【混戦】ブルドッグボスは馬体に恵まれておりパワー十分。使われつつ体も引き締まってきており好勝負必至。良血フィドゥーシアはダートで上昇示す。スピード能力上位でチャンスも十分。メジャーフォルムも前走が強い内容。さらに前進しており差のない存在。キョウエイインドラも上積み見込め争覇圏。アルタイルも気配良く、スマートアヴァロンやダイワインパルスなども差なく要警戒。

【血統通り】フィドゥーシアの母はビリーヴ。6-8Fベースの、それもダートなら、血統通り重賞で勝ち負けの素材。芝マイルも二戦試してみたが、ゴール前1Fで切れ負けしたが、父は極めてダート色の濃いメダグリアドーロ。半兄のファリダットも、父キングマンボをもってしても、やはりダート馬だった。前走の1200ダート転向は、いわゆる既定路線。走破タイムは1分12秒1、前後半のラップは35秒6―36秒5なら1F延長も不問。傑出した坂路時計をもってしても、本質はダート馬(それもスプリンター)であることがわかる。単を勝って、まずは血統をリスペクト。

当面の敵はキョウエイインドラ。新馬戦は、1000m通過が1分1秒3―1400通過・1分26秒1というHラップを踏んで、後続に1秒1差の1分38秒6。今秋の東京ダートデビュー組では突出した記録だった。ブルドッグボスも、栗東坂路を上がり11秒台で悠々。なでしこ賞は、放馬しながら1分25秒2で2着。前走後もケロリと調教を積み重ねているあたりが、名前通りレイジングブル(ファイター)。

当該1400ダートを、1分26秒5(後続を1秒1差)で楽勝したメジャーフォルム。時計は平凡だがコスモシュアーの勝ちっぷりに感じるところ少々。7Fはギリギリに思うが、ノブワイルドは急仕上げを叩いて一変。ダイワインパルスにはコース経験とキャリアが強み。

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【中心不動】前走、ワンダフルラスター相手にクビ差まで迫った15ブルドッグボス。3着以下を離しての決着だったように、その能力は現2歳世代でも上位といえるものだ。ここを本命に、相手は16キョウエイインドラと11コスモシュアーを本線に設定。04フィドゥーシアも侮れないが、こちらはあくまで四番手の評価としたい。

連闘で臨んだ昇級戦で好メンバー相手に難なく適応してみせたブルドッグボス。クビ差で負けはしたが勝ち馬は断然の人気馬で、臨戦過程を考えれば負けて強しの競馬。特別登録の段階で出走予定馬が多く除外の可能性もあったが、これをくぐり抜ける運の良さと、鞍上にムーア騎手を迎えて盤石の態勢。

人気どころが指数も高い。デビュー戦でいきなり86を出して勝っているキョウエイインドラ、2走目同距離で84のブルドッグボス、初ダートで89のフィドゥーシアが特に目立つ。なかから◎同距離経験を重視して◎ブルドッグボスを軸とした。穴は前走は低いが2走前に89を出している☆ダイワインパルス。

デビュー戦は7馬身差の圧勝した16キョウエイインドラが主力。スピードとパワーを兼備しており追い出してからの伸び脚にも迫力がある。額面通りなら連勝は可能だろう。○は巨漢馬でダート能力が高い15ブルドッグボス。現状は短距離向きで東京に移るのはプラス。