11R

中山金杯

15:25発走 / 芝2000m (右 C) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 中山 1日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)[指] ハンデ 16頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
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 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

5

-

8

1点 3000円

馬連

5

-

10

1点 1000円

馬連流し

5

相手

3

9

13

3通り 各2000円

山崎エリカの見解

 今年の中山金杯は外枠に逃げたい馬が揃ったこと、前で立ち回りたい馬も揃っていることから、レース序盤が緩みのないペースで流れての消耗戦が濃厚です。今週からCコースに変更される中山芝コースが、昨年最終週から一変して先行タイプに有利なコンディションに変わっている可能性も否定しませんが、展開的にスローペースは考えづらいだけに、本命は差し馬から選びたいです。また、冬場のこの時期は調教だけでは絞れない馬が多いので、なるべく前走からレース間隔の詰まった馬を選びたいところでもあります。

 よって、◎には芝路線に転向してからは、安定感抜群の走りを見せるようになったサクラアルディートを推します。特筆すべきは一昨年7月の500万下・美濃特別。当時の中京芝コースは逃げ、先行馬が残ることはほぼ不可能とも言える馬場コンディションでしたが、サクラアルディートはその中でももっとも時計が掛かった中京最終週の馬場を先行して勝利したのです。

 このようなタフな馬場で先行して好走したような馬は、後に大物に育つことが多いもの。サクラアルディートはその期待に応え、秋初戦の昇級戦となった清滝特別では後に金鯱賞を勝利することになるカレンミロティックを完封して勝利しました。また、続く準オープンの八坂Sでは後のステイヤーズSの勝ち馬デスペラードとクビ差の2着に入線しました。

 その後オープン入りしてからはやや伸び悩みの印象を受ける成績が続いていますが、あの中京のような馬場コンディションで強い勝ち方をした馬は不思議と成長が止まらない傾向にあります。前走のディセンバーSは休養明けで能力を出し切れず5着止まりでしたが、疲れを残さず順当に上積みが期待できる走りでした。

 かつてのシルクフェイマス同様にタフな馬場での経験を糧にサクラアルディートが成長し続けることに期待します。また、今回のようにレースを引っ張る逃げ馬がいると、中団で待機できるはず。差し馬有利の展開にも恵まれる可能性が高いでしょう。

 ○は昨年の福島で行われた天の川Sではあれよ、あれよの逃げ切り勝ちを決めたメイショウサミット。13番人気での激走だったことでフロック視されがちですが、レース内容は緩みないペースを自ら刻んで2着以下に大きな差をつけての濃い内容でした。

 近3走は大敗が続いていますが、小倉記念はさすがに天の川Sで激走の疲れが残っていたものでしょうし、オールカマーはスタートで躓いてレースにならず大敗。前走のフェアウェルSは参考外と言えるダート戦での大敗です。

 この手の気性難タイプは大敗からの一気の巻き返しを決めることが多いものです。玉砕型の逃げ馬と言えるコスモラピュタの存在でペースがとても速くなる可能性も否定できませんが、今週からCコースに変更される中山芝コースが、昨年最終週から一変して先行タイプに有利なコンディションに変わっていたとすれば流れに乗って流れ込みという可能性もあるでしょう。

 なんと言っても冬場は馬体作りが難しく、太め残りで出走する馬が多くなりますが、メイショウサミットは前走で叩き台とも言えるダート戦を使ったことで今回はかなり馬体がピリッとしてくるでしょう。勝負度合いの高さに期待してみたい馬です。

 ▲は近走の安定感のある走りは高く評価できるディサイファ。前走の福島記念は前々走の甲斐Sで自己ベストのPP指数をマークした直後の一戦で疲労残りも懸念されたのですが、強豪相手に4着と結果を残しました。これは潜在能力の高さを証明する走りだったと言えるでしょう。

 ただ今回は11月の福島記念以来の一戦となります。この微妙なレース間隔は冬場だけに調整の難しさがあるでしょう。その点は気になるポイントです。潜在能力は今回のメンバーで上位と言える馬だけにあっさり勝つ可能性もありますが、太目残りで微妙な着順になるという可能性もあります。したがって、評価を3番手までとしました。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

4

5

7

9

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

16

相手

3

4

5

7

9

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

3

相手

4

5

7

9

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ディサイファは体質しっかりして素質開花。前走4着も見せ場十分でここは重賞初Vのチャンス。ケイアイチョウサン菊花賞でも5着と力を見せた。距離短縮プラスで逆転も十分。底力あるオーシャンブルーは巻き返しの態勢。サクラアルディートも気配よく上位が狙える。好調キープのユニバーサルバンクも侮れず、カルドブレッサセイクリッドバレーにも注意を払いたい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【強気に構えすぎた】中山金杯制覇でディサイファが飛躍。前走の福島記念は、前半1000m通過・57秒5というHペースを終始大外。強気に構えすぎたぶん、最後は脚色が一緒になってしまったが、決着タイムは従来の記録を0秒5更新するレコード。初の重賞挑戦で勝ち馬と0秒1差なら収穫は大。55キロのハンデも手ごろ。前走後は金杯を目標にトレセンでジックリと調整できている。

対抗はケイアイチョウサン。秋シーズンは、3000mの菊花賞を視野に入れ、セントライト記念で末脚の感触をひと試し。最速の上がりで菊を5着と、横山典の苦心も一応は実ったが、勝ち星はマイルと、ラジオNIKKEI賞など1800mで2勝。本来は中距離ベースの差し馬だけに、2000mのほうが流れにも乗りやすく競馬も組み立てやすい。こちらも55キロ、斤量にも恵まれたか。

オーシャンブルーの地力も、まだ見限れない。内にモタれたり、操縦に苦労するタイプだが、57キロを背負って有馬記念を2着した実力は単穴より下には落とせない。ちなみに今回はブリンカーを装着。前回時から馬自体もよくなっている。

セイクリッドバレーは、ディセンバーS2着で復調。ただし時計は平凡。ステイヤーズS2着のユニバーサルバンクも、競馬形態の異なる2000m転向がどう出るか。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

7

8

9

11

12通り 各400円

3連単BOX

7

8

9

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

3

7

8

9

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

5

相手

3

7

8

9

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎サクラアルディートは「ディープインパクト×マルゼンスキー」という組み合わせ。サクラプレジデント(中山記念札幌記念札幌2歳S)の4分の3弟(母が同じで父同士が親子)にあたる。母セダンフォーエバーは不出走馬だが、ダービー馬サクラチヨノオーの全弟にあたる良血。休み明けの前走ディセンバーSは2番枠がアダとなって直線で進路が見つからず、仕掛けが遅れる不利があった。昨年のエプソムCではラスト2ハロン11秒2-11秒5という上がり勝負を後方から鋭く追い込み、勝ち馬から0秒3差の6着と健闘している。重賞で勝ち負けに持ち込むだけの力量は秘めているので、この相手に位負けすることはない。

 ディープインパクト産駒ではあるが、4分の3兄のサクラプレジデント中山記念をレコード勝ちするなど小回りコースを得意にしており、前走のディセンバーSでも直線で前が詰まるまでは上手に走れていた。中山適性に関しては問題なく、パワー型のマルゼンスキーが母の父なので若干時計の掛かる現在の芝もこなせる。叩き2戦目の今回は一発があっても不思議はない。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

7

8

10

2着

5

7

8

10

16

相手

5

7

8

10

16

10通り 各200円
3連単フォーメーション
1着

7

8

10

2着

5

7

8

10

16

相手

5

7

8

10

16

36通り 各200円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎ユニバーサルバンクは、3歳時に直結コース東京芝1800mの共同通信杯(G3)を連対。古馬になってから、直結コース中山芝2200mのオールカマー(G2)を3着好走した。最近では直結コース京都芝2000mのアンドロメダS(OPEN)を連対、直結コースの激走が多くてコース適性が高い。

穴馬の見解:▲サムソンズプライドは、直結コースの東京芝2000mでプリンシパルS(OPEN)を勝ち、同コース(中山芝2000m)で山藤賞(500万下)を勝利した。休み明けの前走は粘りが足りなかったが、2走目の上積みが見込め、得意コースでの大駆けを警戒する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 小回り急坂の中山競馬場で行われる伝統のハンデ重賞。連続開催の後半戦ということで上がりがかかって、切れ味よりもスタミナが問われるレースになる傾向があります。

 そのこととも関連して、高齢馬の活躍が目立つのが特徴です。過去10年で7歳馬が3勝、6歳馬が3勝と、この二世代だけで過半数を占めます。年明け最初の重賞ということで、若い4歳馬が期待値込みで人気することが多いのですが、過去10年で1勝2着2回とあまり芳しい成績を残せていません。キャリア豊富なベテラン勢に馬券的な妙味があります。

 ユニバーサルバンクステイヤーズSで2着しましたが、瞬発力がないので長距離戦に使われることが多いだけで、適距離は中距離。とくに2000mは過去に6連対している最適条件です。オールカマーで3着もあって、切れ味が問われにくい中山では成績が安定しています。オルフェーヴル世代のいぶし銀に、6歳にして初重賞の大きなチャンスが巡ってきました。

 ディサイファはエンジンの掛かりが遅さがあってけっして小回りコース向きではありませんが、ハンデ重賞ならば展開一つで勝ち負けになる実力馬。ゼロスは前走で準オープンを勝ったばかりですが、中山ではオープン特別2着の実績もあり、単騎逃げなら侮れません。

 オーシャンブルーは2012年の有馬記念で2着した実力馬。近走はスランプに陥っていますが、相性のいい中山で復活なるかどうか。意外性のあるカルドブレッサ、堅実なサクラアルディート、叩き良化型のサムソンズプライドが押さえ。

※12月24日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

4

7

8

9

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

8

相手

4

7

9

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

7

相手

4

8

9

11

14

30通り 各100円

小林誠の見解

【差し優勢】前が楽そうなメンバー構成なのだが、先行勢はおしなべて近走内容がイマイチ。好位から中団からの差しが決まると見て、05サクラアルディート、08ディサイファ、07ユニバーサルバンクの3頭を上位評価する。以下も同様のタイプに印を回したが、金杯らしい爆穴ならば14レインスティックがオススメ。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

4

5

7

9

11

16

90通り 各100円

森山大地の見解

 勢いのある馬と旬を過ぎてしまった感のある馬が混合しているため、上位と下位のハンデ差は9.5キロ。昔は荒れると言われた中山金杯だが、近年は比較的上位人気で決まっているように、今年も比較的順当な組み合わせで大荒れとはなりにくそうなメンバー構成。

 中心はディサイファでいい。前走の福島記念の上位3頭は先行グループで、つまり前残りの決着。後方から進んで3角から一気に上がって脚を使い最後までしぶとく食い下がった内容は1番強いもの。ハンデも据え置きの55キロは勝ちに等しい前走の内容を考えれば恵まれたもの。前走の4着も今回のためには良かったと考えることができる。

 対抗はケイアイチョウサン。気性面を考えれば明らかに不向きと思えた菊花賞でメンバー最速の上がりを駆使して5着は地力の証明。師が「本当に成長した」とコメントしていることと、ベストの距離に戻ることを合わせれば狙える。

 オーシャンブルーはトップハンデということと、明らかに不調を感じさせる近走の内容から評価を落とした。

厳選予想 ウマい馬券