※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAで唯一、ダート1200mで行われる重賞です。今年で創設から7年目ですが、まだ1番人気が勝ったことがありません。実績馬多数で比較のしにくいメンバー構成になりますが、二桁人気が飛び込んでくるような大荒れになることも稀です。レースの特質を把握して、事前にきっちり整理整頓しておくことが重要です。
1.差し・追い込みが断然有利
直線に急坂が待ち構える中山ダートで、一線級のスピード馬が揃ってのス
プリント戦。良馬場で行われた年は、レースの前半より後半が2秒も時間がかかるような、差し・追い込み馬に有利なレース展開になります。前走で先行する形を取っていた馬は割り引いて考える必要があります。
2.距離短縮組が優勢
スムーズに差しに回れるという意味では、前走同距離の1200戦に使われていた馬よりは1400以上の距離に使われていた馬の方が有利です。過去6回の連対馬12頭のうち、前走でダート1200mを使われていた馬は1頭しかいません。
2011年の1番人気
セイクリムズン、2012年の1番人気
ティアップワイルド、2013年の1番人気
スイートジュエリーはいずれも前走でダート1200mを使われていましたが、いずれも馬券圏外に沈んでいます。ダート1200m好走組は良い狙いに見えますが、そうでもないことがわかります。
3.JBCスプリントからの臨戦は苦戦
前走JBCスプリントを使われていた馬で
カペラSで馬券圏内に入った馬は、2008年の
フジノウェーブ一頭だけ。また、JBC以外の地方交流重賞からの臨戦も好走例がありません。地方交流競走は、JRA馬の出走が少ないため流れがそれほど厳しくなりません。地方交流に慣れた馬がJRAのレースに戻ると忙しい流れに戸惑うことが少なくありません。ひとつ割り引いて考える必要があります。
タールタンは欅Sの勝ち馬で
エルコンドルパサーメモリアルでも
ワイドバッハの2着。ダート短距離ではいつも安定した差し脚を繰り出す馬で、重賞制覇まであと一歩のところまで来ています。展開の後押しと冴え渡る後藤騎手の手綱さばきに期待して本命に推します。
アドマイヤサガスはこの路線の常連で、
北海道スプリントCでは
スノードラゴンを破るなど今季も元気いっぱい。前走から1kg減った57kgなら勝ち負けになって当然です。
サトノプリンシパルは前走初めての短距離戦への出走でしたが、完勝というべき内容でした。
レパードS2着など早くから素質を嘱望されていた馬で、ここを通過ならダート短距離界に新星誕生となります。