11R

札幌2歳S

15:25発走 / 芝1800m (右 C) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 札幌 5日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 14頭
本賞金:3000,1200,750,450,300万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 4000円

馬連流し

1

相手

2

4

8

12

13

5通り 各1000円

ワイド

1

-

2

1点 1000円

望田潤の見解

 フォワードカフェはモズの3/4弟で、母系にストームキャットが入るマンカフェ産駒にはショウナンマイティトレンドハンターマッハヴェロシティエーシンミズーリアンシェルブルーなどがいるが、母がきれいな相似配合になっていてこれらを凌ぐ好配合と言っていい。

 大型だが馬体は垢抜けていて非常に見栄えがするし、体質はしなやかなのに動きが俊敏で、デビュー戦は才能とスピードが有り余っているような勝ちっぷりだった。

 ショウナンマイティが前向きに先行しているような馬で、兄は09年札幌2歳Sで2着だったが器は弟のほうが間違いなく大きい。

 新潟2歳S以上に粒ぞろいのメンツとなったが、まずはこの馬の単で。

 ブライトエンブレムは東京で追い込んで勝ったが、血統的には小回りをパワーで捲るタイプでこれも奥がある素材だ。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 5000円

馬連流し

8

相手

1

5

12

13

14

5通り 各600円

3連単1着流し
1着

8

相手

1

5

12

13

14

20通り 各100円

井内利彰の見解

 札幌2歳Sで人気薄激走を調教タイプから見つける場合に「一杯追い」が重要であるということを、某月刊誌に記しました。しかし、そこにも注意書きしたように、開催における傾向をじっくりと見極めた上で、一杯追いを狙うことが重要だと思います。

 ちなみに1回札幌、先週までの2回札幌を含めて、芝2000mに出走した一杯平均トラックは10頭いましたが、2着が1回。先週の段階でも、時計の掛かる馬場にはなっておらず、まだまだ軽い調教で十分に対応できる馬場でしょう。

 ◎ミッキーユニバース。新馬戦は重馬場で逃げるレース展開でしたが、直線は後続を突き放す、強いレースぶり。戦前から藤沢和雄厩舎でも評価が高いと聞いていましたが、想像以上の強さ。前走の最終追い切りは美浦坂路でプランスデトワール(古馬1600万下)を追走する内容でしたが、馬なりで先着。この脚力は本物でした。

 今回の最終追い切りは札幌芝。もちろんVTRでの確認ですが、鞍上北村宏司騎手が抑えても抑え切れない手応えでレッドシャンクス(古馬1000万下)より前に出ようとする走り。折り合いを欠いているというよりも、スピードの違いで前を走っているという感じでした。重い馬場であれば、これだけ前向きだとスタミナの浪費が気になりますが、今の札幌芝には最適。

1.フォワードカフェ
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

2.ブライトエンブレム
今回:標準トラック
前回:標準トラック

3.サウスキャロライナ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:軽目トラック

4.ミュゼエイリアン
今回:標準併用
前回:標準トラック主体

5.スワーヴジョージ
今回:標準トラック
前回:標準多め併用

6.シゲルケンカヤマ
今回:一杯平均トラック
前回:標準少めトラック

7.トウカイバレット
今回:標準少めトラック
前回:標準併用

8.ミッキーユニバース
今回:馬ナリ平均トラック
前回:乗込坂路

9.キッズライトオン
今回:標準トラック
前回:標準トラック

10.アルマワイオリ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準多め併用

11.マイネルシュバリエ
今回:標準併用
前回:標準トラック

12.マイネルサクセサー
今回:標準多めトラック
前回:標準トラック

13.レッツゴードンキ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

14.アドマイヤガスト
今回:標準多めトラック
前回:標準トラック

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

3

5

8

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

14

相手

1

3

5

8

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

8

相手

1

3

5

13

14

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【1800m新馬のエイリアン】レコードで決着をみた先週の新潟2歳Sのレベルも高かったが、本年の2歳世代は、1800mでより内容は闊達。中でもミュゼエイリアンの福島1800m戦の勝ちっぷりは群を抜いていた。走破タイムは1分51秒3止まりだが、上がり4Fのレースラップは11秒7-11秒5-11秒7-12秒2(3Fは35秒4)。対するミュゼの上がりは34秒9。粘り気の多い福島芝で、推定11秒台を4連発、悠々の大外一気は、他場の1800m戦のレース内容とは一線を画す。調教はデビュー前も地味。札幌に渡り、いっぱい追いができた点を評価したい。函館や札幌デビュー組にも好素材が目白押し。

走破タイムだけでなく、前半1000mのペース、上がり3Fのラップを精査するのはかなり難解だったが、「目安」となるのは函館芝1800mを1分51秒0(レコード)、札幌・芝1800mのコスモス賞を1分51秒4(上がりは36秒1)で勝ち上がってきたマイネルサクセサー。その時計やラップをモノサシに、上積みや成長力をイメージしながら、超えられるか否かの判断が大事。となると、一番手浮上は、デビュー戦の札幌・1分51秒2のアドマイヤガスト。噂の大物トーセンビクトリーが狭いインに突っ込み不利を被るラッキーもあったが、11秒9-11秒4-12秒1(3Fは35秒4)という上がりをゴール前猛追(自身の上がりは35秒1)。兄のノーステアは現OPのステイヤー、吹き荒れるチチカステナンゴ旋風の台風の目。前走後の上積みに福永もかなりの手応えをもっている。

ミッキーユニバースは、新潟芝1800mを、文字通り馬なりの楽勝。重馬場で1分48秒8・上がり35秒1も優秀。前腕部と腹回りの重厚な造りは、底知れない迫力に満ち満ちている。パワー型のネオユニヴァース産駒、札幌の洋芝もお手のモノ。

スワーヴジョージは、初陣で函館を1分51秒4。函館1800mの新馬ではレースの質がもっとも高く、躓いて歩いていたデビュー戦から一変。ハービンジャー産駒は、上積みのある仔が相当多い。牡馬の重厚さとスケールを上位に置いたが、立ち回りは一瞬の切れなら牝馬にもチャンス。

サウスキャロライナは、「モノサシ」としたマイネルサクセサーを、11秒5-11秒8のラップで新馬戦で完封。レッツゴードンキは、札幌の洋芝を11秒7-11秒5の加速ラップで後続に0秒5差。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

12

相手

1

3

4

8

10

5通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 1800mになってからの札幌2歳Sを振り返ると、新馬・未勝利組よりオープン特別組のほうが回収率は高く、馬券的な魅力があった。いまでは北海道シリーズのスケジュールが短くなっているので同じ形ではとらえられないが、距離延長となっていたクローバー賞組がしばしば好走していたことを考えるとオープンでの経験というのは馬鹿にならないし、1回きりのパフォーマンスで人気になる新馬組よりもオープン特別組のほうが手堅いという面はあるだろう。

 ちなみに新馬組と未勝利組の間にもそう大きな成績差はなく、地味に見える未勝利組は馬券的に面白い面がある。今年は新馬組で枠が埋まってしまったが、そういう趣旨も込めて未勝利勝ち→コスモス賞勝ちの◎マイネルサクセサーから入りたい。好位につけるセンスと3戦の経験が生きてくると見る。配当を追求するため、ヒモは人気の新馬組を敢えて避けてみるが、もしオッズ的に採算が取れるなら5と14も押さえるだけは押さえたい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

2

6

12

12通り 各400円

3連単BOX

1

2

6

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

3

8

12

14

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

12

相手

2

3

8

14

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

8

相手

2

3

12

14

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【混戦】難解だが、初戦内容を評価してスワーヴジョージを中心視。マイネルサクセサーは再度の好位差しが狙えるとみて対抗に据える。ミッキーユニバースは条件替わりも素質的にチャンスがありそう。サウスキャロライナも力量互角で善戦以上が期待できる。ブライトエンブレムも素質あるタイプで要マーク。アドマイヤガストも立ち回り次第で食い込みが十分可能だろう。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

4

5

8

12

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

4

5

8

12

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ブライトエンブレムは「ネオユニヴァース×ウォーエンブレム」という組み合わせ。母ブラックエンブレムは現役時代に秋華賞フラワーCを制した。母はアワエンブレム≒ヘクタープロテクター2×2という特殊な凝縮を持っているので繁殖牝馬としての楽しみが大きい。父ネオユニヴァースはやや鈍重なところが見られるので、母のミスタープロスペクター3×4はフィットするはず。また、父ネオユニヴァースとニックスの関係にあるマキアヴェリアンは「ミスタープロスペクター+ホイストザフラッグ」で、本馬の母の父の父アワエンブレムも同じ構成。配合的に見どころがある。

 デビュー戦は出遅れて後方からの競馬となり、直線で大外に持ち出して差し切るという豪快な内容。直線の長い東京コースから直線の短い札幌コースに替わるので、前回のようなレースぶりでは届かないが、マクることができれば問題ない。そうした競馬をさせれば天下一品のネオユニヴァース産駒札幌2歳Sは過去に同産駒が2勝しているように血統的な相性は抜群だ。一発があってもおかしくない。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 早期デビューの中距離馬たちの第一次選抜試験。かつては、北海道シリーズの2歳戦の総決算という位置づけでしたが、新馬戦の開始が繰り上がったのに伴い、近年では本州で勝ち上がった馬の参戦が急増。「世代最初の中距離ナンバーワン決定戦」として、その重要性はより高まっています。

1.北海道組、レベルダウンか?

 かつては北海道でデビューした馬、あるいは北海道でのオープン特別から臨戦する馬が圧倒的に有利なレースとして知られていましたが、昨年は本州の新馬戦から直行した馬が1・3・4着。また2着馬と5着馬の前走はコスモス賞でしたが、新馬戦は本州で勝っており、本州デビュー馬が掲示板を独占する結果に終わりました。2歳戦の開始が繰り上がったことと、本州に大規模な育成拠点がオープンしたことで、北海道で素質馬をデビューさせる必要性が薄まっています。本州デビュー馬の躍進は、昨年だけの突発的な出来事ではなく、今後も大きなトレンドになっていくのではないかと推測されます。

2.ハービンジャー旋風、2歳Sを飲み込むか?

 新馬戦開始当初、新種牡馬のハービンジャーは影が薄い存在でしたが、北海道シリーズで中距離の新馬戦が始まると様相が一変しました。北海道で芝1500m以上の新馬戦が10鞍行われたうち、ハービンジャー産駒が4勝。未勝利戦でも1勝を挙げていて、合計5頭が北海道の地で勝ち上がりました。函館・札幌の芝1500m以上の距離での勝率は35.7%というとんでもない数字になっています。今回の2歳Sで、分厚い本州デビュー組の壁をぶち破るようならば、ハービンジャー旋風はますます勢いを増すことになるでしょう。

3.スピード勝負の様相が強まる

 北海道シリーズの短縮により、一昨年から施行時期が1ヶ月前倒しされました。芝コースの状態が良好なまま札幌競馬が閉幕するようになったため、必然的にこのレースでもスタミナよりもスピードがより求められるようになりました。先行力のない馬が勝ち負けするには、4コーナーまでに脚を使っていい位置に取り付く必要があり、ひとつ大きなハンデを背負うことになります。

 ミッキーユニバースは新潟デビュー。馬体重524kgという巨漢馬ながら、スタートから素軽い動きを見せて楽々と単騎逃げ、2着に3馬身差の圧勝で余力充分に初戦を突破しました。精神的にも大人びていて、ハナに立っても集中して鞍上の指示を待てます。これだけの巨漢馬がハナに行けるということは、それだけで大きな武器です。新潟では珍しい重馬場での勝利でしたから、札幌の洋芝がマイナスになるとは考えにくく、直線が短いコースに変わるのはもちろん大歓迎。不確実な面の多い2歳戦において数少ない、不安材料が少ない本命馬です。

 福島デビュー組は地味な印象になりますが、去年の2、3着馬は福島デビューですから、コーナー四つの福島芝1800m経験馬は侮れません。強烈なマクリを見せたミュゼエイリアン、センスたっぷりのフォワードカフェ、両方に注意が必要でしょう。北海道組では、ハービンジャー産駒ながら切れる脚も兼備したジャズファンクを最上位に採ります。

 川島康孝の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

4

10

14

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

1

4

10

14

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

1

2

4

14

24通り 各100円

川島康孝の見解

少し掛かり気味ではあったが、ほぼ持ったままで自然とハナに立ち、そのまま独走の3馬身差。ゴール前では鞍上が後ろを確認する余裕。ミッキーユニバースのデビュー戦は本当に強かった。走破タイムの1分48秒8は、当日の馬場状態を考慮しても決して目立つものではないが、最初から最後まで真剣に走れば、大幅な時計短縮になっただろう。500kg以上ある大型馬。確かに小回りコースの適性に疑問残る。ただ素質自体が一枚上。来年のクラシックでも十分にやれる器とみた。

以下は基本的に上位横一線という評価だが、大外をただ一頭だけ伸びてきた初戦がインパクト大。推定上がりは35秒5だったが、見た目はそれ以上。ブライトエンブレムを相手本線に強調。

単穴はアルマワイオリ。初戦と同じように、すんなりとハナを切ることができればそう簡単には止まらない。ラスト2ハロンを11秒3-11秒5でまとめた内容が優秀。

厳選予想 ウマい馬券