アサクサティアラはファイングレインの3/4妹で、ナスキロをクロスしつつ母からラトロワンヌ的パワーを補ってバランスをとり、しかもバークレアのニアリークロスという筆者の好きなディープインパクト産駒の配合パターンだ。

　母父がダンジグ系のマイラーなので機動力もあってレースをつくれるタイプだし、ここも好位差しで3連勝とみた。

　ティアーモも配合をほめてきた馬だが、キンカメ産駒としてはローズバドと似た配合パターンだから外回りがベターには違いない。

【三段跳び】アサクサティアラの二走前・1分47秒2は、同日のあやめ賞と、わずか0秒2差。あの一戦で、500万突破が想定内として見えていたが、続く前回の1分34秒2は、同日の古馬1000万を0秒6超。小柄な牝馬だけに、適度間隔を開けたローテーションも好感。平坦の小倉1800mは、例えるならアロマティコ的な適応力と瞬発力を想像していいのではないか。ティアーモの君子蘭・1分48秒0も、馬場差云々を差し引きすれば、1000万レベルに即対応。シンガポールTC2着のクイーンリヴィエラは、1F短縮にまだ新味。イイデステップの前走1分45秒5、同レース3着のサンレガーロも精度高し。連下は力量拮抗。

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【小波乱】アサクサティアラは正攻法の競馬で2連勝中。まだ底を見せておらず、この相手なら昇級初戦から勝ち負けだ。ティアーモはオークスでも6着と大崩れしなかった。適クラの今回は上位争い。クイーンリヴィエラは現級勝ち馬で、使いつつ上昇ムード。GIII(フラワーC)2着馬のメイショウスザンナは降級で見直したい。アルアマーナ、サンレガーロ、ダイワデッセーを押さえる。