【伏兵注意】ベルキャニオンは素質の高さ感じる存在。前走後も気配落ちなくしっかり権利を確保したい。初出走ながら未勝利戦快勝のマリーナベイも好勝負できる素質の持ち主。ワードイズボンドも芝で前進中で先行力も魅力。キネオペガサスも連勝で力量アップを示しており争覇圏。ダートで連勝のファドーグは芝でもタイプ。メイクアップやシングンジョーカーも雰囲気悪くなく注意したい。

【連軸不動】OP特別ならベルキャニオンで断然。東京2000mは、2歳11月に2分1秒1でレコ勝ち。共同通信杯は10秒台のラップを含む、上がり33秒1で2着。スプリングS・皐月賞はハネ返されたが、口向きの悪さ云々を抜きにしても、このメンバーでは力が違う。

二の筆頭はマリーナベイの資質。南半球生まれゆえ、3月の中山デビュー。まだビッシリ造り切れない状況下で、中山マイルを直一気。ドタバタとした稽古しかできずとも、器と将来性はピカイチ。

単穴は連闘のファーガソン。青葉賞は無駄足ながらも上がり自体は最速。トボけた感じの肉体派だけに、強行軍もOK。

ワードイズボンドは、将来はシルポート級のバイプレイヤーの予感。ただ2000mは正直長い。しかし三走前の1分34秒0は、チューリップ賞を上回っていただけに、ウカウカと逃がすと能力だけで惑星の単に浮上。

キネオペガサスは、充実度は認めても、さすがに今回は時計対応がどうか。

　面白いもので、牡馬と牝馬の違いはあっても、二冠目への最終切符をかけたトライアルのオープン特別は似た傾向を示す。新馬・未勝利を勝ちたての馬はイメージ以上に厳しく、オープンを好走してきた馬はかなりの頻度で好走する。

　先週のスイートピーSはこの傾向通りにはならず前走未勝利組が2,3着したが、10年単位で見ると傾向は先述した通りである。一方で勝ったのはシャイニーガールだったが同馬は3頭しかいなかった前走重賞組の1頭であり、残り2頭も4，5着には入った。

　プリンシパルSも前走オープン組は3頭。先週はG3掲示板の馬と桜花賞大敗組からの選択だったが、今回は皐月賞7着馬とG2・G3の2ケタ着順馬。こうなると選択の余地なく◎はベルキャニオンである。

　ここ2走はディープインパクト産駒らしく(?)中山の馬場に沈んだが、東京替わりで復活はあるはず。○以下は500万条件組を前走人気・前走着順で評価した。

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【中心不動】ダービーへの最終切符。戦ってきた相手関係や血統などから考えても、手にするのは09ベルキャニオンがふさわしい。3走前にはイスラボニータ相手に僅差の戦いをしており、逆転の可能性があるとすれば08ワードイズボンドくらいのもの。あとは、先行内容重視で10トップアートまでを上位評価組としたい。

例年のことではあるがプリンシパルSは京都新聞杯と比べるとメンバーの質はかなり落ちる。京都新聞杯はトライアルレースではないので優先出走権は発生しないが、GIIなので1着&2着なら本賞金を加算できるので、この賞金でダービー出走がほぼ可能となる。つまり、実質的に2着までに優先出走権が与えられるようなもの。

一方のプリンシパルSはトライアルレースではあるが、過去10年でプリンシパルSからダービーを制した馬がいないこともあり、以前は2着まであった優先出走権が1着馬だけに。つまり、勝たないとダービー出走は叶わないということ。

それを踏まえて考えれば本命はベルキャニオン。もちろんこのメンバーなら実績上位ということもあるが、1150万という本賞金ではダービー出走がほぼ不可能。堀厩舎の出走スタイルからして皐月賞から中2週での出走は異例でありそれだけダービー出走への意欲&執念を感じる。ある意味ではダービーではなくここが本番と考えてもいい。

◎ベルキャニオンが人気通り指数でも抜けている。だがあとはどれも同じようなもの。相手は○ワードイズボンドを筆頭に挙げておく。距離・コース未経験だが3走前の105を持っているならば、逆転だってありえる。馬券的には3連単の中穴狙いといったところ。