11R

函館2歳S

15:25発走 / 芝1200m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 函館 5日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 16頭
本賞金:3000,1200,750,450,300万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 4000円

馬連流し

8

相手

3

5

6

9

13

16

6通り 各1000円

望田潤の見解

 マイネルエスパスは新馬勝ちの時計と勝ちっぷりが良かったが、母母タイニーナイトラヴのところにビロンギング≒プレミアーシップ2×2という凄い3/4同血クロスがあり、自身も綿密な父母相似配合になっていて配合も良い。夏の洋芝1200mがピッタリの血統だし、パワーの勝った配合だが走らせるとしなやかさやバネもあって決して力馬でもなく、父のスプリンターとしての資質の高さを受け継いでいてドリームバレンチノのような馬に完成するのではないかと期待している。

 トウショウピストヨハネスブルグ×シーイズトウショウのイメージどおりの好スプリンターで、2歳夏の時点での完成度は母より高い。

 スルターナは「キングヘイロー×モガミヒメ牝系」の黄金配合だが、スプリンターというよりはしなやかな1400m型という感じで馬場が渋ってパワー勝負になるとどうか(土曜は少し降る予報)。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 1800円

複勝

2

1点 4600円

馬連流し

2

相手

5

8

16

3通り 各900円

3連複軸1頭流し

2

相手

5

8

16

3通り 各300円

井内利彰の見解

 函館競馬場で行われるレースということで、美浦、栗東の各トレセンでの調教を行った馬というよりは、現地の函館競馬場の芝やダート、ウッドチップ馬場を使って追い切った馬が好走するのが、函館2歳S。キャリアの浅い、2歳馬だから当然の結果だと思いますが、その中でも、ウッドチップ馬場で追い切った馬が、函館芝1200mで行われた過去9回のうち、7回優勝しています。

 これだけでは、10頭も該当してしまうので、もうひとつ調教ポイントが必要になります。それが「1Fごとに1秒ずつ加速するラップ」を踏んでいること。分かりやすく「仮想の時計」を例に挙げてみると、

 函W 67.0 52.0 38.0 12.0

 調教欄にこんな追い切りがあるとします。
 これを1Fごとのラップに計算してみると、

 函W 15.0 14.0 26.0(13.0) 12.0

 となります。26秒の地点は2Fでの計測となるので、ここは単純に2で割ります。例に挙げた追い切りは、1Fごとに1秒ずつ速くなっていることがお分かりいただけると思います。もちろん「5F時計が2歳離れして速い」といった追い切り内容も悪くありません。しかし、意外とタフな流れになりやすいのが、このレース。そんな流れに対応するには、スピードを小出しにできる能力が重要になると考えています。

 2011年 ファインチョイス 15秒台→14秒台→13秒台→12秒台 1着

 最終追い切りの理想的なラップはファインチョイスのような数字ではないかと思っています。これに該当したのが、◎グランドポピー。細かな時計はファインチョイスとは違いますが、大まかなラップは全く同じ。前走のような出遅れがなければ、走破時計ももっと詰めることができると思います。

1.エンターザスフィア
今回:標準坂路
前回:地方

2.グランドポピー
今回:標準トラック
前回:標準トラック

3.スルターナ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

4.トーセンラーク
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック

5.キッズライトオン
今回:標準トラック
前回:標準併用

6.タケデンタイガー
今回:標準トラック
前回:一杯平均トラック

7.マコトダッソー
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

8.マイネルエスパス
今回:一杯平均トラック
前回:急仕上げトラック

9.クールホタルビ
今回:標準併用
前回:標準併用

10.タケルオウジ
今回:標準坂路
前回:地方

11.ディアタイガ
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

12.アクティブミノル
今回:連闘
前回:急仕上げトラック

13.アンブリカル
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

14.ティーズアライズ
今回:標準多め坂路
前回:地方

15.カゼノトビラ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:一杯平均トラック

16.トウショウピスト
今回:標準トラック
前回:標準併用

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 3000円

複勝

2

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

1番:好馬体。
2番:順調。
8番:きっちり仕上がる。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

3

7

8

9

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

8

相手

3

7

9

12

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

3

相手

7

8

9

12

13

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【時計は詰まる】トウショウピストが、函館2歳Sを制覇。本年2歳重賞初制覇の勝ち名乗りをあげる。デビュー戦は若干の立ち遅れ。1番枠だけに道中狭いインに押し込められる形となったが、折り合い確かに4コーナー手前で中団外に持ち出し、重心低く滑らかなフォームで快勝。1分11秒0という走破タイムに多少課題を残ししているが、この時期の2歳馬は、函館2歳Sは新馬から時計1秒は軽く詰めてくる。ちなみに母は快速でならしたシーイズトウショウ函館スプリントSを3戦連続で1・1・2着した当コースの申し子。質の高いウッドチップコースの調教にも、良質スプリント血統と記録更新がイメージできる。

逆転があればマイネルエスパス。新馬戦の1分9秒5というタイムは、本年の2歳函館6F戦では最上位。前年の覇者クリスマスは1分9秒3で新馬を勝ち上がり、続く函館2歳Sを快勝したが、レース運びも時計も同馬とよく似ている。スルターナは2歳レコードに0秒3差の57秒5を初陣でマーク。ラスト1ハロンを11秒7で走り後続に0秒4差の余裕があれば、1200m延長も大丈夫だろう。

惑星はアクティブミノル。1分9秒8は、開催の進んだ馬場での記録だけに連闘の疲れさえなければ好勝負。坂のある阪神1200mを1分10秒7で楽勝してきたクールホタルビも上位争い必至。不良馬場だけに数字は平凡だがマコトダッソーはタフな東京の1400mを逃げ切り勝ち。アンブリカルは新馬戦の前後半のラップのバランスがいい。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

5

相手

7

8

9

10

12

5通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 キャリアの浅い2歳馬の重賞を予想するのは難しいもので、ファンの皆さんも勝ったレースの走破タイムや位置取り、当時の人気などを参考にしながらなんとか予想を組み立てているというところだろう。買うべき馬の条件をある程度絞り、割り切って予想をするしかないと思うが、私個人の基準は「1000m組軽視」「逃げ切ってきた馬はやや軽視」「未勝利勝ち組はかなり軽視」「道営馬は入れても1頭だけ」といった感じになっている。

 1200mの新馬を勝ってきた馬は、当時外枠を克服してきた馬が真ん中より内の枠に入ると有利というのが過去の傾向から見えてきている。人気の1頭○マイネルエスパスも該当するが、人気の差を考えてここは◎キッズライトオンのほうから入ってみたい。持ち時計はぐっと地味になるが、その代わり番手の競馬をしてきたという長所もある。▲クールホタルビも前走の枠順から選んだ馬。道営勢からはこのレースに合いそうなスウェプトオーヴァーボード産駒ということで☆タケルオウジを選んだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

8

10

14

12通り 各400円

3連単BOX

1

8

10

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

3

5

6

16

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

16

相手

1

3

5

6

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

3

相手

1

5

6

16

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【伏兵注意】初戦快勝のマイネルエスパスを中心視。トウショウピストも素質上位で前走後の上積みにも期待ができる。スルターナは距離延長だがスピード互角でチャンスあり。キッズライトオンも好位から流れに乗れるとみて好勝負に期待する。タケデンタイガーも展開ひとつで上位まで。エンターザスフィアは試金石だが一発の可能性は秘めていそうだ。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

9

12

13

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

9

12

13

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎マイネルエスパスは「マイネルラヴ×ネオユニヴァース」という組み合わせ。2代母タイニーナイトラヴがビロンギング≒プレミアシップ2×2という大胆な4分の3同血クロスを持つことがポイントで、こうした極端な配合は、子や孫の代で爆発するケースがたびたび見られる。父マイネルラヴは、2代母タイニーナイトラヴとよく似たような血統で構成されており、レイズアネイティヴ4×6・6、バックパサー4×6、ノーザンダンサー5×5をはじめとするアメリカ血統のクロスが生じる。母の父ネオユニヴァースはアメリカ血統が希薄なので、配合全体のなかで4分の1異系の役割を果たしている。セオリーに則った好ましい配合だ。

 父マイネルラヴは2歳夏のローカル競馬に強いタイプで、函館2歳Sでは10年の2着馬マイネショコラーデ、13年の2着馬プラチナティアラが母の父にこの血を持っていた。初戦の勝ちタイム1分09秒5は優秀。一度使った上積みも期待でき、控える競馬を想定した調教を入念に行っているのでどんな競馬でもできる。馬券圏内から消えることは考えづらい。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 かつての函館2歳Sは、時計のかかる馬場で行われて、スピードよりもパワーが要求されるレースでした。その影響で、開催前半に好時計で勝ち上がったスピード馬が人気を裏切る、というケースが毎年のように繰り返されました。しかし、函館シリーズが8週から6週に短縮されたことで、時計が速いまま最終週を迎えるようになり、現在の函館2歳Sではスピード能力が必要とされるので、以前とはアプローチを変えなくてはなりません。

 まず、時計が速くなったことで、ダートからの臨戦となる地方馬が台頭する余地が小さくなりました。また、かつては素質よりもキャリアが要求される傾向が強く、開催後半に未勝利を勝ち上がった馬の活躍が目立ちましたが、いまでは開催前半のスピード勝負の序列が、ある程度通用するように変化しています。

 といっても、フルゲートに近いスピード自慢が集まるわけですから、スピードで押し切るには相当ずば抜けた才能の持ち主であることが要求されます。レースで逃げられるのはただ一頭であることを考えれば、すでに控える競馬で結果を出している馬のほうがレースを有利に進めることができます。「差し実績」の有無がこのレースでは要チェックポイントになります。

 古馬の1200戦に比べると、道中で力の出し入れが必要になってくるので、典型的なスプリンター血統(たとえばサクラバクシンオー産駒)はこのレースを不得手にしています。一本調子ではなくマイルや中距離を差せるようなデザインの馬が望ましく、種牡馬で言えばサンデーサイレンス系やフォーティナイナー系がこのレースと好相性を示しています。

 グランドポピーは初戦で出遅れたことで期せずして差す競馬を強いられましたが、直線であっさり差し切って非凡な能力とセンスの高さを証明しました。ペースが遅かったため持ち時計は平凡ですが、流れに乗れれば時計は大幅に詰められるでしょう。マイネルエスパスは持ち時計がナンバーワンですし、勝ちっぷりも余裕綽々でした。スルターナは近親にローレルゲレイロがいる快速血統。メンバーが揃っていた初戦を完勝していて、対戦比較では上位にランクされます。

 トウショウピストは、母が短距離重賞を5勝した名牝シーイズトウショウということで、やや人気先行気味。初戦はいかにもメンバーが軽かった印象で、時計も平凡でした。ここが試金石になります。

 アクティブミノルは新馬戦を5馬身差で圧勝、開催後半ということを加味すれば時計も優秀です。連闘になるため出否は未定ですが、ダッシュ力ではこの馬が一番である可能性が高そうです。

 クールホタルビは阪神からの転戦。初戦は良馬場と言っても雨の影響が残っており、函館の芝への対応力には期待できます。

 道営馬では、タケルオウジに注目。祖母は地方馬としてこのレースを制したエンゼルカロで、父もこのレースに強いスウェプトオーヴァーボード。血統背景からは見逃せない一頭です。

 川島康孝の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

4

7

9

12

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

7

相手

3

4

9

12

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

9

相手

3

4

7

12

24通り 各100円

川島康孝の見解

ノーステッキで完勝と言える内容のデビュー戦。トウショウピストは今回人気になるのも頷ける。ただ、レースを解析すると不安はある。まず走破タイム。1分11秒0は当日の馬場状態を考えても、お世辞にも優秀とは言えない。確かに見た目は強かったが、最内枠でロス無く立ち回り、直線でスムーズに外へ。完璧とも言えるレース運びだった。今回は一気に相手強化。思い切って評価を下げた。

本命はマイネルエスパス。前走は大外枠から、内を確認する余裕でハナ。スピードの違いをマザマザと見せつけた。そしてそのまま後続に影をも踏ませず0秒6差。インパクト大の勝ちっぷりだった。走破タイムの1分9秒5も馬場状態を考えればかなり優秀。間違いなく重賞を勝てる器だろう。確かに、今回に関しては、モマれた際などに不安はあるが、素質を買った。

厳選予想 ウマい馬券