【阪神での1分53秒9】ダート路線を担うだろう、現時点の世代の
フロントランナーが揃った。切り口はいくつもあるが、記録と血統の確からしさなら、
デヴァスタシオン。中央場所「坂」のある阪神で、マイル通過・1分40秒8を好位から外を回して1分53秒9(良馬場)の精度が一番。母の
カチバは北米10勝(GII1勝)、社台Fの時代を担うダート系繁殖として輸入され、日本生産馬では2クロップ目。走破タイムも同週の3歳未勝利を上回っていた。
タップザットの母も英GII2着。ノーザンFの期待を担うセレクトセール高額馬。デビュー戦のタイムは1分48秒0と、一見平凡だが、上がりラップは11秒7―12秒3。芝なら10秒台に匹敵する快ラップでラスト2Fをまとめている。
ストロングトリトンの勝ちっぷりも印象に残るモノだったが、1分55秒2に少し説得力がない。
スピリッツセカンドの1分53秒8、
ディアドムスの1分46秒2のレコードは、ともに平坦のローカルというのがどうか。