※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
伝統のオープン特別が重賞に衣替えしました。昨年までこの時期に行われていた
デイリー杯2歳Sが11月に移動したので、10月の2歳重賞はこのレースのみ。しかしながら、関西馬の登録は3頭に留まり、レベルの高い
新潟2歳S組も不在で、少々寂しいメンバー構成になりました。
1.重賞・オープン特別組対新馬・未勝利組
夏の2歳重賞を勝った馬があえてもう一つGIII戦を使ってくることはほとんどないので、実績馬といってもセカンドクラスの馬が出てくることになります。そのため、まだ成績に疵が少ない新馬・未勝利戦を勝った馬が人気になることも多いのですが、2歳のこの時期に前走でレベルが高いレースを走った経験値は無視できません。素質だけではなくキャリアを重視すべきです。
2.開幕週で先行有利
去年までのいちょうSは3週目に行われていましたが、それでも先行馬が強く、後方から最速上がりを使った馬がなかなか勝てない傾向がありました。今年からは秋の開幕週施行に変わりますから、先行馬の前残りにはなおさら警戒が必要です。
3.
藤沢和雄厩舎の取捨は?
いちょうSと言えば
藤沢和雄厩舎。去年までの10年間で4頭が1番人気に支持されました。しかし、過剰人気になる傾向が否定できず、そのなかで1番人気に応えたのは
ジャリスコライトのみ。
フラムドグロワールが2番人気で勝っていますが、人気を裏切るケースが目立ち、扱いには慎重さが求められます。
クラリティスカイは
クラリティシチーの半弟。前走で未勝利戦を勝ったばかりですが、負かした相手が素質馬の
トーセンビクトリーですし、中だるみのないラップを追走したもので勝ち時計も優秀。中京で左回りを経験しているのも強みで、今年のメンバーなら中心視できます。
サトノフラムは上がり勝負になった新馬戦を2馬身差で快勝、決め手の鋭さには自信を持っています。
藤沢和雄厩舎では
ミッキーユニバース。前走は小回りコースで仕掛けてハナに行ったぶんハミが抜けず厳しい競馬になりましたが、広いコースでゆったり構える形ならば一変が期待できます。
トーセンラークは東京で2戦、北海道で2戦。
クローバー賞勝ちは相手が弱かったのでそれほどの評価はできませんが、相手なりに走る器用さには評価が必要です。