【お薦め度C】
　今季は調子が良く、<2>・<1>着。案外な内容だった夏場からの立て直された効果が見受けられましたし、中山コース実績を2-2-0-1としました。1.52.8(稍重)という走破時計もこのクラスに入って通用していいものです。道悪実績も0-1-1-0です。昇級初戦ですが、いきなり馬券圏内への食い込みがあっても。

◎（お薦め度C）1000円・（お薦め度B）3000円・（お薦め度A）10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

【上位拮抗】アンアヴェンジドはダートでは底を見せていない印象。初の中山ダートがカギも能力上位で好勝負見込む。前走好内容のタナトスは好調キープ。先行力も魅力でチャンスも十分。長期休養からしっかり立ち直ったオメガスカイツリーも差のない存在。前走快勝のイッシンドウタイは昇級でも。セイカフォルテも展開次第では侮れず、ブラッシュアップやドラゴンフォルテなども要注意。

【時計の質は一枚上】まともなら、アンアヴェンジドで断然。4月の東京･1分34秒9は、脚抜きのいい不良馬場とはいえ、レコードに0秒5差。全体時計も優秀だったが、上がり35秒2の末脚は鮮烈の一語。復帰緒戦の秋嶺Sは、出遅れながらも2着には猛追。除外明けで多少ローテは狂ったが、年末年始の調教は質量ともに万全、動きに気負いもない。東京2100ダートを快勝しているように1800ダートのスタミナもOK。ただ、若干不器用。スタートで後手を踏むと小回りがやっかいだ。隙を突かれるとすればそこだろうか。

逆転があればガイヤースヴェルトの資質。毎日杯2着で芝に舵を切り替えたが、筋骨の張ったダイワメジャー×フレンチデピュティ。芝の止まり方をみると、本質はダート馬だろう。ベリーは、この手の脚を突っ張って競馬をやめようとする馬を、何度も腕力で結果を出してきた。

イッシンドウタイは、ムーアの好騎乗もあったが、良馬場で1分53秒4。旧準OPで3着2回もあるだけに、昇級も不問。ちなみに、ドラゴンフォルテやオメガスカイツリーの師走Sは、重馬場で1分53秒台。競馬の質はイッシンドウタイのほうが勝っている。

現級の安定株タナトス。ハコダテナイトも僅差。

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【デキ信頼】能力は01アンアヴェンジドだが、適性は14ドラゴンフォルテ。また、前者が超大型の休養明けであるのに対して、後者は順調かつデキも絶好調と、こちらのほうが信頼できそうだ。あとは、地力があり展開も向きそうな15ハコダテナイトも要注目。組み合わせ次第ではソコソコの配当も狙えそうである。

　上位拮抗の好メンバーが揃った。中でももっとも魅力を感じたのはイッシンドウタイ。前走はムーア騎手の好騎乗。馬群の中で我慢に我慢を重ねて狭いスペースができると一気に加速。この馬の今までのレース振りからは考えられない瞬発力を引き出した。

　2走前横山典騎手が騎乗した際も、前走と同様に馬群の中で待機。ところが、この時は馬柱にもあるように、完全に前・左右ともに壁になってしまい追えないまま入線。

　しかし、2走前に詰まったことが前走に生きた、と考えるのは強引かもしれないが、ないとは言い切れないし、結果論ではあるが、間違いなく脚質に幅が出た。

　一時の不振を脱して完全に好調モード。軸には最適と判断。

　復調を示したドラゴンフォルテと、復調すれば重賞級のガイヤースヴェルト相手中心。