【自信満々】スプリント路線に方向を転じ、レッドオーヴァルは水無月S2着。上がり33秒3に、福永も手応えを得たに違いない。ひも解けば、紅梅S快勝で、桜花賞・オークスへ参戦。思うように結果を残せないできたが、そもそもの能力は、中京1400mのレコ勝ちに集約。折り合い不問の1200mなら、切れを凝縮することで、現級突破はもちろん。重賞再挑戦の軌道を描いていい。

当面の目標はエールブリーズ。ダービー卿4着、京王杯3着。思った以上に力をつけている。掛かり気味の近走を思えば6Fもプラス。滞在競馬にもワンプッシュがある。57キロになるが、TVh杯2着のゴーハンティングの地力。モズハツコイも、思った通りスプリンターの道を前回で切り開いた。単騎マイペースなら、ブルーストーンはUHB杯の再現あり。

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【順当】レッドオーヴァルは前走で好走しており今回も首位争いが濃厚。現級で善戦続くゴーハンティングを対抗に据える。エールブリーズは距離微妙も降級戦なら首位争いが視野に。モズハツコイは昇級戦だがスピード発揮なら残り目が考えられそうだ。ブルーストーンも流れひとつで善戦可能。上昇ムードがあるエイシンオルドスも押さえたい。

　◎レッドオーヴァルは「ディープインパクト×スマートストライク」という組み合わせで、安田記念（G1）を勝ったストロングリターン（父シンボリクリスエス）の半妹、先日新馬戦を快勝したコートシャルマン（父ハーツクライ）の4分の3姉にあたる良血。母コートアウトはスマーテア4×3という鮮やかな牝馬クロスを持ち、父ディープとニックスの関係にあるヴェイグリーノーブルを抱えている。大レース向きの底力を感じさせるハイレベルな配合だ。

　桜花賞2着のあと、オークス、ローズSと連続で大敗。その後、短距離路線にシフトしたことが吉と出て復活しつつある。5走前のスワンS（G2）4着、3走前の阪急杯（G3）3着は好内容で、前走の水無月S（準OP）では2着となって1200m戦にもメドをつけた。小回りの札幌コースで開催2週目となれば基本的に前に行った馬が有利だろう。しかし、本馬は差しタイプであっても力は上。勝ち負けに持ち込めるはずだ。

5月17日以来の実戦で、降級となる4歳馬。GII京王杯スプリングカップで3着の実績からもエールブリーズにとっては負けられない一戦だろう。東京の芝1400メートル戦で3勝。確かに若干距離は短いかもしれないが、ここはできればハナを切りたい快速タイプがズラリ。展開は超のつくハイペースまで考えられる。中団あたりで競馬をし、差し切り勝ちが描ける。

レッドオーヴァルにも似たような事が言える。3歳時にクラシックの桜花賞で2着、古馬と混ざった重賞の阪急杯でも3着。降級となった水無月Sでの好走は必然と言える。前者と同様に、距離は短いが展開がはまる。この実力馬2頭を中心に馬券を組み立てたい。