割未満の馬は、前走GI戦連対除き[0-0-5-46]。スマートの2000m成績は[1-3-4-7]。

■8ナカヤマナイト…4月以降に2戦以上消化し、前走10着以下は[0-0-0-22]。ナカヤマは、5月新潟大賞典5着→6月安田記念12着。

■9ローゼンケーニッヒ…前4走内に年明け以降のGII以下戦で着順掲示板を外す6着以下がある馬は、前走GI戦3着内・GII戦連対の格上戦好走馬を除き[0-0-6-129]。この中には、前走OP・GIII戦1着の上昇馬が10頭もいたが連対ならず。ローゼンは、4走前に1月条件戦10着あり、前走条件戦で半馬身差1着では役不足。

■10ゴールドシップ…負担重量設定が「4歳以上58キロ」となったH8年以降、2走前に斤量58キロ以上を背負っての重賞連対がなく、前走0秒8以上完敗だった宝塚記念58キロ馬のうち、2000m-2400m戦3勝以下馬は、前4走内にGI戦2馬身以上の快勝歴がある馬を除き[0-0-1-37]。この中には、ゴールドと同じように、前々走GII戦57キロ1着馬が7頭いたが巻き返しての連対ならず。
また、消化度数の多さで同じ中距離2000m戦に注目してみると、宝塚記念が2分10秒台-12秒0で決着した年が12回あるが、その年に芝2000mの持ち時計が2分01秒0を切っていない馬は、芝2000m連対3回以上かつ連対率5割以上の距離実績があった馬を除き[0-0-3-23]。H10年2分11秒9で決着した宝塚では、前年の有馬記念1着馬シルクジャスティス(2000m持ち時計2分01秒1)が「流れが速すぎてハミを取らず」6着。ゴールドの2000m持ち時計は2分01秒3。台風4号の影響による馬場状態に注目。

◎11ジェンティルドンナ
前3走とも重賞戦1-3着好走のキャリア20戦以下馬で、その3走内に芝良・稍重のGI戦(3歳限定戦除く)1着がある馬は[7-5-1-2]。
この連対を外した3頭は、6カ月ぶりの長期休養明け馬やゲート内駐立不良で急きょ外枠発走となった馬とマイナス要因があきらか。これを除くと[7-5-0-0]。

○3フェノーメノ
前走GI天皇賞春1着馬は[6-4-0-7]。このうち、前3走内とも着順掲示板内の5着以内確保かつ天皇賞春1馬身以上の快勝馬で、当日の体重増減が前走比10キロ未満内の馬は[4-1-0-0]。
木曜日の事前発表馬体重が510キロ(前走比14キロ増)のフェノーメノ。輸送で体重をどこまで落としてくるか要チェック。

 三田明太の予想

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予想印
4ダノンバラード(5人気)
10ゴールドシップ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

4

-

10

1点 10000円

三田明太の見解

 展開的にはシルポートの単騎逃げになりそうだが、週末が好天でも週中に降雨の影響を受けた馬場と、阪神2200mのコース形態、さらに3強の脚質を考えると、3角過ぎからの持久力勝負になることは必至だろう。指数的には上がりの掛かる展開への適性を重要視したい。

 本命はダノンバラードディープインパクト産駒であるが、産駒の一般的なイメージとは違い、デビューから一度も33秒台の上がりを使ったことがないという「斬れない」タイプ。その一方で、前後半のラップ差が小さい持久力勝負への適性は高く、昨年の日経新春杯で「119」、カシオペアSで「120」をマークするなど、今回のメンバーでも持ち指数は上位の存在。今回はAJCCと同じ2000m→2200mの距離延長で、タフな展開が期待できる舞台設定だけに、馬券圏内の一角を崩しても指数的には驚かない。

 馬券は3強の中で最も持久力適性の高いゴールドシップとのワイド1点で。

 古澤秀和の予想

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予想印
11ジェンティルドンナ(1人気)
10ゴールドシップ(2人気)
3フェノーメノ(3人気)
6トーセンラー(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

11

10

1点 5000円

3連複

3

-

10

-

11

1点 5000円

古澤秀和の見解

3番:素晴らしいデキ。柔軟でバネ感がある筋肉。馬場と枠順だけ。
10番:デキ安定。馬場合う。
11番:休み明けも仕上がる。動ける態勢。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【真摯にひたすらに】フェノーメノが「3強」から1強へと昇華する。ダービーは鼻差2着、秋の天皇賞は出し抜けをくらい0秒1差に惜敗…。あと一歩のところでGIを取り逃がしてきたが、春の天皇賞で待望のGI制覇。鞍上の蛯名と人馬一体となり、黒い光のかたまりが空気を焦がし、ただひたすらに先頭ゴールをつかみとっている。ちなみに天皇賞の通過ラップは1000m通過が59秒4-2000m通過は1分59秒7。3000m通過は菊花賞レコードを1秒1上回る3分1秒6。心臓がちぎれそうになる、タフなハイラップを踏襲して0秒2差の完勝。現役最強に名乗りをあげる、時計的根拠も確立できた。二走前の日経賞は、傷んだ芝との境目を慎重に選び最速の上がりでフィニッシュ。瞬発力勝負にもパワー勝負にも対応できる強みと自在性は、梅雨時の馬場の最大のアドバンテージとなる。地力・体質ともに強化なった4歳春、前走の反動も懸念には及ばないか。3番枠から素早く好位を奪い、真摯に勝利だけを目指す宝塚記念だ。もちろん、ジェンティルドンナの決め手は強烈。オークスが2分23秒6・5馬身差圧勝。オルフェーヴルを競り落としたJCの2分23秒1は、過去10年で3番目。時計的にはフェノーメノと互角以上の記録を残してきた。皮膚が黄金色に輝き、状態も最高レベルにある。11頭立てなら大外枠も問題なし。相手がフェノーメノと腹をくくれば、早めにプレッシャーをかけることも可能。初の56キロが少し気になるが、逆転のシーンも当然。先週の阪神をみると、良馬場なら条件戦でも上がり32秒台が出る、基本的には高速馬場。瞬発力勝負になると分が悪いが、馬場がしぶれば俄然ゴールドシップが首位争いに浮上。天皇賞は、息を入れにくい高速ラップに対応できず、なし崩しに脚を使わされたものの、湿った芝・急坂の阪神なら通りいっぺんの追い込み競馬ではなく、皐月賞で見せた内一気。昨年のオルフェーヴル同様のコース取りも選択可能だ。前走の天皇賞は、「攻めすぎ」?心身両面で緊張感を保ちきれず、やや馬が硬くなっていただけに上積みも期待していい。3強の牙城は高く、京都から坂のある阪神に替わるが、良馬場なら天皇賞2着のトーセンラーの一瞬の脚。道悪になればナカヤマナイトにも連下の目が出てくる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
10ゴールドシップ(2人気)
3フェノーメノ(3人気)
6トーセンラー(4人気)
11ジェンティルドンナ(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

6

10

11

12通り 各400円

3連単BOX

3

6

10

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

6

8

10

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

3

相手

1

6

8

10

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

10

相手

1

3

6

8

24通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【三つ巴】昨年の年度代表馬ジェンティルドンナが本命。ドバイシーマC(2着)からの帰国初戦になるが、じっくりと調整され仕上がり良好。昨年のジャパンCではオルフェーヴルを破っており、素直に実力を評価する。フェノーメノ天皇賞・春で悲願のGI初制覇。今年は2連勝中と充実一途で、自在性も武器になる。ゴールドシップは前走の天皇賞・春で5着だったが、速い流れも向かなかった。1週前から内田博騎手が付きっきりで調教をつけた効果で巻き返しがあるか。あとは、天皇賞・春2着馬トーセンラーに、ナカヤマナイトヒットザターゲットまで。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

11

相手

3

10

2通り 各2000円

3連単フォーメーション
1着

11

2着

3

10

相手

3

4

6

10

6通り 各1000円

栗山求の見解

 ◎ジェンティルドンナは「ディープインパクト×ベルトリーニ」という組み合わせ。母ドナブリーニはイギリスのスプリントG1の勝ち馬で、全姉ドナウブルーはマイル重賞を2勝している。父ディープインパクトの柔らかさと瞬発力に加え、母からパワーと持続力を受け継いでおり、牝馬にありがちなスピードと切れ味だけに頼ったタイプではない。金曜日の午後まで雨が降り続いたため、馬場のサーフェイスは多少荒れているが、土曜日の午後には良馬場に回復しており、馬場コンディションがパフォーマンスの低下をもたらすという懸念は去った。内回りコースだけに難なく好位を取れる機動力は魅力で、海外遠征を含めて連対を外したのは熱発明けのチューリップ賞のみという安定感は抜群。3歳牝馬ながらオルフェーヴルを倒してジャパンCを制した実力は破格というほかなく、どちらかといえば左回り向きであることを差し引いても、この距離で凡走することは考えづらい。正攻法で牡馬をなぎ倒してナンバーワンであることを示すはず。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
6トーセンラー(4人気)
10ゴールドシップ(2人気)
3フェノーメノ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

10

1点 5000円

馬連

3

-

6

1点 2000円

馬連

3

-

10

1点 3000円

奥田隆一郎の見解

 ◎トーセンラーは、前々走にて直結コースの京都芝2200mで施行された京都記念(G2)を勝利。その京都記念は、昨年の宝塚記念3着のショウナンマイティ(京都記念3着)を相手に重賞を制した。また、京都芝3200mが直結コースになるため、前走の天皇賞春(G1)を連対したことも評価できる。距離的に、前走より今回の方が合っているため、勝ち負けを期待する。

 ○ゴールドシップは、直結コース中山芝2500mの有馬記念(G1)の勝ち馬。前走の天皇賞春(G1)は5着に敗れたが、追込馬なので連勝を続けるのが難しい面もある。昨年の宝塚記念オルフェーヴルが制したが、その前走は天皇賞春でだんぜん1人気に支持されながらも、追い込んでの惨敗(11着)だった。ゴールドシップも、京都芝3200mより走り慣れた中距離の方が戦いやすいため、宝塚記念で巻き返せる。

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