※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
阪神JFへの関東エリアの
ステップ重賞として創設されて今年で3年目。牝馬の2歳重賞は、翌週に行われる
ファンタジーSと2つ行われることになって、東西で有力馬が分散するようになりました。
基本的には、長めの距離を好む馬がこちらを選ぶ傾向ですが、この時期の東京は芝の状態が絶好で、なかなか前が止まらず、レース上がりが速くなるのが通例です。
1.高速上がりで前走北海道組不振
過去2年の当レースというより、4回東京の芝レースに全般的に当てはまる傾向です。こうした状況に対応するためには、洋芝の北海道よりも、夏の新潟か秋の中山・阪神の高速レースから臨戦する馬の方が有利です。
去年は
クリスマス、
マイネグレヴィル、
バウンスシャッセと3頭が前走北海道。いずれも3歳時に重賞で活躍しているように弱い馬ではありませんが、当レースではいずれも馬券圏外に沈みました。
2.素質よりも経験値
一昨年、のちの
桜花賞馬
アユサンが新馬勝ち以来の臨戦で2着しているように、キャリアの浅い馬が通用しないわけではありませんが、それ以外の連対馬はいずれも前走でオープンか重賞を走っていました。
このレースにかぎらず、早い時期の2歳戦では経験値の高低が結果に直結する傾向が顕著です。それを覆すためにはよっぽどの素質がないと難しい、ということでしょう。
3.種付け料が高い種牡馬が強い
まとめてしまうと身も蓋もない傾向ですが、ここまでの連対馬の父親は、
ハーツクライ、
ディープインパクト、
ダイワメジャー、
ゼンノロブロイ。
サンデーサイレンス系で、なおかつ3歳GI馬を出した実績を持つ上位種牡馬の産駒ばかりが勝ち負けしています。
東京競馬場の芝マイルという王道条件で、なおかつ多頭数のレースとなれば、要求されるのは上質な瞬発力。このカテゴリーでは、ベタな人気種牡馬を買っておくのが無難です。
シングウィズジョイが2着した
野路菊Sは7頭立てですが好メンバーが揃っていました。2着といっても相手は牡馬のクラシック候補として噂の
ダノンメジャーですから、牝馬限定戦ならば主力評価は当然でしょう。新馬・未勝利ですでに左回りコースを経験しているのも心強い材料。
相手候補としては、
ディープインパクト産駒の1勝馬・
ステラスターライト、
メイショウメイゲツ、
テンダリーヴォイスを重く見ます。北海道組では、
札幌2歳S3着の
レッツゴードンキ、新馬戦圧勝の
シャルール、初戦で高速上がり勝負を完勝した
フローレスダンサー。