【カブラヤオーの再来】記録通りなら、バンドワゴンで断然。開催最終週、しかも坂のある阪神で、初陣を1分48秒0で楽勝。上がりラップをひも解けば、11秒4-10秒9-11秒2(3Fは33秒5)。パワーかつ精密なこの数字を叩きだされれば、後続は形無し。

古いたとえでいえば、カブラヤオー。近直でいえばアサクサキングス?…そう、見るからに野武士然としたホワイトマズル産駒だけに、気性の在り方、あまりにHレベルすぎた前走の反動はないか。一抹の不安は抱えているものの、最終追い切りの坂路は、51秒9-37秒7-12秒5を馬なり。調教ひとつとっても、クラシック級の器が見え隠れ。

二の筆頭はヴォルシェーブ。まだいろんな幼さを抱えた馬だけに、黄菊賞は出遅れてレースの流れに乗れず。攻め強化、キャリアを積んだことで、前進の余地を残している。

アルティメイタムも、まだ馬体とフットワークがアンバランス。使い込めば矯正可能な馬だ。追走にモタモタするようなら、スリーカラーナンゴにも逃げ残りの目。

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【波乱含み】バンドワゴンの初戦は6馬身差をつけて圧勝。2着のトゥザワールドがすでに2勝していることからも、この馬の潜在能力の高さが伺える。ここは通過点だ。ヴォルシェーブの前走は出遅れて5着だったが、直線の脚は悪くなかった。アルティメイタムは血統的にまだまだ奥がある。スリーカラーナンゴはマイペースでスンナリなら。