昨年の豊明Sを勝ったのが、今年も出走予定の○プリムラブルガリス。今年も同じ調教タイプで出走なら、すんなり中心視するつもりでしたが、昨年が乗込坂路に対して、今年は一杯平均坂路。ラスト1Fが最速になるラップを踏めている点は昨年と同じなので、勝つチャンスも十分にあると思いますが、調教タイプの変化で評価を下げています。

　中京芝1400mの舞台を標準多め坂路で勝ったことがあり、今回も標準多め坂路で出走したのが◎ロードガルーダ。前走時も馬券総合倶楽部のコラムで取り上げましたが、ベストは1400mでしょう。中京芝1400mの浜松Sで負けていますが、当時と今回は追い切りのラップの踏み方が違います。

　賢島 (1着)　13.9→13.3→13.1→12.8秒
　浜松S(6着)　13.8→14.0→12.6→12.4秒
　豊明S(今回)　14.8→13.7→12.3→12.2秒

　賢島特別と豊明Sは、徐々にラップタイムが速くなり、ラスト1Fが最速になるラップの踏み方になっています。しかし、浜松Sは1F目から2F目で0.2秒遅くなっています。これは「最初の1F目を行きすぎた」ということで、抑えた結果、2F目のラップが遅くなったもの。要するに折り合いを欠いた追い切りだったということです。

　今回は賢島特別よりも緩急のついたラップ。ラスト2Fは、よりしっかりした動きになっています。加えて、最終追い切りの内容は池江泰寿厩舎の勝負調教。これに基づけば、同厩舎3頭出しで狙えるのはこの馬。とにかくここは絶好のチャンスです。

1.ノーブルコロネット
今回：標準多め坂路
前回：一杯平均坂路

2.ビキニブロンド
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

3.トーセンソレイユ
今回：標準多め併用
前回：馬ナリ平均併用

4.マイネルアダマス
今回：標準少めトラック
前回：標準少めトラック

5.モグモグパクパク
今回：標準併用
前回：標準少め併用

6.アグネスウイッシュ
今回：標準トラック
前回：一杯平均トラック

7.ハーキュリーズ
今回：標準多め坂路主体
前回：標準多め併用

8.ロードガルーダ
今回：標準多め坂路
前回：乗込坂路

9.マルタカシクレノン
今回：乗込坂路
前回：乗込坂路

10.サニーヘイロー
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

11.デンファレ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック

12.プリムラブルガリス
今回：一杯平均坂路
前回：標準多め坂路

13.サマールナ
今回：標準少め併用
前回：馬ナリ平均坂路

14.トゥザサミット
今回：標準坂路
前回：標準トラック

15.ターニングポイント
今回：標準少め併用
前回：馬ナリ平均トラック

16.ダノンウィスラー
今回：標準併用
前回：標準少め併用

17.ドリームトレイン
今回：標準併用
前回：標準多め併用

18.アイムヒアー
今回：乗込併用
前回：標準トラック

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

１番：好馬体。軽ハンデで通用。
３番：しなやか。ハンデだけ。
18番：馬体絞れた。

【追跡】トーセンソレイユはOPにあがるまでは追跡。前回の垂水Sは1000m通過が1分0秒4のスロー。引っかかり気味でハミが抜けず、内か外か。進路に迷ったぶん、3着に取りこぼしてしまったが、エルフィンS一気差しの実績。二走前の1分44秒9・上がり32秒9は、どう見てもOP級。1400mのほうが流れに乗りやすいし、たぶん仕掛けどころも選ばない。

57キロが未体験のぶん、対抗にとどめたが、プリムラブルガリスは昨年の豊明Sの勝ち馬(去年は距離はマイルだった)。モグモグパクパクは58キロを背負って1000万を楽勝。OP実績はダテではない。57キロなら昇級でも。格上挑戦になるが、ノーブルコロネットのポテンシャル。勝ち味には遅いが、ハーキュリーズは現級で高値安定。サマールナは、阪神牝馬S・1分20秒5、0秒2差の前走にみどころ。

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【上位拮抗】サマールナの前走の阪神牝馬Sは勝ち馬に0秒2差(6着)に食い下がった。自己条件の2走前は重馬場で2着と好走しており、適クラで巻き返す。ハーキュリーズは昇級後も安定したレースぶり。馬場が少々渋っても対応できる。トーセンソレイユは2走前に現級勝ち。距離短縮への対応がカギ。モグモグパクパクの前走は2階級降級で着差以上に強い競馬。昇級も問題ない。ドリームトレイン、プリムラブルガリス、ロードガルーダを押さえる。

【小波乱】サマールナには好条件が並ぶ。持ち味を生かす。プリムラブルガリスは末脚確か。距離短縮を味方にトーセンソレイユが迫る。

　ハーキュリーズは気を抜く面があってなかなか勝ち切れないが、このクラスでも内容は安定。ブリンカー効果で集中力が途切れなければもうひと押しが利いていい。

　相手は、このクラスでも能力上位のモグモグパクパク、決め手あるトーセンソレイユが有力だが、マルカタシクレノン、プリムラブルガリス、サマールナ、ドリームトレインにも注意が必要。