高松宮記念に向けての最終
ステップ競走。短距離路線の一線級は
阪急杯を使うことが多いので、翌週に行われるこのレースはメンバー的にはもうひとつということになることがほとんどです。
ステップ競走と言っても本番との関連性が薄く、あまり盛り上がらないレースになることが通例でしたが、絶対王者の
ロードカナロアが引退した現在、ス
プリント界には核となる存在が不在です。どこからチャンピオンが現れるかわからない戦国時代の様相で、今年の
オーシャンSは例年にない注目を集めることになりそうです。
主役は
ハクサンムーン。昨夏のサ
マースプリントシリーズのチャンピオンにして、
スプリンターズSの2着馬。
セントウルSでは
ロードカナロアを破る金星を挙げています。ス
プリント界の頂点に一番近いところにいる馬で、ここは勝って本番に向かいたいところです。休み明けになりますが調整は順調で、いきなりから断然の脚力を見せつけることになりそうです。
リアルインパクトは3年前の
安田記念の勝ち馬ですが、6歳にしてス
プリント路線に転身してきました。メンバーが揃っていた
阪神Cの快勝を見れば、この路線への適性は相当高そう。この距離でもスピード負けすることはないでしょうから、結果次第ではス
プリント路線に新星が誕生することになるかもしれません。
レッドスパーダはマイル重賞2勝の古豪ですが、この距離でも3年前の
オーシャンSで3着があります。前走の
東京新聞杯では重馬場も響いて13着に沈みましたが、速いラップを刻んでスピードに衰えがないところを見せつけました。ス
プリント戦ならばまだ見限れません。
アースソニックは
京阪杯の勝ち馬。続くラピスラズリSでは8着に敗れましたが、仕切り直しの一戦で再度注目。中山では
船橋S勝ちの実績がある
ハノハノ、一発逆転の威力ある末脚を持つ
プリンセスメモリー、このコースへの実績十分の
ツインクルスターが押さえ。