【狙い澄まして】トウショウヘイローは、阪神ダート･2戦2勝を含め[3133]。前年の赤穂特別の2分3秒7は、不良馬場と稍重の違いこそあれ、一週前のOP･ベテルギウスSと0秒6差。休み明けを3･3着ときて、ベストの20000m。うがった見方をすれば、ここが目標ともいえる。

ヒラボクプリンスは、花背特別でトウショウに0秒1差と先着。函館の1700ダート･1分43秒9で、現級到達も見えていたが、いかんせん2000mは未知数。

思わぬガス欠を起こしてしまうようなら、ジワジワとラローザブル。エアラーテルの前走･1分53秒0は、ひとクラス上の1000万と双璧。アドマイヤケルソも、2000mでは底が割れていない。

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【上位拮抗】トウショウヘイローは昨年のこのレースの勝ち馬で、復帰後も2走連続で小差の3着。レース運びが安定しており、叩き3走目の今回はV最短とみる。ヒラボクプリンスの前走はハナ差2着と勝ちに等しい競馬だった。末脚秘めるラローザブルは、前が止まる展開なら。センキも現級の上位勢力。セブンフォース、アドマイヤケルソ、ウインアルザスを押さえる。

【順当】セブンフォースはセンスがよく立ち回りがうまい。余裕十分の前走内容からこのクラスでもいきなり通用する。ウインアルザスは走法と血統背景からダート戦で一変が望める。末脚のいいラローザブルに注意。

　アドマイヤケルソの前走は休み明け。伸び負けしたが、勝ち馬から0秒4差なら悪くない。今週は坂路で好時計。ひと叩きの上積みが大きく、前走で負けた相手にも逆転可能。

　トウショウヘイローは昨年のこのレースの勝ち馬。今回で休み明け3走目だが、巨漢馬でまだ上積みが見込めそう。2戦2勝と得意の阪神コースなら。

　ウインアルザスは前走で久々にこの馬らしい粘りを見せた。一時期の不振から抜け出すキッカケを掴んだ感があり、血統的にダートも向きそう。前半の芝でダッシュを利かせてハナを切れれば。

　その他では、相手なりに走れそうなセブンフォース、立ち回りが上手なヒラボクプリンス、決め手あるラローザブルあたり。