【混戦】エーシンレンジャーは前走同コースで快勝。休み明けもここ目指して仕上がり良く3連勝に期待する。底力上位のマルカバッケンは斤量カギも鞍上と好相性でチャンスも十分。キングレオポルドはパワー有り初ダートでいきなり好走の可能性。ホクセツダンスも力量そん色なく上位の候補。近走安定のタイセイファントムも侮れず、シセイオウジやデュアルスウォードなども差はない。

【フジキセキ然】キングレオポルドに、そっと◎。蓋を開ければ、意外や人気?--7歳春のダート転身は、馬券的妙味も薄いという人もいるが、いかにもフジキセキ産駒然とした、四肢の頑丈な胸前厚いパワー型。伸びそうで伸びない、勝負どころでギアチェンジにひと手間かかる感じも、ダート馬の特徴だ。距離1200mもベスト。鞍上の津村は思い切りもいい。

安定感ならシセイオウジ。カペラS･3着も含め、当該コースは[3124]。小回りの中山のほうが、脚の使いどころがハマる。

当コースは[0004]が微妙だが、タイセイファントムはジャニュアリーS･4着、レコード決着のすばるS･3着と好調。

エーシンレンジャーは、素材そのものはOPだが、時計0秒5程度の更新が望まれる。

アドマイヤサガスにも単の権利。

　前走同クラスで馬券に絡んだのがタイセイファントムだけ、しかもその前走は14番人気。さらに過去3走に対象を広げても計4頭で、うち1頭は芝でのものである。

　前走成績・近走成績がいまひとつな馬ばかりなのでそれ以前の実績を振り返ってみよう。中央ダート重賞で馬券に絡んだことのある馬はシセイオウジだけだが、1年以上前の話だし脚質的に完全な展開待ちの追い込み馬でもある。△くらいが妥当だろう。

　オープン特別で2勝をあげているのが◎アドマイヤサガスと○マルカバッケン。◎は昨秋に地方側で行われたダートグレードで3着(東京盃)がある馬だし、オープン特別なら当然勝ち負けが期待される馬である。前々走同クラスでの5着が気になるファンも多いだろうが、当時は差し有利の展開だったし、先着された馬たちはすべて◎よりハンデが軽かった。むしろ中山ダート1200mでも対応できることを示した面がある。○も北海道スプリントC2着がある実績馬だが、今回58キロということで一段下の評価とした。

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【先行有利】ジャニュアリーSの再戦ムードだが、先行指向は非常に弱く、ペースや展開は前有利となりそう。ならば、ここは差しに回りそうな09タイセイファントムよりも、前々で運べる03アドマイヤサガスのほうが信頼できる。相手本線を08マルカバッケンと01デュアルスウォードに設定して、チョイ荒れ狙いで。

安定勢力と往時の勢いをなくした馬たち、上位と下位の差がはっきりとしている組み合わせ。

◎はジャニュアリーSでも本命に推したアドマイヤサガス。そのジャニュアリーSでは内枠がアダになり、包まれないように早めに仕掛けたことがアダとなり掛かってしまい、早め先頭でいい目標になってしまったが、鞍上の石橋騎手も2度目となれば対応してくるはずだ。前走は明らかに不向きな条件と豪華メンバーだったので度外視していい。

実績的には最上位の○マルカバッケン。前走は斤量が響いたのか、本来の伸びがなく掛かったアドマイヤサガスにも先着できず。今回は58キロの斤量、前走時と比べればアドマイヤサガスとは0.5キロ差から1キロ差。対抗まで。