【データが後押し】
フェアリーSが中山のマイルで施行されるようになった過去5年のうち、2歳秋の東京マイルを、1分34秒-35秒台で勝ち負けを演じてきた牝馬は、
アプリコットフィズ、
ダンスファンタジア、
トーセンベニザクラ、
ウキヨノカゼと、近4年で4頭が1-2着に好走。関東ベースのマイル重賞・
フェアリーSは、東京マイルの勝ち星と時計の在り処が、ひとつのキーワードになっている。
オメガハートロックは、初陣の東京1600mを1分36秒0で新馬勝ち。11秒9-11秒1-11秒4というレースラップを(3Fは34秒4)、0秒5も上回る、33秒9で一閃。スタートに若干課題は残るものの、素早く好位に取りつき、前が開くのを待って、鞍上の指示に瞬時に反応。立ち回りの上手さとセンスも特筆モノだ。一度使われていたら、当然時計も軽く1分35秒前半に縮まった計算。母は
ハーツクライの半妹、血統的背景もゆるぎなし。
二の筆頭は
グリサージュ。牡馬相手、GI・朝日杯経験は何よりの刺激材料。発馬で後手を踏みながらも、メンバー中第二位の上がりはマーク。前回を
フェアリーS躍進への糧としたい。
リラヴァティは、まだひ弱さが残り輸送?も、ラジオNIKKEI杯勝ちの
アダムスピークの妹。東京に近い、坂のある阪神マイルを1分35秒5で駈けている。
イントロダクションは、2着とはいえ、当該マイルに1分34秒9の連対実績あり。培ってきたキャリアとコース経験を生かしたい。
ニシノアカツキの、新潟マイル・1分35秒0も、この組み合わせなら連下圏内。
アンジュデュバンは、力勝負の東京1800mを戦ってきた戦歴が武器になる。