11R

高松宮記念

15:40発走 / 芝1200m (左 A) / 天候:曇 / 馬場:不
2回 中京 6日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:9500,3800,2400,1400,950万円
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 望田潤の予想

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予想印
9ストレイトガール(1人気)
4レッドオーヴァル(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 8000円

ワイド

4

-

9

1点 2000円

望田潤の見解

 ストレイトガールは昨夏に復帰以降[6.2.0.0]、負けたのは中41週の休み明けと、インベタ馬場で外を回らされて猛然と追い込んだものの、フォーエバーマークの逃げ切りを捕えられなかったキーンランドCだけ。

 母のような夏馬かと思っていたら、冬場に復帰して中京と京都で2連勝、輸送も高速馬場も左回りも全てクリアして、満点の答えを出しつづけて、ついに短距離女王の座をつかむところまで上り詰めてきた。

 この昇竜の勢いはヴィクトリアマイル直前のエイジアンウインズ(同厩で同父で配合パターンもソックリ)とダブるが、前走の勝ちっぷりならばもうカレンチャン級のスプリンターという評価でいいだろうし、手先のパワーが凄いので道悪もOK、人気だがまずは単を。

 レッドオーヴァルはディープにミスプロとナスキロが入って若いころは外回りでしなやかに斬れるタイプだったが、古馬になって馬体が増え、体つきやレースぶりからも父母のハイペリオン的な頑強さが発現してきたように見える。

 今ならタフな馬場になっても我慢しそうだし、川田が前哨戦で感触をつかんでいるのも好感、中京芝1200mは1400m寄りの差しが決まりやすいコースだから、これを相手としたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流し
1着

9

相手

2

4

5

7

11

15

17

42通り 各100円

3連単1着流し
1着

9

相手

4

5

11

15

17

20通り 各200円

3連単1着流し
1着

9

相手

4

5

15

17

12通り 各100円

3連単1着流し
1着

9

相手

5

15

17

6通り 各100円

井内利彰の見解

 リニューアルした中京競馬場で高松宮記念が行われるのは、今年で3回目。過去2回の調教傾向を重視することも重要ですが、今回はこの開催で目立っている調教傾向と2013年中京芝1200m(オープンクラス)での共通点を調べました。

 高松宮記念/乗込坂路主体
 CBC賞/標準坂路
 尾張S/標準併用

 3レースのうち、2レースが併用調教の優勝。坂路単一調教の優勝は6月開催のCBC賞。これらの結果から「夏開催は坂路調教のスピードだけでも押し切れるが、冬春開催は併用調教のタフさが必要になる」という推測が成り立ちます。

 乗込トラック主体/標準多め併用/標準併用

 そして、先週のファルコンS。距離は1400mですが、併用系統の調教タイプが上位を独占。やはりこの開催では、距離が短くても併用調教の適性は非常に高いと判断してよいでしょう。

 ◎ストレイトガールは、前記尾張Sを標準併用で1着。同様の調教タイプであれば、十分に勝ち負けですが、昨年の高松宮記念優勝馬と同系統の標準多め坂路主体で仕上がっています。滞在競馬で結果を出していただけに、輸送競馬での走りを気にしていましたが、近2走がパーフェクトなレース内容。当時の追い切り内容は、1週前にCコースで併せ馬、最終追い切りはCコースで単走ですが、今回も全く同じ。違うのは、最終追い切りのスピードや全体的な追い切り本数の増加。これはG1を勝つにあたって、必要な「攻め強化」だと思いますから、このレースを目標に、完璧な仕上げができたのではないでしょうか。

 問題は相手探し。○スノードラゴンは、近5走以内に芝レースでメンバー最速上がりをマークしており、最終追い切りが坂路でラスト1Fが最速となる、加速ラップが踏めています。しかも、中京芝1200mに適した美浦坂路。問題は追い切り本数が標準という点だけ。

 同じく美浦坂路追い切りが▲スマートオリオン。近5走にメンバー最速上がりはありませんが、最終追い切りが終い最速ラップ。△サクラゴスペル、△インプレスウィナーは併用調教馬で、調教適性は非常に高いと思います。

 △レッドオーヴァルリニューアル高松宮記念2回の優勝馬と同じ安田隆行厩舎。同厩舎は中京芝1200mでの成績が優秀なので、この舞台は本馬にとって最適。

 ☆コパノリチャードはレーススタイルが難しくなりそうですが、追い切りで見せた舌越しは余裕の表れでしょう。

1.マジンプロスパー
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

2.サクラゴスペル
今回:標準併用
前回:標準併用

3.サンカルロ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

4.レッドオーヴァル
今回:標準坂路
前回:標準坂路

5.コパノリチャード
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

6.リアルインパクト
今回:標準多めトラック
前回:標準トラック

7.レッドスパーダ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

8.ガルボ
今回:標準トラック
前回:標準トラック主体

9.ストレイトガール
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路主体

10.シルクフォーチュン
今回:一杯平均トラック
前回:一杯平均トラック

11.インプレスウィナー
今回:標準多め併用
前回:馬ナリ平均併用

12.ハクサンムーン
今回:標準多め坂路
前回:標準少め坂路

13.アースソニック
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

14.レディオブオペラ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

15.スマートオリオン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:連闘

16.エーシントップ
今回:一杯平均トラック
前回:標準多めトラック主体

17.スノードラゴン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

18.マヤノリュウジン
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

4

相手

10

12

14

17

18

5通り 各800円

ワイド流し

4

相手

10

12

14

17

18

5通り 各800円

3連複軸1頭流し

4

相手

10

12

14

17

18

10通り 各200円

山崎エリカの見解

 天気予報によると、日曜日の中京はかなり雨が降るとのこと。その上、小細工なく逃げるハクサンムーンレディオブオペラコパノリチャードなどの有力逃げ、先行馬がズラリと揃い、ラストへ向けて失速ラップの消耗戦が濃厚。こういったレースは戦前の想定と反して逃げ争いが厳しくならず、前が有利の展開になることもありますが、今回は逃げ馬の直後に勝ちに行きたい馬が多数、更に雨によって馬場がタフ。そこにきて中京の長い直線となると、やはり差し、追い込み馬がゴール前で殺到するパターンとなる確率のほうが高そうです。よって、本命、主軸には、差し、追い込み馬から選びたいところです。

 ◎は昨年の桜花賞2着馬レッドオーヴァル。この馬は2歳秋の東京新馬戦2着の時から眼を引く強烈な末脚を発揮し、これは只者ではないと思わせた馬です。しかし、この馬がもっと強烈なインパクトの走りをしたのはデビュー2戦目の中京芝1400mの未勝利戦でしょう。出遅れから外を回って進出し、直線を向くと他馬とは全く違うスピードで一気に突き抜けて勝利しました。この勝利が評価されてこの馬は次走の紅梅Sでは格上挑戦にもかかわらず、1番人気に支持されたほどでした。よって、同馬は中京芝コースは得意と推測されます。

 また、レッドオーヴァルはデビュー3戦目の重馬場の紅梅Sを勝利しているように、ある程度の重馬場までは問題ありません。昨秋のローズSでは重馬場で大敗していますが、休養明けでスタミナが欠如している状態で強気な競馬をしすぎたことが敗因で、重馬場に適性がないための大敗ではないでしょう。ただ、ローズSオークスの内容から考えて、現状では距離は短いほうが向いていると推測は出来ます。

 レッドオーヴァルは前走、休養明けの阪急杯ではそれまでのレースぶりから比較するとかなり積極的な厳しい競馬をしながら3着と結果を残しました。スピード能力は上昇していると感じられましたし、あの競馬の内容は次走で1200mに対応するためには効果的です。この馬の直線での爆発的な末脚に期待します。

 ○は消耗戦が前提で狙ってみたくなるシルクフォーチュン。昨年の高松宮記念ではデビュー戦で芝に出走して以来、4年以上ぶりの芝に出走となりながら13着とそこそこ健闘すると、次走の京王杯スプリングCでは出走馬最速の上がり3Fタイムで5着まで追い込みました。また、昨秋のスプリンターズSでも4コーナーで大外を回らされる展開となりながらも、出走馬最速の上がり3Fタイムで9着まで詰め寄っています。まだまだ芝では底を見せたとは言えず、今回の時計の掛かる馬場は大歓迎。無欲の追い込みが怖い馬です。

 ▲スノードラゴンはずっとダート路線を歩んだ馬ですが、前走のオーシャンSでは久々の芝の実戦というハンデがある臨戦過程ながら、いきなり2着と結果を残しました。確かに前走のオーシャンSは時計の掛かる中山芝で勝ちに行かず、無欲の追い込みに徹したところ、展開がハマッての2着と内容は平凡でした。しかし、今回も雨模様でタフな馬場になりそうな気配。またも同様の競馬が展開利をもたらしそうな気配が出てきました。差し、追い込みをするには有利な外枠を引き、再度の好走もありそうです。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

14

1点 6000円

複勝

15

1点 4000円

古澤秀和の見解

10番:ダート実績があるだけに馬場合いそう。デキも良い。
14番:素晴らしいデキ。枠も内を見ながらいける絶好枠。
15番:きっちり仕上がる。上位争い可能。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

6

9

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

9

相手

1

6

12

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

6

相手

1

9

12

14

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【短距離王リチャードコパノリチャードは、そのスピードを6F戦に「特化」する形で新味がいっぱい。ロードカナロア引退後のスプリントシーンに新星誕生の予感。デビュー戦の京都1400m・古馬準OPに匹敵する1分21秒3を起点に、7F戦は[3001]。アーリントンC優勝も含め、マイル戦も[2103]と、それなりの良績を残してきたが、ハナを切れないことには折り合いに四苦八苦。ガス欠を起こし末が甘くなるケースも見受けられたが、前半3F・33秒台の短距離戦なら、自分のリズムを保てる可能性が高い。前走の阪急杯はスタート後の3Fが12秒2―10秒7―10秒9(33秒8)、1000m通過が56秒1―1200m通過・1分7秒9という、6F重賞の決着タイムに匹敵するHペースを自らが演出し、悠々と後続を4馬身とチギる楽勝。「坂」という負荷のある阪神で、57キロの斤量もクリアしてみせた。鞍上は、ここ一番のGI請負人M・デムーロ。同騎手の腕っぷしをもってすれば、2-3番手でも、たぶん手綱はガッチリだ。

ストレイトガールとの叩き合いが第一本線。中央場所の坂と輸送競馬に課題を残していたが、尾張SシルクロードSを連勝。トモ回りに厚みを増し、気性面でも格段に成長がうかがえる。特に前回のシルクロードSは、二番手追走からの大名マーク。見た目も楽勝だったが、上がり33秒0という数字も出色。1分7秒4という時計も、過去十年の最速タイム。昨年のちょうど今頃の、「岩田=ロードカナロア」コンビの勢いを、そこに見い出した人も多かったに違いない。

単穴はリアルインパクトオーシャンSは致命的な出遅れに加え、前残り・イン絶対有利の特殊な馬場。8着に敗れたものの、坂上の脚色に6F適性は確認できた。ちなみに半姉のアイルラヴァゲインは、芝・ダートを問わず6-7F戦を7勝。スプリンターズS・3着のある短距離重賞ウィナーだった。

ハクサンムーンは前走13着と敗れているが、前年も同じローテーション、同じ0秒9差の惨敗から高松宮3着に浮上。坂に課題は残しているが、レディオブオペラも今度は馬体が戻っている。連闘明けのスマートオリオンは当日の気配を確認したい。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
8ガルボ(13人気)
12ハクサンムーン(2人気)
9ストレイトガール(1人気)
7レッドスパーダ(18人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

12

1点 1000円

ワイドBOX

7

8

9

12

6通り 各1500円

須田鷹雄の見解

 王者不在の状況から近走内容の良い▲ストレイトガールを頼る雰囲気になっているが、スプリントの上がり馬は一気にG1まで行くケースと、ステップレース横綱に収まる場合とがあり見極めは困難。人気になるなら別の切り口を探したい。

 既に実績があるということならば前走馬場に泣かされた○ハクサンムーンなのだが、こちらもまだ人気は残る状況なので、大穴の魅力も他に探ってみたいところ。

 そこで今回は、このレースと相性の良い「ステップレースの惜敗馬」、かつマイル以上のカテゴリから転じてきた◎ガルボや△レッドスパーダを馬券のポイントとして取り上げたい。現状スプリント界が手薄になっていることは確実。ストレイトガールカレンチャンロードカナロアの役割を果たせるならともかく、そうでなければ別カテゴリから割り込んできた馬にもチャンスはあるだろうし、レッドスパーダの前走あたりはその可能性を感じさせる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

9

10

12

12通り 各400円

3連単BOX

5

9

10

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

6

12

14

15

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

12

相手

1

6

14

15

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

14

相手

1

6

12

15

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【差し注意】激戦必至だが、上昇の勢いがあるストレイトガールを中心に指名。ハクサンムーンは同型多数もスピードに乗れれば昨年の3着以上が期待できる。レディオブオペラは前走の反動が心配だが実力的に無視できぬ存在。リアルインパクトは初距離だが好位から流れに乗れれば一発の可能性が考えられる。スマートオリオンは勢い十分で相手強化でも要マーク。マジンプロスパーも立ち回りひとつで上位食い込みが狙えそうだ。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

3

4

5

6

11

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

9

相手

3

4

5

6

11

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ストレイトガールは「フジキセキ×タイキシャトル」という組み合わせ。昨年夏を境に本格化し、ここ7戦[6・1・0・0]と抜群の成績。フジキセキ産駒で過去にスプリント重賞を勝ったことのあるアルティマトゥーレテンシノキセキビーナスラインといった馬と比べても一枚上と思える迫力を備えている。母方にデインヒルを持つフジキセキ産駒なのでエイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル)と配合構成が似ており、クラスの壁を次々と突破していく成長力と底力もよく似ている。

 今回はテンから飛ばす有力馬が揃い、ただでさえ差し有利の芝コンディション。中団から後方に控えて末脚を温存できる馬が狙い目だろう。本馬は位置取りが自在なので最適なポジションで立ち回れるはず。2走前、当コースで走った尾張Sは、手合い違いともいえる楽勝だった。コース適性は高い。叩き2戦目の今回は稽古の動きも万全。少々の雨なら我慢できる。ここを勝ってスプリント界の新女王の座に君臨する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 絶対王者のロードカナロアが引退して、いまのスプリント路線にはタイトルホルダーがいません。3つのステップ重賞ではいずれも1番人気馬が敗退して、どの馬が人気の中心になるのかすら判然としません。中京競馬場が新装なって以来3年目、今年の高松宮記念はかつてない大混戦になりそうです。

 ハクサンムーンオーシャンSを13着に大敗しましたが、半年ぶりの一戦で身体は仕上がっていたものの息ができていなかったようです。去年もオーシャンSを9着に敗れての臨戦で高松宮記念に進んで3着に好走していますから、前走の敗戦はある程度予定のステップだったと言えるでしょう。ロードカナロアとたびたび接戦を繰り広げたこの馬が、現在のスプリント界で最も頂点に近いところにいることは間違いありません。一度の敗戦で評価は下げることはできません。

 レディオブオペラシルクロードSを2着に敗れて連勝が止まりましたが、14キロの馬体減が示す通り、連戦の疲れが溜まっていた模様です。むしろ早めに交わされながら2着を死守したところにこの馬の底力をうかがい知ることができました。じっくり間隔を開いての一戦で、あらためて素質の高さに注目したいと思います。

 ストレイトガールは札幌・函館で6勝を挙げていて、「北海道専用馬」のように思われていましたが、ここ2戦は中京・京都と本州でも連勝。スプリント路線の頂点をうかがうところまで出世してきました。好位差しの安定した競馬ぶりが武器で、ほとんど大崩れしない馬です。

 スマートオリオンは重賞初挑戦のオーシャンSを快勝、ここに来て高松宮記念最大の惑星に浮上してきました。ただし、これまで関東と北海道でしか競馬をしたことがないので、初めてとなる前日輸送が課題になります。また、速い持ち時計がないことも不安材料。

 コパノリチャード阪急杯を快勝しましたが、ハナに行けなかったときに脆さがあるので、今回は快速ハクサンムーンとの兼ね合いが問題になります。スプリント王国安田隆行厩舎が送り出すレッドオーヴァル、古豪のサンカルロ、マイル王のリアルインパクトの3頭は、いずれも長い直線が味方になりそうで、本番での台頭が期待できます。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流しマルチ
1着

9

相手

3

4

5

12

14

15

90通り 各100円

小原靖博の見解

ストレイトガールは心身ともに成長して今がまさに充実期。当日輸送の中京でも結果を出しているし、仕上がりも万全。これと言った不安材料がなく、3連勝で頂点を狙う。

サンカルロは脚質的に展開に注文がつくが、今回はハイペース見込み。外差しの利く馬場になってきただけに上位争いできる可能性は十分。

レディオブオペラは胃薬を服用した効果がてき面で、減っていた馬体がすっかり回復。初めての左回りがどうかだが、逆転も可能。

1200mならより切れる脚を使えそうなレッドオーヴァル、左回りと初めての1200mが不安でも前走が強かったコパノリチャード、ひと叩きして上向いているハクサンムーン、勢いあるスマートオリオンにも注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

3

相手

4

5

9

11

15

17

6通り 各900円

3連複軸1頭流し

3

相手

4

5

9

11

15

17

15通り 各300円

森山大地の見解

王者ロードカナロアが引退したことで混沌としたスプリント界。
前哨戦でハクサンムーンが大敗したことも拍車をかける結果となりますます難しくなってきた。
新興勢力はストレイトガールスマートオリオンだが、ともに前哨戦が枠と展開にも恵まれた印象が強い。

まず、シルクロードS
逃げたレディオブオペラは前半3Fが34秒1で上がり3Fが33秒7という超のつくスローペースで2着。
勝ったストレイトガールは絶好の2番枠でレディオブオペラの直後から上がり3F33秒0秒で差し切り。
行った行ったの楽な競馬だったと言える内容。

オーシャンSスマートオリオンストレイトガール同様に内枠を最大限に生かし内目の伸びるところを通って差し切り勝ち。馬場と展開を考えれば2着のスノードラゴンの内容の方が濃い。

前哨戦の中でもっともレベルが高いのは阪急杯だろう。
前半3Fが33秒8、上がり3Fが35秒8という1400mではなく1200mに近い流れ。
開幕週の利があったとはいえ、このハイペースを押し切ったコパノリチャードは強い。

ただ、それ以上にこの流れの中、馬群をなかなか捌けずに苦労しながらも差してきた2頭、サンカルロレッドオーヴァルコパノリチャード以上に次への期待を抱かせた。

取捨が難しいのはハクサンムーンだが、いくら6・7分の仕上げとはいえ、なんの抵抗もなく止まってしまった内容から立ち直るにはまだ時間がかかると判断、また人気と馬券的な妙味を考えて「捨」を選択した。

 川島康孝の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

3

4

7

18

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

4

相手

1

3

7

18

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

3

相手

1

4

7

18

24通り 各100円

川島康孝の見解

後方待機組が上位を独占した先週のファルコンSを始め、今の中京競馬場の芝コースは、とにかく差しが決まる。ハクサンムーンコパノリチャードレディオブオペラなど快速型がズラリで、超ハイペースまで予感させる流れ。このレースも展開利は間違いなく差し・追い込み組だろう。

スノードラゴンに白羽の矢を立てた。前走のオーシャンSは、実に3歳春の橘S以来25戦ぶりの芝。人気薄での好走となったが、1頭だけ伸びてきた内容からも決して展開が向いたわけではなく、フロックとは思えない。デビューから3戦は芝で好走。父アドマイヤコジーン・母の父タヤスツヨシの血統背景からも、本来の適性はダートより芝の可能性さえ秘める。

最終週で内が荒れれば、馬場の真ん中あたりが一番伸びた先週から、今週はさらに外へシフト。17番枠も好材料だろう。普通に外を回れば、まず包まれる心配もない。

相手も難解。上位人気馬の強さは認めても、今回はとにかく展開がカギ。先行勢は思い切って評価を下げた。

厳選予想 ウマい馬券