【一番のメリット】55キロで鞍上はローウィー、サトノプライマシーに白羽の矢。薫風S・1分35秒5で、OPのレベルに到達。昇級のアハルテケSは、力試しもあったのだろう。いくぶん前掛かりすぎた印象をもったが、0秒7差の5着なら内容的にはOK。東京マイルで勝ち負けなら、むろん1700mも大丈夫。タイトなコーナー4つの函館で、一番メリットが大きいのもこのタイプだ。

56・5キロ増量はキツいが、大沼S・1分44秒0のロイヤルクレストがまずは対抗。門司S・1分43秒1のサンビスタは、53キロの今回こそが働きどころ。フリートストリートは、持ち時計こそ最上位だが、大沼Sが少し負けすぎ。ジョウノボヘミアンの一発、エーシンモアオバーの実績と、連下は手広く丁寧に。

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【混戦】上位拮抗で難解だが、先行してしぶといサンビスタを中心に抜擢。サトノプライマシーも先行力上位で対抗に指名する。エーシンモアオバーは斤量がカギだが力量発揮なら残り目十分。堅実に差を詰めるツクバコガネオーが惑星的存在だ。ロイヤルクレストは前走のスピード再現なら今回も注意。休み明けを叩いたフリートストリートも押さえたい。

好位から粘る形で5着。アハルテケSのレースぶりを見ると、サトノプライマシーは、直線の長い東京のダート1600メートルより、小回り函館のダート1700メートルの方が合う。前回は昇級初戦で負けたといっても、当日の馬場状態を考慮すると悪くない。十分にオープン特別Vレベルにはあり、ハイレベルな一戦だった。そして今回は、適性のある舞台へ替わり、ハンデは据え置きの55キロ。中心視できる。

サンビスタの前走の敗因は距離。実績からもベストといえる小回り1700メートルなら見直しが必要。ツクバコガネオーは先に述べたレベルの高いアハルテケSでサトノプライマシーに先着。コース適性の差で少し評価を下げたが、力は十分だけに展開がはまれば一発。