※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
5週間に渡った秋の福島開催のフィナーレを飾る名物重賞。近年では傷みにくい芝が導入されたことで、秋の福島も時計が速いまま終了するようになり、それと同時に馬券的にも比較的堅く決着するようになっています。近3年の勝ち馬の人気は[1・1・3]。紐はともかくとして、軸はある程度人気サイドから選ぶのが効率的です。
1.前走で先行した馬、あるいは距離短縮馬
小回り福島で芝が傷まない、という前提に立てば、安定感があるのはある程度先行できる馬か、あるいは勝負どころで捲っていく脚のある馬、ということになります。要するにスピードがある馬。
スピードの担保としては「前走で4コーナーで4番手以内にいた」実績が頼りになります。新潟開催の2011年を除く近3回の連対馬はほとんどすべてこれをクリアーしていました。唯一の例外
ダンスインザモアは、マイルの富士Sからの距離短縮でした。
2.中心はハンデを背負っている馬
近年のハンデ戦は一般的に実績馬がそれほど背負わされない傾向がありますが、このレースでも例外でありません。また、早めにペースアップして長く脚を使う持続力勝負になるので、どのみち背負っていることが本質的な割引材料にはなりにくいレースです。
3.前走大敗馬が巻き返す
これも新潟開催を除くと、近5回の勝ち馬の前走着順は、順に[13・2・13・10・15]。前走2着だった
サニーサンデーは
ラジオNIKKEI賞以来の休み明けでした。前走で好走して疲労が残っている馬より、大敗していてもフレッシュな馬の方が狙いやすい、というデータが出ています。
ウインマーレライは
ラジオNIKKEI賞を含めて福島では2戦2勝。スローペースだったとはいえ前走
毎日王冠で先行する脚を見せてくれたのも心強い材料です。11着大敗は気にする必要はなく、得意コースに替わって一変が期待できます。
メイショウナルトは当コースでの
七夕賞を含めて重賞2勝。ローカルGIIIでは実力的に一歩抜け出した存在で、ハンデが57.5kgに据え置かれたのも有利です。
マジェスティハーツは人気を裏切る競馬が続いていますが、マイル戦は追走が忙しい印象があり、ゆったり流れる中距離戦で見直す余地があります。
エックスマークは中山で勝ち鞍があるように、小回りコース向きの器用さが魅力。