【福島は絶妙】
ブリッジクライムは、3歳夏の
織姫賞勝ちや昨年の
松島特別2着など、福島コースは〔1110〕。使える脚の長さとスパートのタイミングが、このコースは絶妙に合致する。「夏は牝馬」という競馬の季語もあるが、例年梅雨時を境にグングンと調子もアップ。準オープンに勝ち星はないものの、二走前のオープン特別・
パールSは0秒3差。GIIIの
マーメイドSも0秒9差に踏ん張っている。ハンデは54キロ、自己条件に戻れば狙い目十分だろう。
対抗にはパワー馬場を見込んで
ラロメリアを抜擢。函館の洋芝と道悪に良績のある馬だけに梅雨時の福島適性はかなり高いとみた。たとえ良馬場でも開幕二週目になれば差し有利の芝コンディションへと移行する。実績なら昨年の
ラジオNIKKEI賞で内一気の強襲を決めた
ケイアイチョウサン。
福島民報杯3着など、福島コースは崩れが少ないが、ただ一瞬の脚が武器の馬だけに連対実績のない58キロだと仕掛けどころが微妙だ。詰めを甘くする危険性も頭に入れておきたい。ハンデ戦なら一瞬の切れが持ち味の
チェリーヒロインにも一角崩しのチャンス。右回りは横山典騎手の手腕に頼むところ大だが
湘南S・
むらさき賞は0秒2-0秒4差に追い詰めてきた。
フィロパトールはGIIIの
福島牝馬Sを3着した時とほぼ同条件となる。追い込み一手だけに展開が微妙だが、パ
ワースポットは前年の
天の川Sを大外一気に2着に押し上げている。