【上昇一途】カハラビスティーの勢いが止まらない。二走前の小倉1200mを5馬身の独走。1分7秒9は、同日の1000万特別と0秒1差。昇級の1000万も、まず好勝負だろうとは思っていたが、吾妻小富士は自信満々に好位差し。本当に強くなった。小倉2戦の前半3Fは33秒2、33秒4。1000直適性も、十分見えている。

ルチャドルアスールは、平坦仕様の短距離快速ダート馬。こうしたタイプは、1000直もOKと、このコラムで何度も記してきた。エクセルシオールも、扱いはルチャドルと同じでいい。

当該コース[0201]のジルコニア。一発があればサトノヒーロー。トーセントレジャー、アンヴァルトも小差。

　今年最初の「1000直」。コース好走経験のある馬はどうしても人気になるので、なにか別な切り口も探さねばならない。ここははじめてこのコースに臨む◎サザンブレイズだ。

　芝ダート兼用で1200mを使われてきたが、最近は先行してタレるという競馬が続いている。それでも、まずは先行力があること自体がプラス。しかもダートもこなせる馬は1000直に向いている。このコースができて以来、前走がダートの1400m以下だった馬の回収率は単108％・複89％と高い水準にある。さらにその中で1000直でも逃げか先行に成功した馬は単153％・複146％。芝1200mでも位置だけはとっていた馬なので、今回はチャンス十分と見る。ましてこのコースでは有利な外枠だ。

　馬連でシルシの馬に流す一方、ヒモ抜けや◎が3着という結果に備えたワイドも押さえる。相手はコース実績のある○アンゲネームと▲トーセントレジャー。

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【波乱含み】かなりの混戦。中心には叩き2走目で直線競馬に実績を残すアンヴァルトを指名。レモンチャンもスピード互角で好勝負が期待できそうだ。アンゲネームは休み明けも問題ないタイプで一発に警戒。サカジロロイヤルの流れ込みにもマークしたい。サトノヒーローは距離微妙も差しがいきれば上位まで。連勝中の勢いがあるカハラビスティーも押さえたい。

直線競馬の実績は2-0-3-2。7回出走して5回の馬券絡みがあれば、アンゲネームはこの舞台のスペシャリストといってもいいはず。約1ヶ月前に入厩し、入念に調教を消化。一杯に追われた今週の動きも抜群。ここを目標に仕上がりは万全だろう。2走前の敗因は斤量。56キロとはいえトップハンデだった。前走からガラリ一変とみて中心視。

ルチャドルアスールは初の直線競馬だが、この舞台は合う可能性が高い。ただ、今回は少なくても不利になる最内枠。開幕週とはいえ、真ん中から外目の枠の方が有利なことは確か。実力も認めても、やはり割り引きは必要で評価を下げた。

一発があるならカハラビスティーか。前走も着差以上に強い内容での勝利。デビュー当初から素質の片鱗は見せていたが、ここにきて本格化の兆し。